絵に描きたいもの
私は絵を描くのが得意ではない。模写やデッサンはまだ得意なほうだが、テーマの何もない自由画が苦手だ。
自由画になると模写やデッサンに比べて紙も大きくなるから、なにかすごいものを描こうと思って逆に何も描けなくなっているのかもしれない。
ただ、絵になにかの写真を参考にして描こうとしたとき、なにかしっくりくる写真が自分のフォルダに全くないのが悩み。
写真集やネットにあるような綺麗な風景を描くのよりは、私は自分がいいなと思った場所の写真を絵に描きたい。
最近、普段過ごしてて「良い」と思ったものを必ずすぐ写真に撮ることを始めた。そういう写真はいままでのただ名所を撮ったものよりもずっと好みの写真になる。
ただ、いままでよりは良い候補がいっぱいだけれど、その中から一枚の労力をかけて絵を描こうと思う写真を撮るのは難しい。それでもこれを描こうかなと思った写真はどこかに旅行に行った時の写真よりも自分の生活圏内の中で少し心惹かれるものが多かった。
絵を描くことは文章を書くことよりもずっと人に見られやすいいから、そこに限られた範囲で自分を表現するにはたぶん普段の自分を形作るものが自然と選ばれるんだと思う。
梅雨に紫陽花の咲くお地蔵さんの祠だったり、木に囲まれた細道、道路の下のトンネル、池に挟まれた道だったり、、、
まだまだ気付いてないだけで好きな場所がたくさんあると思うから、これからも私は絵に描いたときに「これが私の一部です」って言えるようなものを見つけていきたいな