【失敗談】コロナウイルスのせいで投資信託が一週間で20万溶けました...
※この記事は、旧ブログPermanent-Tilの2020年2月2日の記事を加筆修正した上でnoteに再投稿したものです。
おはぎゃあこんにちは、yukito ohiraです。
2019年終わりまでは世界経済はかなり順調だったのですが、先日、コロナウイルスの不安により日経、世界経済ともに暴落しました。
日経平均はいっときは23000円を割り込むまで落ち込ましたが、個人資産の9割を投資信託で持っていた自分には...
その損失額なんと一週間で20万円。
こういったとき、インデックス投資戦略ならどうする?
寝る
短期の下げに対してインデックス投資家ができることはありません。
なので株価を忘れて寝ましょう。
なお、一部の調査結果では「インデックス投資で最もパフォーマンスが高かったのは、まず死んでいる人、次に運用していることを忘れている人」という結果が出ているそうです。
嵐はいずれ去ることを信じて寝ましょう。
仕事に集中する
短期の下げに対してインデックス投資家ができることはありません。
ほとんどの人は本業を持っていると思いますが、株価を忘れて仕事に集中しましょう。
良い食事と適度な運動
短期の下げに対してインデックス投資家ができることはありません。
良い食事と適度な運動で身体を健康に保ちましょう。
暴落しているときに相場儲ける方法ってないの?
一応あります。が、リスクが大きいです。
空売りをしかける
株や日経平均先物の空売り(売りから入って、後から買い戻す)を行えば暴落相場で利益を得ることができます。
「高く売って、安く買い戻す」という方法です。
ただし、下がるはずと思って空売りをしかけた後に逆に株価が上がってしまった場合、高く買い戻さないといけないので損をします。
チャートの見極めというトレーダーのスキルが要求されます。
株価変動の逆に動くインバース投資信託を買う
株価変動の逆に動く投資信託なんてあるのでしょうか。
あります。インバース投資信託がそれです。
インバース(Inverse) とは「逆の、反対の」という意味で、上場投資信託は特定の指標に連動することを目指して運用され、上場されている投資信託(ETF)を指し、インバース型ETFとも呼ばれます。
インバース型上場投資信託が連動を目指す指標は、 原指標の日々の騰落率のマイナス○倍となるよう計算された指標です。例えば、日経平均株価の日々の騰落率の-2倍となるよう計算された指標である「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動することを目指すインバース型上場投資信託では、株価が下がったときにより大きな利益が得られます。先物・オプション取引などを活用して、対象とする指数の逆の値動きの2倍の収益を目指すので、投機的な短期売買を行うのに適しています。(引用: インバース型上場投資信託│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券)
ただし、これも「投機的な短期売買を行うのに適している」投資信託商品であり、長期投資には全く向いていません。
株価が下がるほどインバースの値段は上がるわけですから、日経平均が高くなればなるほどインバースの値段は下がって損失を出します。
この投資信託を長期で持つということは「日本経済の壊滅に賭ける」ポジションを取っている、ということになります。
いずれの場合も短期的利益を取る方法であり、長期投資のインデックス投資にはそぐわない
暴落時に儲ける手法の2つとして「空売り」「インバース投資信託の買い」を挙げましたが、いずれも短期的利益を取る手法です。
長期的にインデックスを保有する本質は
・世界の経済は波こそあれ、必ず良くなっていく方向に動く
・世界は前よりも良くなり続けるのだから、売却するタイミングなど無い。永久保有。
・世界全てに分散投資して不確実性を殺す
であると思っていて、空売りやインバース投資信託は全く逆の発想になります。
なので、あなたがもしインデックス投資を志すのであれば、余計なことをせず株のことは忘れて今日も寝ましょう。
インデックス投資戦略なら絶対にやってはならないこと
あわてて損切り
短期の暴落で狼狽して投信を手放すのは最もやってはいけない行為の一つです。
高く買って安く売って手数料も払う。もしNISAやつみたてNISAを利用していたら、売ったところの枠は再補填されませんから、貴重な非課税枠を無駄にしてしまいます。
ちなみに私は怒りの追加投資(ナンピン)をしました。これもドルコスト平均法のセオリー(毎月定額を積み立てる)から外れているのであまり良い方法ではありません。。。
忘れて寝ましょう。
まとめ
・短期の値動きで大損をこくことはインデックス投資家には避けて通れない道
・それでも世界全体は成長するんだという前提を持って分散投資し続けよう
・暴落相場で仕掛ける方法もあるが基本的には投機
・世界が成長するなら株価もいずれ戻るので、損切も基本なし。NISA枠は有効に活用しましょう。
追記:2020年は結局こうなりました。
関連書籍
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