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「残酷すぎる成功法則」まとめ 第1回

今回のゴールデンウィーク中に、けんすうさんがおススメされていた上記の本を読み始めましたので、ゆっくりですが纏めて配信していきます。(所要時間5分)

参考の為、その時のけんすうさんのツイートを載せておきます。


本書の構成は以下の通りになっております。

序章 なぜ、「成功する人の条件」を誰もが勘違いしているのか     第1章 成功するにはエリートコースを目指すべき?          第2章 「いい人」は成功できない?                 第3章 勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか?    第4章 なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか        第5章 「できる」と自信を持つには効果がある?           第6章 仕事バカ……それとも、ワーク・ライフ・バランス?      結論 本当に人生を成功に導く法則は何か

では早速、序章から入っていきましょう!



■序章 なぜ、「成功する人の条件」を誰もが勘違いしているのか

本書は実社会での成功を生み出す要素とは一体何かということを述べています。気になりますね!

まず実際に使える理論の見極め、その次に自身が目指すところに行くための具体的な方策を学ぶ、という流れに本書はなっております。その際、成功者とそれ以外を分ける科学的背景を探り、最新のエビデンスで裏付けております。その為、本書の優れている点は、しっかりとした根拠を元に様々な見解を述べられています!

序章は特に記載する情報は上記のみでしたので、次に行きましょう!



■第1章 成功するにはエリートコースを目指すべき?

痛みを感じない病である先天性無痛症を例に、日常におけるデメリット(例:痛みを感じず、命を落としてしまう)が場面次第では最大のメリット(例:プロボクサーであれば戦い続けられる)になるという考えを述べています。

またとある調査で、20世紀後半にアメリカの高校生首席80名を対象に、卒業後の進路について調査した結果について記載しています。調査結果として、首席は社会的地位の高い職業(弁護士、医師、エンジニア等)につくが、億万長者や世界の変革者、世界中の人々に感銘を与える者はいなかったという結果が出たようです理由は、学校で学ぶことは自己律速・真面目さ・従順さを示すものであり、ゼネラリストに報いるのが学校の教育である為であるからです。また、上の下や中の上に位置していた学生が億万長者や変革者になっているようでした。

次に、イギリス首相のウィンストン・チャーチルを例に、異端の政治家の話を述べています。彼は、チキンリトルと揶揄され首相にはなれないと周囲から言われておりましたが、彼のチキンリトルの慎重さが功を奏し、首相に上り詰めた政治家です。

ここで、2つのタイプのリーダーがあると述べています。第一タイプ(良いリーダー)は正規のコースで昇進し、定石を踏んで、周囲の期待に応える「ふるいにかけられた」リーダー。想像しやすいリーダー像ですね。第二タイプ(偉大なリーダー)は正規のコースを経ずに指揮者になった「ふるいにかけられていない」リーダーだと述べられています。後者には通念がなく、変化や変革をもたらす、また中には組織を壊すものもあるが、悪しき体系から打破する者もいると考えられています。このように考えるハーバード大学ビジネススクールの学者は、以下のようにコメントを述べいます。

良いリーダーと偉大なリーダーの差は程度の問題ではなく、両社は根本的に異なる人間なのです。

ただし第二タイプの偉大なリーダーが、並外れた秀才・抜け目がないということではなく、最大の弱点が最大の強みに変わった(増強装置(デメリットをメリットの環境下で発揮する))だけだとも考えれれています。先ほどのイギリス首相のウィンストン・チャーチルが第二のタイプのリーダーですね。最大の弱点を最大の強みとして生かすことが重要だと述べられています。


さて、ここで少し話が変わりますが、自分自身が成功するために身を置く環境の大切さについて述べられています。

遺伝子工学の調査結果を元に、DNAが人々の思考・行動に影響を与えているという調査結果があるが、その影響範囲は単一ではないと述べられています。というのも、例えば悪い素行を起こしやすくするDNAは確かにあるが、愛に溢れた環境で育った場合、そのDNAは悪い素行を起こさせることはなく逆に親切な行動をおこさせるという調査結果があるようだ。つまり、どのような環境下に身を置くのかということだけで、自身の能力発揮に大きく影響を起こすということである。


ここで、先ほどの増強装置の話と合わせて、天才の正体について述べられています。多くの場合、天才(卓越した人)になるには、一風変わった人になるべきであり、また適した環境さえ与えられれば、悪い遺伝子が良い遺伝子になり、変わり者が美しい花を咲かせる(成功する)と述べられています。


本章の最後に、(天才になりたいなりたくないは別として、)最大限活躍できるようにこれらの考え方を実生活に落とし込めるようにと、「増強装置(デメリットをメリットの環境下で発揮する)」の使い方について述べられています。まず 第一に自分自身(強み弱み)を知ることが最優先だと考えられています。というのも、後天的に改善活動をすることは大切だが、根本的な個性はそれほど変化しないことが研究で示されている為、まずは自分の強みを作るのではなく探すことを推奨している。自分の強み探しの観点として、「自分が得手として、一貫して臨んだ成果が得られているものは何か?」また「フィードバック分析(作業着手・完了時の成果の差異を確認)」という観点で調査することを推奨しています。
強み探しの次のステップとして、成功には最適な環境が必要と肝に銘じることを推奨している。自分が飛び込む”池”を賢く選択すれば、自分のタイプ・強みを最適な環境で十二分に活用できると述べられています。



さて、今回は、成功するためには世にいうエリートにならなくてはいけないのか?という切り口で成功法則について考えてきましたが、成功のためにはエリートでなくてもいいようですね!(なんだか救われた気分!笑)

次回は、「第2章 「いい人」は成功できない?」を纏めていきたいと思います。最後に以下、本noteの要点です。

①リーダーは2タイプがあり、所謂エリートタイプのリーダーと正規のコースを経ずに指揮者になったリーダーがいる。後者は通念がなく、変化や変革をもたらすリーダーである。

②大きな成功のためには、自分自身を深く理解(強み弱み)すること・最適な環境を選択することが重要である。

以上です。ありがとうございました。

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