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断れない人から半年ほど短歌の会に誘われつづけ、ついに根負けして一回顔出すことになるという話

 ああ、タイトルで全部言ってしまいました。

 わたしのまわりに、わたしが文章書くことを知る人はいません。
 あれはネットの中のわたしだから。
 何かを書いたり、書評や小説を書いたりするわたしは、現実世界には存在していないのです。

 それについて、物足りないとか誰かにわかってほしいと思うこともありません。
 ネットがわたしの王国です。
 現実世界は、別に楽しくないわけではないけれど、パラレルワールドです。交わることもありません。

 なのになぜ、わたしを短歌に誘う?
 「できない」「興味がない」「時間がない」と繰り返しいうのに。
 絵の先生からの狙い撃ちでした。
 短歌の会合のお知らせをしょっちゅうLINEに送ってきて。
 ああ、もう根負け。
 短歌の会が若手がいなくて、という話らしいけれど、わたしのどこが若手やねん!

 実は一時期、別ルートで短歌の先生と知り合い手ほどきを受けたことはあるのですが、31文字って短すぎ!コンテンツ入りなさすぎ!と思って、すぐに脱落しました。800字前後じゃダメなの? 最近、140字でつぶやくのも短いけれど、文章の推敲練習として、これはちょうどいいくらい。

 それが、31文字。

 まあ、一度行ってみましょう。
 空気感だけ味わおう。
 合評なんて苦手だけど。

 社会勉強してこよう。

 というわけで、何首か前もって送るようにとのことなので、しばらく短歌を作ってみようと思います。

 今日の一首

  仕事終え 夕餉を食べて風呂済まし TikTokでホストクラブへ

 「身はひとつ 服はそんなにいらない」と バーゲンに並び母思い出す

 「迷ったら、両方買うの」と友がいう そうだね後悔よりも贅沢

  しばらくつづきます。


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