俳優・木村拓哉についての持論。「マスカレード・ホテル」を観て
昨年11月末から年末まで #NoteForMe という毎日noteを更新する企画に参加していた。
そして新たに週に1回noteを更新する #週1note に参加する。この記事はその1回目。
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1月の末に映画「マスカレード・ホテル」を観てきた。木村拓哉と長澤まさみの映画だ。
<あらすじ抜粋>連続殺人事件を解明する為にホテルに潜入するエリート刑事・新田浩介を演じるのは木村拓哉。そして、木村と共に事件の真相に迫る一流ホテルマン・山岸尚美を演じるのは長澤まさみ。次々と現れる素性の知れない宿泊客を、刑事として疑う新田と、ホテルマンとして信じる尚美。立場も性格も正反対、まさに“水と油”の異色のバディが、ホテルという非日常の特殊な空間で巻き起こる屈指の難事件に挑む!!次々と現れる怪しげな宿泊客。ホテルに潜入する刑事たち。宿泊客を迎えるホテルマンたち。誰が宿泊客で誰が犯人なのか!?究極の騙し合いに、あなたもきっと騙される!
2018年公開「検察側の罪人」でのダークヒーローで人間臭さのある木村拓哉も良かったが、この「マスカレード・ホテル」も良かった。
作りとしては、これまでよく木村拓哉主演の連ドラで使われていた手法を踏襲したもの。キムタクというキャラクターがある職業に就いたら?キムタクというフィルターを通してその職業のあり方を見たら?という映画だった。
パイロット、アイスホッケー選手、レーサー、検事、総理大臣など色々演じたなかの、今回はホテルマン。2時間という時間の制約があり、いきなり完璧なホテルマンをやるとキムタクというキャラクターが活きないため、刑事が潜入捜査として”新米”ホテルマンになる。
3つのストーリーで構成されており、
①キムタクの目線で、先輩ホテルマンである長澤まさみの姿からホテルマンとしてのあり方を表現
②長澤まさみから学んだキムタクがホテルマンらしく振る舞う
③これまでの伏線を活かしながら事件のラストへ
とスッキリ明快。
編集したり、話しを付けたししたらそのまま10話の連続ドラマにできるんじゃないかな。
ミステリーだけど、難しくもない。観ていて名探偵コナンっぽいとも思った。軽い気持ちで観に行けて、心地良い作品だった。
俳優・木村拓哉についての持論
さて、「マスカレード・ホテル」を観てきたことで、俳優・木村拓哉についての持論を話したくなったので主張を書く。
俳優・木村拓哉について世間で語られる際、必ず出る話題がある。
そう。「木村拓哉って何やってもキムタクやん」という批判だ。
言いたいことはよくわかる。
ただこれは本来称賛であるべき内容であって、批判であってはならないと僕は声を大にしていいたい。
そもそも僕らは、正義感に溢れた・キザでやんちゃな・負けず嫌いのカッコイイキャラクターの代名詞ともいえるキムタクを求めていたのではないか?
ポジティブでもネガティブでも観る人を惹きつけ、いくつもの職業の魅力を伝えるのに適し、実現できるキャラクターが他にあるだろうか?
いや、ない。
だからこそ、いくつもの主演ドラマで当たり前のように高視聴率をたたき出してきたのだ。それだけキムタクというキャラクターは最強で、世間に求められてきたのだ。
キムタクというキャラクターはどんな職業でも演じることができ、魅力を全面に出すことができる。でも、キムタクは木村拓哉にしか演じることはできない。
そう思ってやまない。