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「超」メモ革命                                            ―個人用クラウドで、仕事と生活を一変させる:全文公開 第1部第1-1章の2

「超」メモ革命』(中公新書ラクレ)が刊行されます。
5月7日から都心の書店で、5月10日から全国の書店で発売予定です。
これは、第1部第1-1章の2全文公開です。

2 第2歩―メモ用のアプリを選ぶ


メモの記入に適したアプリを選ぶ
 下書きメールを用いればかなりのことができるとはいうものの、本格的な情報管理は面倒です。それも当然で、もともとメールは、情報管理のための仕組みではないからです。
 そこで、第2歩として、情報をメールに記入するのではなく、メモの記入に適したアプリを選び、そこに記入することにします。
 私は Google ドキュメントを使っています。
Google ドキュメントをダウンロードするのが面倒であれば、スマートフォンにデフォルトで付いているメモ帳機能を用いても構いません。このほかに、Dropbox や Evernote などのアプリを使う方法もあります。要は、データをローカルな端末に置かず、クラウドに上げることです。
 なお、メモ帳を複数作ると混乱するので、一つにまとめるのがよいと思います。情報の格納場所は一つにすべきです。私は、『「超」整理法』(中公新書、1993年)で、このことを「ポケット一つ原則」と名付けました。

iPhone のメモでも「超」メモを作れる
 iPhone を使っている人は、iPhone にデフォルトで付いている「メモ」を使ってみましょう。これならすぐにできます。
 それによって、Google ドキュメントを使う場合と原理的には同じように、「超」メモを構築することができます。
 ただし、ウィンドウズ(Windows)PCから iCloud にアクセスするのは、やや不便と感じます。暫く使わないでいると、その都度パスワードの入力を求められたりします。そうでなくても、iCloud にログインする必要があります。ほんのわずかな手間ですが、面倒と感じます。
 また、iPhone のメモには、Google ドキュメントにあるような多彩な文章作成・編集機能はありません。iPhone のメモはどちらかといえば短いメモに適しており、原稿など長い文章の場合には不便です。そうした用途には、やはり Google ドキュメントを用いるのがよいでしょう。



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