雨に唄えば
まったく学校関連の話をしないミニ華がぽつりと語りだす。秋口のまだ暑さが残っていたころのお話。(だいぶ前の話をなぜ今ごろ…)
午前中から曇天で、下校途中からとうとう雨が降りだした。
ランドセルのなかには折りたたみ傘がある。
「あ~いちいち傘出すのめんどくせぇな~😃い~や~濡れて帰っちゃえ~😃」
とミニ華はずぶ濡れになりながら通学路を歩いていた。
と、駅前の交差点にさしかかる。この交差点を渡って坂をのぼればすぐに家のマンションという場所だ。
信号待ちをしていると、制服を着た高校生ぐらいの知らないお姉さんがミニ華に声をかけてきた。
「よかったら使って☺️」
と傘をさし出す。(ビニール傘ではなくてちゃんとした傘)
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知らないお姉さんに突然声をかけられた
超シャイのミニ華は固まった
(ドラクエ風に読んでね)
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サッとうつむき黙ってふるふると首を横に振る。
「わたしは家が近いから大丈夫☺️」
とお姉さんは言ってくれる。
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自分も家が近いから必要ない。しかも折りたたみ傘を持っている。とは言えずに
黙ってうつむいたままふるふると首を横に振る。
信号が青に変わり、逃げるようにして家に帰ってきたらしい😂
お姉さんお気遣いありがとうございます🙏