19/3/18 スポーツニュースPickUp
では、スポーツをさせれば、体力も運動能力も身に付くのかといえば、私は必ずしもそうではないと思います。スポーツは成長期を終えた大人が楽しむために考え出されたものが多く、例えば、利き腕の使用頻度が高いなど、体の特定の部分を中心に使うケースが目立ち、その箇所だけが発達することも多いのです。
また、スポーツでは指導者にもよりますが、子どもたちは「やらされる」ように感じることも多くあります。一方、遊びは自分から「ワクワクドキドキ」と感じるものに自発的に取り組むものです。この違いは、脳の発達にも影響を与えます。
体を動かすのは、心身のリフレッシュにもいいですし、学業にもプラスの影響があると思います。また、子供の頃から体を動かす習慣があると、大人になっても運動習慣が身につきやすいです。一方で、体育の授業がきっかけで運動嫌いになることも少なくないので、ここも工夫の余地があると思います。いずれにせよ、思いっきり走って動いて遊べる環境が、もっと増えていってほしいです!