フレームワークを活用すること 〜診断士試験は無駄じゃない〜
中小企業診断士の受験生時代にフレームワークというのを多く学びました。例えば1次試験の科目であれば、企業経営理論であればPEST、SWOT、5F。マーケティングであれば4P、3C。運営管理であれば5S、ECRSなど様々なフレームワークがあります。これらは2次試験でも活用することが出来、抽象的な問題文から自分の回答の方向性を考える上でも大きく役立ちます。
ではこれらのフレームワークというのは中小企業診断士になってからの、コンサル実務でも役に立つものなのでしょうか。
答えは「とても役立つ」です。
というのも、フレームワークを活用するメリットは以下が考えられます
①MECEに漏れなく、ダブりなく、多角的に考えるのに活用できる
②フレームワークをもとに、顧客の事例に合うように具体的に考えていける
③提案内容が単なる思いつきではなく学術に則ったものになる
④仲間同士で相談しあう際の共通言語になる
など様々な場面で役立ちます。特にコンサルする際には瞬時にその場で意見を出すことが求められますので、このようなフレームワークを使える武器として持っていることが重要です。また、フレームワークは「知っている」だけでは不十分で「使いこなす」レベルになっていることも重要だと思います。
今、中小企業診断士試験を勉強している方は、合格率5%前後の難関な試験ですし、諦めたくなる気持ちもあるかと思います。私も何度も心が折れそうになりました。ただ、診断士になった今だからこそわかることとして、診断士試験で勉強したこれらのフレームワークはそのまま実務でも活きてくると思います。私自身、勉強していた当時はそこまで気づけなかったですが、今では「本当にいい勉強をした」と思えるようになりました。ぜひ、診断士を目指している方はこれからも勉強を続けて頂き、合格を勝ち取ってほしいです
私も診断士の立場として、もっともっと力をつけていき、これらのフレームワークを使いこなせるように日々努力していきたいと思います。