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キャリアカウンセリングで得られること

企業で勤める方を対象にキャリアカウンセリングを続けている中で感じるのは、多くの方、それも、はた目には社会的に成功していると見える方であればあるほど、ひとりで悩みを抱え込んでいることです。

腰痛や肩こりといった不調をうったえる方も多く、これらは、頭のモヤモヤ、胸のつかえ、そして、はらわたの煮えくりといったネガティブな思考や感情が、ずっと体の中に積もったあげくにあらわれた症状…「心の悲鳴」のように思えます。

仕事での不平や不満、「このままでいいのか?」という将来への不安…
そういった悩みを身近な人に打ち明けるのは難しく、嫌われそうで、ちゅうちょする。

ご自身を律して、頑張ってる方に共通する傾向で、決して友達が少なかったり、夫婦仲が悪かったりするわけではありません。

むしろ、友達とも家族とも良好な関係を続けているがために、「言えない」のだと思います。

日本における自殺者数は、2003年頃のピーク3.5万人から減少傾向を続けていました。しかし、昨年は前年を上回り、特に中高年男性の増加や小中高生の自殺者数が過去最多となっています。(出典:警察庁発表「自殺者数の統計」、厚労省HP

コロナ禍における「孤立」も影響していたのではないでしょうか?

わたしが「大人が人生を楽しんでいる姿を子どもたちに見せたい」と思う、社会的背景のひとつでもあります。

そして、キャリアカウンセリングを利用して、悩みを解消する人が増えています。

「気持ちが楽になりました。」

実際にクライアントから、いただいた感想です。

その気持ち、

たったひとりで真っ暗闇の中に立ち止まり、一歩も動けない状態から、誰かと一緒に懐中電灯を照らして歩き始めたところをイメージしてみると、

わかりやすいかも知れません。

キャリアカウンセリングを受けると…

・「自分とは何か?」自己理解が深まる
自分がどんな思いをいだき、どんな考えを持っているのか、客観的に深く見つめ直すことができます。

・キャリア選択のサポートになる
キャリアカウンセリングは、ご自身に合ったキャリア選択をサポートします。自分の「好きなこと」や「得意なこと」に合わせた職種、業界を探すことができます。

・キャリア開発のヒントが得られる
キャリアカウンセリングは、キャリア開発のためのアドバイスや支援も得られます。求められる人物像と現状のギャップから課題を抽出し、ご自身に必要な心構えや行動変容、人脈形成、スキル・知識といったキャリアの可能性を拓くための方策を知ることができます。

・悩みが消える
カウンセラーと話すことで、ひとりで抱えていたストレスや不安を、解消することができます。自分の気持ちを受け止めて、整理し、前向きな思考でキャリアに取り組むことができるようになります。

このように、キャリアカウンセリングは、忙しい日常から離れ、立ち止まり、あなたがご自身と向き合う大切な時間です。

話すだけで、悩みが消え、前に動き始めます。

なぜ、話すだけで、悩みが消え、前に動き始めるのか?

人は、もともと、そういう力を持っているのですが、

そのメカニズムについては、また別の機会に、お話ししたいと思います。

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