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「超」メモ革命 ―個人用クラウドで、仕事と生活を一変させる:全文公開 第1部第1-1章の4
『「超」メモ革命』(中公新書ラクレ)が刊行されます。
5月7日から都心の書店で、5月10日から全国の書店で発売予定です。
これは、第1部第1-1章の4の全文公開です。
4 第4歩―多層ファイリングを作ってみる
多層ファイリングを構築できる
以上のようにして、ファイルをいくらでも増やしていくことができます。ただし、その数が非常に多くなってくると、検索だけでは目的のファイルを見い出すのが次第に難しくなってきます。
この問題を解決するのが、図表1―1―3に示す「多層ファイリング」システムです。
これは、ファイル間にリンクを貼る方式です。第1層のインデックス(目次)ファイルから出発して、次々にリンクをたどることによって、目的のファイルに到達することができます。
重要なファイルを見失うことがないように、適切なリンクの体系を作ります。この方法によって、目的のファイルを確実に、しかも素早く引き出すことができます。
なお、多層ファイリングの詳細については、第2―3章で説明しています。
多層ファイリングはどのように機能するか
多層ファイリングは、簡単に作れて、しかも極めて強力なシステムなのですが、そのことをなかなか実感していただけないかもしれません。
そこで、論より証拠、簡単な多層ファイリングをまず作ってみましょう。そうすれば、これがいかに便利な仕組みであるかを実感していただけると思います。
多層ファイリングがどのように機能するかを実感していただくために、そのひな形を note に作成しました(注)。これは、図表1―1―4に示す内容を note の記事としてアップしたものです。
上に示すQRコードをスマートフォンで認識すると、note に作成してあるページを開くことができます。
例えば1番上にある「TODOリスト」とある項目をクリックすると、第2層にあるTODOリストのページが開かれます(このひな形では、すべてのページにリンクが貼ってあるわけではなく、一部のページにしか貼っていません)。
これと同じ仕組みを、あなたご自身の Google ドキュメントや iPhone のメモに作ればよいのです。
(注)note とは、登録すれば誰もが文章や写真などのコンテンツを投稿して発信することができるサービスです。投稿されているコンテンツを見るだけであれば、登録しなくてもアクセスできます。
ひな形をテンプレートとして使う
note にあるものはひな形なので、書き込むことはできません。
そこで、インデックスページ、およびそれによってリンクで開かれる note のページをコピーして、あなたご自身の Google ドキュメントや iPhone のメモに貼り付けてください。
そうすれば、あなた用のメモとして活用することができます。
そして各ページ間にリンクを貼ります。(リンクの貼り方については、第2―3章を参照してください)。
こうして作られた多層ファイリングシステムは、あなた用のものです。あなたの必要に応じて、自由に書き込んだり、編集したりすることができます。
私は、執筆している連載記事については、連載ごとに多層ファイリングを作り、作業中の原稿をそこに格納してあります。
こうしたスタイルになると、PCは単に編集作業を行なうだけのものになります。完成原稿はメールで送信しているため、それが原稿のアーカイブになっています。PCに保存したデータは、検索ができないので、あまり使いません。