写真メモを引き出す体系を作る
いまや、メモを取るための最も簡単な方法は、「写真を撮る」ことになりました(注)。
(注)自分が考えてることのメモであれば、音声入力です。
スマートフォンのカメラで、いつでもどこでも、簡単に写真を撮れるからです。
ついこの間までは、保存した写真がメモリやストーリッジの容量を消費することが心配でした。しかし、いまやその心配もなくなりました。保存した写真の容量をゼロにできるからです(『「超」AI整理法』、第1章の2、第3章の2,参照)。
われわれは発想を大転換する必要があります。
写真メモがとくに有効なのは、次のような対象です。
・紙に書いた手書きメモ。
・名刺は何枚かまとめて写真を撮っておき、実物は捨てる。後で必要になったときにグーグルレンズで必要な情報を取り出す。
・新聞記事も、重要なものは写真を撮って、実物は捨てる。かなり広い範囲の写真を撮っても後で読める。
・領収書も何枚かまとめて写真を撮る。
・記載情報が後で必要になるような書類 (健康保険証、銀行預金通帳、車検証、パスワード、取扱説明書、パスポートなど。なお、これらについて、写真をクラウドにあげることは、安全の面から問題なしとはしません。これについては注意が必要です)。
最大の問題は、このようにして貯めた極めて大量の写真情報を、後で必要になったときにいかにして引き出すかです。
テキストファイルの場合との最大の違いは、ファイル本文中に検索のためのキーワードを書き込めないことです。そこで、様々な工夫が必要になります。
次のような方法が考えられます。
1. 最も簡単な方法は、写真を撮った年月日をメモして、「超」メモ帳に記録しておくこと(『「超」AI整理法』、第3章の2、94ページ)。
しかし、探し出す場合には、いちいちGoogleフォトを開いてみる必要があります。
2.「超」メモ帳から目的の写真にリンクを貼ること(特典ページ参照)。
3.Googleフォトにおける「アルバム機能」を活用することも考えられます(特典ページ参照)。ただし、この機能はまだ不十分です。
いずれも、「超」メモ帳に内容ごとにまとめたインデックスページを作り、これを、メタインデックスページから順次たどれるようにカスケード方式の目次で引き出せるようにリンクを貼っておきます(特典ページ参照)。