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『だから古典は面白い』:目次

『だから古典は面白い 』(幻冬舎新書)が3月26日に刊行されました。
こんな時こそ、古典の世界に救いと安らぎを求めましょう。
これは、目次の全文公開です。


はじめに:なぜ古典なのか? 3
本に囲まれているときが一番幸せ 3
空想図書館を作る 5
新刊書でなく、いつまでも輝きを失わない本 7
説得法なら聖書を、組織の経営なら『戦争と平和』を読もう 8
いまは、誰でも容易に古典を読める 9
読書の連鎖過程のための「きっかけ」を作ろう 10

第1章 ドラッカーを読むより聖書を読もう 21
1 ベストセラーを読みたいなら、まず聖書 21
2 イエス・キリストは、史上最強の説得者 24
3 イエスの説得力の秘密は比喩にある 28
4 「種蒔く人」のトリック 31
5 「一粒の麦」:麦が死ねば芽は出ないはずだが…… 34
6 「野の百合を思へ」のトリック 39

第2章 ビジネス書を読むより 『戦争と平和』を読もう 44
1 500人の登場人物が繰り広げる壮大なドラマ 44
2 ナポレオンの指令は実行されなかった 48
3 歴史の必然と人間の自由意志 54
4 老公爵はなぜ高等数学に没頭していたのか? 62

第3章 ノウハウ書を読むより『マクベス』を読もう 69
1 シェイクスピアでビジネスのノウハウを得る 69
2 魔女のテクニック①「聞きたいメッセージ」を発する 74
3 魔女のテクニック②信頼を獲得する 82

第4章 アンチエイジングでなく『ファウスト』を読もう 86
1 アンチエイジングの読書? 86
2 若返ったファウストは何をしたか? 91
3 時空を超える世界で、ファウストは何を求めたか? 99
4 言葉で表現できないものが成し遂げられた 104

第5章 アンナ・カレーニナの世界 114
1 一度読んだら忘れられぬいくつもの場面 114
2 『アンナ・カレーニナ』を読むと、何のためになる? 122
3 書きたいことは山ほどある 130

第6章 奇跡をめぐる聖書の秘密 143
1 『罪と罰』:ソーニャと「ラザロの復活」 143
2 『カラマーゾフの兄弟』:イヴァンと「大審問官」 152
3 『カラマーゾフの兄弟』:アリョーシャと「カナの婚礼」 160

第7章 歴史ほど面白い物語はない 168
1 日本史のクライマックス:日本海海戦 168
2 500年前、地球周航に挑んだ男 174
3 世界一の大金持ちになり損ねた男の話 187

第8章 現実にはありえない世界で遊ぶ 197
1 『宇宙戦争』:ビクトリア時代の火星人 197
2 偽の参考文献とマイケル・クライトンの思い出 204
3 全長50キロの宇宙船が太陽系に侵入 210
4 『指輪物語』には100回以上読んだ場面がある 218
5 キング中毒者の告白 231
6 『星の船』の続編を書いてみた 243

第9章 だから古典はためになる 254
1 よみがえった60年代ポピュラー・ミュージック 254
2 古典を読むほうが「効率がよい」 260
3 生産者の論理は消費者の論理と違う 262
4 プッシュされるものを聞くだけとはあまりに愚か 265
5 フィルターバブルとレコメンデーションから脱却しよう 268
6 宇宙を相手にする仕事と、人間を相手にする仕事 272

索引 281 



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