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【読書】世界一楽しい決算書の読み方(大手町のランダムウォーカー)

昨年度、管理職になるにあたって受験した、管理職登用試験。

その試験範囲の1つに「財務・会計」があった。
それまでの会社員生活では接してこなかった分野である。

なじみのない会計用語や特有の考え方、表・数字のオンパレード・・・

登用試験の受験が決まってから、
ひたすらテキストを読み込み、なんとか試験には合格したものの、暗記で乗り切った感が否めなかった。

実際、自社の有価証券報告書を見てみても、どう読めばよいのか、さっぱりわからなかった。

そして今年度。

会社を退職し起業準備を進める中で、そのことに薄々危機感を感じていた。

経営者になったけど…財務諸表読めないとやっていけないよなぁ・・・
でも、どうやったら読めるようになるの??
見当もつかない。。


そんな危機的状況を打破する1冊の本に出会えた。noteで見かけた記事で紹介されていた本である。

大手町のランダムウォーカーさん著・『世界一楽しい決算書の読み方』。

昨日購入して、夕食後から読み始め、寝る前には読み終わっていた。

まず、このことが純粋にすごいと思えた。

というのも、少し前に簿記の勉強をしようと購入した本があるのだが、そちらは途中でドロップアウトしていた・・・
そのため、会計に関する本を最後まで読めたことにまず感動した。

しかも、ただ本を読み終わったというより、
しっかり記憶に定着している実感がある。

実際、今日楽天で買い物をしたのだが、
その際、昨晩学んだ楽天の財務諸表の話が
頭をよぎったのである。

私の買い物が楽天の財務諸表にこう影響して・・

というイメージが自然と頭に浮かんできた。

おそらく、本書を読んだことで、自分からは遠い話だと思い込んでいた「財務・会計」が、自分ごととして捉えられるようになったのだと思える。

本書について、特にいいなと思ったのが次の3点である。

  • 登場する会社が実在の身近な会社ばかりなのでその会社のビジネスをイメージしやすいこと

  • それらの会社の財務諸表に関するクイズを解くことで、B/S、P/L、C/Sの読み方が自然と理解していける構成になっていること

  • 登場人物4名が、相談しながらクイズの答えを導き出すという会話形式で話が進んでいくので、読みやすく、記憶に残りやすいこと

これらの特徴があることで、さくっと読めるのに
記憶に定着しやすい本となっている。

*登場人物4名とは、
 学生くん・営業さん・投資家さん・銀行員さん
 である。バラエティに富んだ人物たちの話も
    勉強になり、本当に出会えて良かったと思う😊

まとめ

「財務・会計」の基礎知識を学んだだけでは
決算書を読めるようにならなかった私。
そこに一筋の光を与えたくれたのが本書である。

著者の大手町のランダムウォーカーさんの言葉に

決算書を読む技術を磨くには、
「とにかく量をこなす」ことが一番重要です。

という言葉があったので、
本書で学んだことをベースに、これからもいろいろな企業の財務諸表を見ながら、決算書を読む技術を磨いていきたい。

※2022年6月に、『世界一楽しい決算書の読み方【実践編】』が出たそうなので、まずは実践編を読もうと思います!


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