緊縛ショーに出るために必要な4つの○○力
皆さん、あけましておめでとうございます。
約1年半ぶりにnoteを更新します、縛り手のゆきすくりーむです。
(当たり前ですけどnoteの編集画面がめっちゃ進化している…)
緊縛を本格的に習い始めて2年半が経つ僕ですが、今年は緊縛ショーに引っ張りだこでした(自分で言うな)。どれくらい引っ張りだこだったかというと…こんな感じ。
緊縛やSMを専門としていない、歴2年そこそこの縛り手としては異様な出演数だと思います(自分で言うな)。僕は緊縛を始めて少し経った頃から「緊縛ショーに出てみたい」と思っており、そして2021年12月に新宿ニューアートで初舞台を経験させてもらった際にショーの魅力にどっぷりハマってしまったので「2022年はとにかく緊縛ショーに出まくる!!」という目標を立てていました。
その結果2022年は17本の緊縛ショーに出演ができたので、まぁ目標は達成できたと思います。そしてまぁこの異常な出演本数を観たときに「ゆきすくりーむってなんでこんなに緊縛ショーに出れてるの?」って疑問に持つ人もきっといるでしょう。答えは簡単です。暇だから(ry
そんな冗談はさておいて、僕がこれだけ緊縛ショーに出演できたのは僕がそれなりに「もってた」からだと思います。ということで今回は、ゆきすくりーむはいったい何を持っていたからこれだけ緊縛ショーに出られたのか?をちょっと解説していきたいと思います。
その⓪.ショーに出てくれるパートナー
自縛ショーでもない限り、一緒に出てくれる人が必要なのが緊縛ショーなので…そういう点では、こんな出演スケジュールに1年間付き合ってくれたパートナーには感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。
えっ、そんな相手がいない?
それはLunaに登録するか、こちらの記事を参照するかして頑張って探してください…。
その①.行動力
「緊縛ショーに出たい!」という思いを沸々と抱いていた2021年秋頃のゆきすくりーむは、どうすれば緊縛ショーに出られるかを考えていました。考えた結果、「緊縛ショーとかをプロデュースしている人に会いに行って、緊縛ショーに出たいんですってアピールしよう」という至ってシンプルな回答に行きつきました。
緊縛ショーのプロデューサーに会うためにはどこへ行けばいいのか…そうだね、緊縛ショーだね。ということで行ってきました、このイベントへ。
このイベントを選んだ理由は3つあります。
①. 演者がZIMAさんと麻雨さんという知り合いだったから
②. 割と小規模なイベントだったから
③. シンプルに前から気になっていて出たいと思っていたから
①と②の要素が含まれていることで、ほぼ100%、ZIMAさんからイベントのプロデューサーさんへ「おとなわさんの所で縄を習っているゆきすくりーむ君です」と紹介されると思っていました。そしてこの時点で僕は12月に、ZIMAさんが所属している一縄会主催の「New Age Circus」という緊縛ショーへの出演が決まっていたので、その話も出るだろうと確信していました。
その流れでうまくいけば「じゃあ次はここでのイベントに出てみる?(③)」とオファーを受ける、なんて妄想していたのですが、流石にそんなにスムーズにコトが運ぶことなんて……あったんですね。
イベント中に2022年1月30日に、読売ランド前床縄緊縛会に出演することが決まっちゃいました。このイベントで松本格子戸さんに出会ったことが、2022年の多くの緊縛ショーの出演に繋がります。
このnoteを読んで下さっている縛り手の中には、将来的に「緊縛ショーに出てみたい」と思っている方も少しはいるかと思います。「縛りを頑張って実力がついてくれば、見る人が見てくれていていつかオファーしてくれる」なんてことは残念ながらあまりありません。
無くは無いかもしれませんが、地道にコツコツ頑張り続ける必要があるので、出演までに結構時間かかると思います。
緊縛ショーに出るための第一歩は、プロデューサーの方に認知をしてもらい「緊縛ショーに出たい」とアピールすることです。なのでもし今、緊縛ショーに出たいと思っている人がいるのであれば、今すぐこのnoteを閉じて直近の緊縛ショーイベントをチェックしましょう。それくらいの行動力がまずは必要です。
その②.実力
プロデューサーの方などに存在を認知してもらい、且つ「緊縛ショーに出たい」とアピールをしたところで、勿論緊縛がそれなりにできなければショーには出させてもらえません。とはいえプロデューサーの方に実際に緊縛を見てもらう機会というのは…あんまりありません。
ではどうやって、自分の緊縛の技術をプロデューサーの方に認めてもらえるか?ズバリ「人伝」となります。僕の緊縛を見たことのある人たちからお墨付きをもらうことで「まぁ周りの評価は高いし、使っても大丈夫だろう!」と思ってもらえるのです。
私の場合は、先述したZIMAさん、そして私の先生であるおとなわさん、そして数々のSMイベントのオーガナイザーを務めている葵マリーさんの3名からお墨付きをもらったことが、様々なイベントへの出演に繋がっていきました。
