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【JKから見たなでしこリーグ】第3弾 ~ボランティアから知ったなでしこリーグの現状~
私は今年の5月、初めてなでしこリーグを観戦した。
その後、ご縁があり、日体大FIELDS横浜のホームゲームの6月・10月・11月の3試合でボランティアをさせていただくことができた。
なでしこリーグを初観戦したことやボランティアからなでしこリーグの現状を知ることができたり、今後変えていかなければならないことがわかった。
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お久しぶりです。
大学の受験も終わり、合格も決まって一段落したところで、6月に続き、日体大FIELDS横浜のホームゲームラスト2試合でボランティアをしてきました🙋🏻♀️
1試合を観戦し、3試合でボランティアをさせていただき、知ることができたこと、学ぶことができたことなどをまとめていきます。
文章や言葉遣いがおかしな部分があれば、アドバイスをお願いします🙇🏻♀️
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●同じ1部のチームでも様々な面で差が激しい
私がボランティアとして関わらせていただいた日体大FIELDS横浜は、なでしこリーグ1部で唯一の大学のチームだ。このチームには、大学生だけではなく、日体大の卒業生も所属している。
大学生が主体のチームであるため、お金の面でも苦戦があり、スタッフの多くは学生だ。
なでしこリーグは、Jリーグが主になっているチームから大学生が主体になっているチームまで様々なチームが所属している。
そんななでしこリーグの1部のクラブを比較し、わかったことが2つある。
①チームによって観客数が全く違う
私が独自で今シーズンのなでしこリーグ1部・18試合の平均観客数を調べた結果、1試合約1,340.4名の方々が来場していることがわかった。
昨シーズンは1試合平均約1400名ということから、昨シーズンよりも減少していることがわかる。
次に、各チームの平均観客数を調べた。
図1
図1を見てもらうとわかるように、INAC神戸が約3044.9人と断トツの観客数を誇っていることがわかる。
2位には約1,90.3人で浦和レッドダイヤモンドレディースが、3位には約1708.7人でAC長野パルセイロ・レディースとなった。
2位・3位の浦和・長野と1位のINAC神戸を比べると、約300人も観客数が違うことがわかり、INAC神戸の集客がどれだけすごいのかがわかる。
一方で、平均観客数が1,000人に満たないチームが10チーム中4チームもある。この中には、Jリーグの男子チームが主体となっているアルビレックス新潟レディースも含まれている。
私がボランティアをさせていただいた日体大FIELDS横浜は約540.7人でリーグ最低の観客数となってしまった。
これだけリーグの中でも観客数に違いが出てしまうのは、初めに述べたようにお金の問題が一番関係していると私は考えている。
お金があるチームは多くのイベントを起こせたり、スタジアムグルメも充実させることができる。また、イベントを運営するスタッフを雇ったり、試合を宣伝したりする費用もあるのだろう。
そんな中で予算が少ないチームはどうするべきなのだろうか。
一番お金をかけずに集客をする方法はSNSでチームの情報を発信することだろう。
SNSで発信するにしても、ただ試合開催情報を並べるだけではなく、
「どこで開催され、どのようなイベントが行われるのか」
「注目選手は誰なのか」
「相手はどのようなチームなのか」
といった具体的な情報を投稿することがカギになるのではないかと私は考える。
例として良いのは、アルビレックス新潟レディースや浦和レッドダイヤモンズレディースのツイッターのような投稿だ。
🍛🍛#なでしこグルメ🍛🍛
— アルビレックス新潟レディース (@albirexL) October 25, 2019
明日の #ベガルタ仙台 戦 のなでしこグルメは、#川村優理 選手&#上尾野辺めぐみ 選手考案の『#ハヤシBIGバーグ』です。ハンバ〜グ♪が…❗️
ホーム最終戦、#田村屋キッチン へGO☝️#アルビレックス新潟レディース #アルビレディース#albirexl#五十公野#13時キックオフ pic.twitter.com/Pa3ZONq5fC
ホームゲーム最終戦まで、あと3️⃣日❗️
— 浦和レッズレディースオフィシャル (@REDSLADIES) October 24, 2019
🏆なでしこリーグ第17節
🗓10/27(日)
🆚伊賀FC
🕑14:00キックオフ
🏟浦和駒場スタジアム
🎟 https://t.co/q5V7Hgv71n#urawaredsladies#浦和レッズレディース pic.twitter.com/Pi6ZUnRP9o
