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【歌詞】茜色のシルエット【Lyrics Palette No.043】

―― 作詞した歌詞をつらつらと。
▼思い出や日常、希望をお聞かせください。その想いを詩にいたします。

歌詞

茜色の空 街を染めていく
金木犀の香り 秋を告げる
あの日と同じ帰り道なのに
もう君の姿はない

ポケットの奥の使い古した定期入れ
色褪せた写真 君と笑う
あの頃の僕らは無邪気で
未来だけを見てた

秋風は記憶の羽根 優しく頬を撫でる
鮮やかに蘇る
夕焼けの帰り道
一人きり歩く
寂しさ募るけど
温もりも感じる

変わっていく景色 変わらないもの
あの日の約束 胸に抱きしめて
もう君の声は聞こえないけど
心は繋がってる

茜色の空 涙こらえて
強くなりたいと願うけど
あの頃の僕らは弱くて
すぐに泣いていた

秋風は背中を押す
ゆっくりと前へ
夕焼けの帰り道
一人きりじゃない
君がくれた勇気
胸に刻んでる

茜色の空 明日を照らして
新しい朝が来る
あの日の僕らに伝えたい
ありがとうさよなら

秋風は心を繋ぐ
君の笑顔思い出す
夕焼けの帰り道
一人きりだけど
寂しさも温もりも
全部抱きしめて歩く

君のいない未来を
歩いていくことは
きっと寂しいけれど
それでも前を向くよ

茜色の空の下
新しい明日へと
君との思い出を
胸に抱きしめて


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