読売ランド前床縄緊縛会でZIMAさんのショーを観に行った際に「今度一縄のイベントにも出てもらいますし、縄もうまいですよ」と私のことを紹介をして頂き、その話を聞いた松本格子戸さんが私の先生であるおとなわさんに連絡して、おとなわさんからも「大丈夫ですので使ってあげて下さい!」と後押しをして頂きました。
そして21年12月に出演した舞台で、葵マリーさんも僕のショーを評価(当時は粗削りも粗削りだったのですが、きっと可能性を評価してくれたのかと思います…!)して下さいました。
簡単にまとめると僕の場合は
・既に沢山の緊縛ショーに出ている人(ZIMAさん)
・緊縛の先生(おとなわさん)
・イベントのオーガナイザー(葵マリーさん)
この3名にそれなりに実力が認められたのが、大きかったのだと思います。
安全に縛れる技術、ショーとしてそれなりに魅せる縛りができる技術を磨くことは当たり前のことすぎるとは思いますが、その技術を誰にアピールしておくのか、誰に認められておくのかは、緊縛ショーに出るためには結構重要なポイントかと思います。
その③.集客力
いくら緊縛が上手くてショーができる実力があったとしても、あくまでも緊縛イベントやショーは興業です。会場を貸してくれる人、裏方さん、プロデューサーの方などなど…様々なプロフェッショナルな方が関わって下さることで、イベントは成り立っております。
そのためしっかりと集客して売上・利益を出すことも、当たり前に超重要です。集客はイベントに関わる人たちが一丸となって頑張る!!のは前提ですが、とはいえお客様は演者・演目を観に来て下さいます。そのため、演者が担っている集客責任というのは割と大きいと個人的には思っています。
というかプロデューサーの方の立場になって考えたときに、緊縛の実力が同じくらいであれば客呼べる方を使いたくなるのは当然ですよね。なので僕は22年初めてのショーである、読売ランド前の床縄緊縛会ではみんながビックリするくらいお客さんを集めようと企んでいました。
その企みは大成功。主には受け手で出てくれたNicoちゃんが頑張ってくれたのですが、22年12月にて3年の歴史に幕を閉じた読売ランド前床縄緊縛会史上、最もお客さんを呼べた回にすることができました。
この時のインパクトは結構大きく、「読売ランド前のイベントでめちゃくちゃ集客したやつがいる」という噂が緊縛界隈に広まったとか広まっていないとか…。この時に「ゆきすくりーむは集客できる」という、パフォーマーとしては超重要な認知をして頂いたのが、この後の出演ラッシュへと大きく繋がっていきます。
なので緊縛ショーに出る、出続けるためにはある程度の集客力も非常に重要なポイントになるかと思います。シュウキャクダイジ。
その④.人間力
人間力というなんか壮大な言葉を使っておりますが、まぁ普通にコミュニケーションが取れることです笑
当たり前ですけどプロデューサーの方も人間なので、いくら技術があっていくら集客力があったとしても、人間的にできていない人やまともなコミュニケーションが取れない人、もっというと「嫌いな人」をわざわざ使おうとは思いませんよね。
その点僕はコミュ力の塊(自分で言うな)なので、有難いことに本当に色んな方に気にかけて頂き、そしてかわいがって頂いていると思います(本当にありがとうございます)。
コミュ力には自身が無い…というそこのあなた。ご安心ください。コツコツと努力して色んな人に認められれば、チャンスは必ず訪れます。もしそのチャンスを手に入れることができたのであれば
・集客できるかどうかはさておき、集客には全力で協力する
・事前の準備や提出物(音源など)は必ず期日通りに出す
・前日準備がある場合は積極的に参加
・当日も朝一に入って準備を手伝う
・自分の番でない時も積極的に運営のお手伝いをする(邪魔になるなら隅っこでおとなしくしている)
・お客様には元気に笑顔で感謝と挨拶
・出番が終わったらなるはやで自分の片づけを済ます
・撤収作業はスピーディーに動き回る
この辺をちゃんとできれば、必ずまたお声がけしてもらえます。見てる人はちゃんと見てくれています。緊縛ショーに定期的に出たいのであれば、関係者の人に「好かれる」行動を心掛けましょう。
最後に
ここまで書いてきていうことではないかも知れませんし、こんなことは言うまでもないことかもしれませんけど、緊縛ショーへの出演は、数ある緊縛の楽しみ方の1つでしかありません。
緊縛ショーに出てるからってすごいとかってことは一切ありません。プライベートで楽しむ、SMバーや縄会で楽しむ、緊縛ショーに出て楽しむ、というのは個人的には並列な関係だと思っています。
但し緊縛ショーへの出演は、個人で楽しむこと以上に障壁やクリアすべきことが多いので、このような形でまとめさせて頂きました。
「いつか自分も輝かしい舞台の上に立って、ゆきすくりーむさんみたいにカッコいいい縄を魅せたい」と思っている人がどれだけいるかは知りませんが、少しでも参考になれば幸いです。
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