脱!初心者縛り手を目指す人が意識すべき3つのポイント
どうも皆さんこんにちは!縛り手のゆきすくりーむです。
このnoteでは緊縛を始めて数ヶ月〜半年くらいの初心者縛り手が、縛り手として少しでも早く成長できるできるためのtipsを紹介しています。
さて今回は「脱!初心者縛り手を目指す人が意識すべき3つのポイント」というテーマで記事を書こうと思っているのですが、そもそも何ができなかったら初心者縛り手で、何ができたら脱初心者縛り手なんですかね…笑
まぁこれに関しては色々な意見があるでしょうし、勿論1つに絞ることはできないと思います。ただ個人的に重要だと思っているポイントの1つが「相手に合わせて自分の縛りをコントロールできるかどうか」です。若しくは「相手に合わせながら縛ろうとする意識を持てているかどうか」です。
大体縄を始めたての頃って自分のことで精いっぱいなんですよ。習ったことを頭の中で思い浮かべながら一生懸命間違えないように縄を運ぶ…。勿論これは大事なステップですし誰もが通る道です。
但し緊縛は相手(受け手)がいて成り立つコミュニケーションですので、常に相手を感じながら縛ることが、縛り手には求められます。
とはいえ「相手に合わせるとは言っても、相手に合わせるために自分の何を調整すれば良いのかが分からない…」という人もいるかと思いますので、今日はそんな貴方が意識すべき3つのポイントについて説明・解説致します!この3つのポイントは基本的に自分でコントロールができるものですのでご安心を。
この記事を読むことによって、相手に合わせて自分の縛りがコントロールできるという能力に関して「無意識的無能」から少なくとも「意識的無能」にまではステップアップできると思います。その後は実践を通じて「意識的有能」「無意識有能」にまで扱えるように頑張ってください!
その①.距離(遠いか近いか)
縛り手と受け手の距離ですね。
受け手の人は拘束されていて自分で自分の身体をコントロールできない状態にありますので、基本的に縛り手は、受け手に何かあった時(倒れそうとか)にはすぐに支えられる距離感にいることは前提ではあります。
とはいえ…緊縛に限ったことではないですが、距離感間違っている人とのコミュニケーションって何か不快ですよね。そこまで関係構築できていないのに満員電車くらいの距離間で密着しながら縛ってこられると、引いてしまう受け手さんもいるかもです。
なんとなくですが3段階くらいの距離感を意識するといいのかな?と思います。
遠め:受け手の身体全体が視界で捉えられる距離
普通:受け手の半身が視界で捉えられる距離
近め:受け手の身体の一部(顔とか)が視界で捉えられる距離
僕は相手との関係性や縛りのプロセスの中での緩急をつけるために、大体この3段階を行ったり来たりしながら縛っているかと思います。皆さんも是非意識してみて下さい。
その②.緩急(速いのかゆっくりなのか)
講習会とかでは一応「後手縛りを○○分以内で!」というタイム設定はしているのですが、早く縛れるのと同じくらい「ゆっくり」縛れるかというのも実は重要だったりします。
但しこのゆっくり縛る(チェンジアップ)を活かすのは早く縛れる(ストレート)ことだったりするので、まぁどっちも重要なんですわ。
で、この緩急はどう使い分けてコントロールするのが良いのか…なのですが、僕は大体次の2つを意識しています。
①. 相手の呼吸に合わせて速くしたりゆっくりしたり
②. 縛る場所に合わせて速くしたりゆっくりしたり
①に関していうと、当たり前ですが受け手の方の呼吸は縛っていくにつれて段々と速く激しくなっていくので、ゆっくり(グラウンド)⇒だんだん早く(吊りの展開)⇒ゆっくり(解き縄)という感じになります。まずは受け手の方の呼吸に合わせて縄の緩急をコントロールすることを目指しましょう。
それができるようになったら「縛り手の縄の緩急で受け手の呼吸をコントロールする」という上級者への道が開けるかも…!?!?
②は単純に、縄と肌が触れる所はゆっくりと、触れにくいところ/若しくは触れても気持ちよくないところは速く、という感じです。一番分かりやすいのは後手縛りで、胸に縄をかける時はゆっくりと、背中で留を作るときとかは速く、って皆してますよね?アレのことです。
①にも関連することではあるのですが、縛ってて受け手さんが気持ちよさそうにしている箇所はゆっくりと時間かけて楽しんであげて、そうでもなさそうなところはサッサと処理する、そんなことを意識しちゃってください。
その③.テンション(キツイか緩いか)
緩急はザックリいうと縄のスピード、そしてテンションは縄の強さですね。
筋肉に縄がかかる上縄は少しキツめでも良く、橈骨神経にかかりやすい下縄は緩めの方がよい、といったように相手に合わせるどうこうより安全のためにテンションはコントロールができるようになるべきです。
後手の時(もっと言うと上縄と下縄の時)はめっちゃテンション意識できるのに、それ以外の場所では全然意識できていない人も多いと思います(講習会の時に教えてくれへんからやんけという声は無視します)。
基本的には上縄と下縄のルールと同じで、筋肉量が多い部分(太ももなど)はそれなりに強くてもよく、筋肉がなくて血管や神経が近い部分はそもそも縛るのを避ける、若しくは緩く「かける」ことが大事です。
この辺り、特に足縛りなんかはテンションめちゃくちゃ重要なので、何回かは自分で試してみるのも良いと思います。で、このテンションを相手に合わせて上手にかけられるようになるかは、それこそ一朝一夕ではできなくて、練習あるのみだと思います。
ただ漠然とテンションをかけるのではなく、「このポイントにこれくらいの強さで縛れば気持ちいだろう」とか「このポイントは強く縛ると痛いだろうけど後々展開したときにズレない程度にはテンションをかけよう」という感じで、常に縄のテンションに意思を加えることがめちゃくちゃ大事です。
で、その狙い通りのテンションで縛れているかどうかを後々受け手さんに確認したり、縄跡をチェックしたりしてみてください。それを繰り返すと、きっといつかテンションマスターになれます。
まとめ
どうでしょうか?
私の講習会の生徒の声をお借りすると「それができれば苦労しませんよ~」な内容だったかも知れません笑
但し少なくともこの記事を読んだことによって、何を意識すべきかは明確になったと思います。是非「意識的無能(意識してもできない)」の壁に何度も挑戦を続けて「意識的有能(意識したらできるようになる)」を目指してください。
偉そうにこんな記事を書いている僕も、まだまだな部分は沢山あるので一緒に成長していけると嬉しいです。
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