この2チームの投稿のように、動画を使って選手が試合日に行われるイベントについて宣伝したり、人文字など、少し話題性があることをしたりすることで、サッカーが好きな人や知らない人にも少し興味を持っていただくことができるのではないかと私は考えている。
なでしこリーグは知ってもらうことが第一の課題だろう。
Jリーグを観に行くけれど、なでしこリーグは観に行ったことがないという人は少なくない。このような方々にどのようにして女子サッカーに興味を持っていただくかがカギとなる。
もっと多くの方になでしこリーグ、これからできるプロリーグを知っていただくためにも、日本サッカー界・女子サッカー界・サポーターが一丸となって何か行動に移すことができればいいと考えている。
②グッズの種類差
私は日体大FIELDS横浜の試合を観戦するまで、グッズはほぼ無いのだろうと思っていた。
しかし、実際にスタジアムに足を運んでみると、タオルマフラーやガチャガチャ、Jリーグではあまり見ない写真集までもが販売されていた。
また、最終節には選手のサイン入り写真も販売されており、思っていたよりもグッズの種類が多くて驚いた。
しかし、もっと驚いたことは日体大FIELDS横浜の最終節の相手・アルビレックス新潟レディースのグッズだった。
私が驚いたのは、グッズの豊富さとアウェイでもグッズを販売していたことだ。
【アルビLグッズ出張販売】
— アルビレックス新潟レディース (@albirexL) November 2, 2019
会場2Fコンコース「日体大FIELDS横浜横丁」内 にて実施中😆
各種アイテム取り揃えていますので、ぜひお気軽に足をお運びください✨#albirex #albirexL #enjoyfootball pic.twitter.com/7rzhzj8xLe
アルビレックス新潟レディースはクラブ内に『グッズを開発するスタッフ』がいる。
また、グッズ担当者がJリーグのアルビレックス新潟と同じであると考えられるため、Jリーグの方で人気があった商品もレディースで販売することができる。
このような点がJリーグの男子チームが主体となっているチームの良いところだろう。
一方で、日体大FIELDS横浜のグッズは、『BLUES』というオフィシャルサポーターズクラブとチームが協力して、企画・製作・販売を行っている。
そのため、アルビレックス新潟レディースのような『グッズ』を主に考えられるスタッフはいない。
様々な種類の専門性のある部署を作ることができれば、もっと多くのお客様のニーズに応えることができたり、もっと魅力的なチームを作ることができるだろう。
これを各チームに普及させるには、なでしこリーグやこれからできる女子プロリーグにお金をかけていただくことだ。
優勝賞金を上げるだけでなく、チーム強化費や育成費など、金銭面を充実させていただきたい。
ただ、金銭面では限りがある。
【お金】に頼りすぎないためにも、多くの方に興味を持っていただけるリーグ作り・チーム作りが今後のなでしこリーグの発展に大きくかかわってくるだろう。
また、金銭面で余裕のあるチームは、イベントに力を注いだり、地域でファンサービスをしたりすることが集客や人気を左右するだろう。
今年は、初めてなでしこリーグを観戦し、3試合でボランティアをやらせていただくことができ、私にとって今後に役立つ大きな経験となった。
また、なでしこリーグの現状や直面している課題も少しではあるが知ることができた。
来年以降は、【知る】だけではなく、この知ったことを生かし、行動し、現状を変えていくことができればいいと思っている。
日本女子サッカー界では、プロ化がされることも決まり、今後に期待がかかっている。
プロリーグの人気を得て、それを継続していくとともに、残るなでしこリーグの人気も上げていきたい。
私事ではあるが、4月から大学生活が始まる。
大学で学んだことを生かし、日本女子サッカー界や日本サッカー界に還元していきたいと思っている。
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書くのが遅くなり、本当にすみません🙇🏻♀️
今年はなでしこリーグでボランティアをさせていただけたことで、Jリーグしか見ていなかった私の視野を広げることができました!
上記していますが、4月から大学生活が始まります。
私が進む大学は、スポーツマネジメントのほかにもマーケティングを学べる大学です。
この大学で学ぶこと、体験したことをしっかりと身に付け、これからはもっと深くなでしこリーグや日本サッカー界に関わっていきたいなと思っています。
皆さま、閲覧ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします💁🏻♀️