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「The Voice Thailand」から学ぶタイの方言

原題:เดอะ วอยซ์ ไทยแลนด์ 2024
英題:The Voice Thailand


あらすじ

オランダ発祥のオーディション番組「The Voice」はアメリカやイギリスでも行われ、世界的に人気だそうです。タイでも放送されるようになり、今年の「The Voice Thailand シーズン9」はNetflixでも視聴可能となりました。
2023年には日本でも実施されたことがあるようですね。

挑戦者たちの歌を聴く中で、「南タイのいいアクセントがあるね」や、「イサーン地区っぽいね」など、タイの方言に関するコメントがよく見られます。
タイ語初心者の私には全く聞き分けできないですが。

タイの方言

日本と同様に、タイも地域ごとの方言があり、73の方言があるそうです。
タイの人口の90%弱がタイ語を話しますが、そのうち33%のみ一般的なタイの標準語を母国語として使っているようで、それ以外は自身の地元など、他地域の方言を話しているそうです。

方言の種類

大きく4つに分けることができるみたいです。

1 中央タイ語
バンコクで耳にする標準語です。
学校で教わり、政府やメディアでも使われる一般的な方言ですね。

2 北部タイ語
チェンマイなど、タイ北部で話されており、ランナー語やチェンマイ弁とも呼ばれています。
古代ランナー王国とも関連しているようで、歴史が豊かだとか。
独自の文字と特徴的な音声があるそうです。

例えば標準タイ語で女性は文末に「カー」とつけるところ、北部の女性は「ちゃーお」を付けます。
「ありがとう」の「コップンカー」が「コップンチャーオ」になります。

3 東北部タイ語
イサーンなど、タイ東北部で話されており、イサーン語とも呼ばれております。
ラオスに近いことから、言葉や語彙、発音などの特徴がラオ語と近く、まったく別の言語として考えても良さそうです。

例えば標準タイ語で「はい」や「そうです」は「チャイ」ですが、
イサーン語では「メーン」
になります。

4 南部タイ語
プーケットなど、タイ南部で話されており、中国語やマレー語など、多言語から影響が大きく、多文化的特徴があるそうです。
ちなみに貿易が盛んだったからか、商売気質な方が多いのか、話すのが早いらしいです。

タイ人ですらも、他の地域の方言は何を言っているのか分からないこともあるらしいので、
タイの地方に遊びに行く際には、それぞれの方言で挨拶など覚えておくと良さそうですね!

ご一読いただきありがとうございました。

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