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本はそこに存在するだけでいい
引っ越しに向けて荷物の整理を始めている。
とにかく本が多い。私は書店に行くのがほんっっっっとうに好きで、去年の夏なんか毎日書店に通って本を買っていた。駅ビルにある大型書店から最寄りにある小さな書店まで、書店に行けば、そこには静けさがありいつでも安心できる。都会の喧騒に疲れた時の避難場所でもあった。
気になった本は厳選しつつもだいたい2~3冊買うので、いくつか積読になってしまう本がある。でも「積読は現時点での知的好奇心を表している」という記事を読んで、積読を前向きに捉えるようになった。
実際に本棚を眺めてみると、読んでいない本も含めて、「去年の冬は〇〇に悩んでいたんだな」とか「この本に元気をもらって就活乗り越えられたな」って当時の自分を振り返ることができる。
積読は過去の自分を垣間見れるアルバムのようなものなんだな〜
最近出版区にポインティが出演している動画を見た。
「書店に行くのは仕入れで、家にmy書店を作っている」というポインティの言葉に改めて積読って素晴らしいと実感した。そうだよね、私たちは仕入れに行ってるんだよね。
本棚を見ると、その人の思想を間接的に感じることができる。
友人宅に訪れた際、許可を得て本棚を見るのだけれど、本当に人それぞれで見るのが楽しい。似た感性だと思っていた友人でも、意外とそういうことに興味があるんだと驚きもある。
本棚は人との関係を近づけるものなのかもしれない。
購入した本たちって現時点で読んだとしても読んでいなかったとしても、自分を表す存在で、自分の拠り所なんだと思う。だからもう存在しているだけでありがたい。ほっとできる。
これからも積極的に書店で本を買って、私もmy書店を充実させていきたい。
p.s.
引っ越しの準備によって読みきれていない本が山のように発掘された。春休みはmy書店から本を選ぶようにしようと誓ったのである。