バスボールのビジネスモデルがヤバすぎる理由とは?
こんにちは、個人でアプリ開発しているYuKiOです。
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平日は毎日、アプリ開発を通して「気付いたこと」、「感じたこと」、「役立ったこと」などを現在進行系で発信しています。
今日のテーマは「バスボールのビジネスモデルがヤバすぎる理由とは?」です。
まず、結論から書くと「バスボールのビジネスモデルを知る事で、価値が低いものを高くする方法が学べる」と考えています。
どうしてそう言えるかについては、最後までお読み頂けたらと思います。
お子さんがいらっしゃる方であればご存知かもしれませんが、バスボールについて念のため説明させてください。
簡単に言えば中におもちゃが入っている球体の入浴剤なのですが、お湯に溶けるとおもちゃが出てくるという仕組みです。
キャラクター、食べ物、乗り物、昆虫、恐竜など子供が好きそうなジャンルがあります。
ポイントは一つのシリーズの中身が4種類〜5種類あって溶けるまで何が入っているわからないという点で、子供はワクワクしながらお風呂を楽しんています。
このビジネスモデルの何がヤバいか?それは価値の低いものを高くしているということです。
百円ショップであれば100円、おもちゃ屋で400円くらいで売っている場合もありますが、正直出てくるおもちゃは小さくて、しょぼいです。
なので単体で販売、またはガチャガチャで100円は割高に感じますが、実用性と射幸性を付加することで、100円でもお得に感じるようになります。
ただ親としては、何かねだられた時に、実用性のないガチャガチャやおもちゃを買うよりは、入浴剤という実用的な方が心理的に買いやすいです。
また、子供も何が入っているか知りたいので積極的にお風呂に入りたくなるし、欲しいもんが当たるかというドキドキあって楽しい。
つまり他の代替品と比べても、親と子供にとってメリットが大きいのがバスボールなわけです。
これをもう少し解像度を上げて言語化すると、「価値が高くなる」=「買う理由が増えて、組み合わさって機能すること」だと考えています。
例えば実用的であっても消しゴムだったら親が買う理由にはならないし、バスボールの中に決まったものしか入っていないなら子供は欲しがらないように。
入浴剤とくじの要素があって、価値の低いおもちゃに価値が付加されています。
これをアプリで考えてた場合にどう応用できるかですが、他のアプリとの差別化を考える時に、「どう差別化するか?」を考えるのではなくて、「どうやったらダウンロードする理由が増えるか?」と異なる目線で考えるヒントになるのではと考えています。
差別化で考えると機能に目が行きがちですが、ダウンロードする理由で考えると、例えば、「文字が大きいメモアプリ」ではなく、「老眼でも見えやすいメモアプリ」など、使う人たちに寄り添えるような訴求も変わってくるのかなと考えています。
競合との差別化に悩んでいる人は、ぜひ一度「ダウンロードする理由を増やす」という目線で考えてみてはどうでしょうか?
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