大阪・お城フェス2024に行ってきました
開催地:グランフロント大阪
開催日:2024年8月10日(土)~12日(月・祝)
参加費:1600円
なんかいろんなお城がブース出して出展してる系のイベントですー
1600円かかるし、出展してる多くのお城がすでに行ったことがあるお城だったので「うーん、どーしよう」という感じでしたが、とりあえず行ってみたら、めっちゃ楽しかったですヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
入ってすぐに出会えた「ゆうさいくん」
細川幽斎大好きなので、テンション上がりまくりでしたー
三木の鏝(こて)体験
兵庫県三木市のイベントでコテを使って漆喰を塗るという体験が出来たので、やってきたよー!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
三木市は金物の町として有名でして。
1578年に秀吉の三木城攻めで焼け野原となった三木市は、免税政策で人々を呼び戻して、大工職人や鍛冶職人が集まったそうな。
復興後、大工の仕事がなくなり出稼ぎに行く中、彼らが持参した素晴らしい道具が評判となり、鍛冶の里三木として発展。
現在も伝統の技術を基に、優れた金物が生まれ続けているそうですー
まぁそんなわけで、コテで漆喰を塗って、家紋入りの漆喰ボードを作ってきましたー!
道具説明
ボードに乗ってる白いの:漆喰
水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とする建築材料(Wikipediaより)
お城の壁の白いやつです。
最初にこれ見た時の感想は「うわ、臭い!」でしたw
なんか海系の匂いだったのですが、海藻が混ぜることで保水性をもたせてるらしいです。
コレがないと上手く伸ばしたり出来ない感じですねー
なお、漆喰は燃えないんで、塀は防火の役割を担ってたんだそうな。
まぁ天井は燃えるので、そこはどうにもならないのですが…
あと、豊臣期のお城=黒、徳川期のお城=白のイメージがあって、白漆喰は安土桃山後期に普及したと思ってましたが、聚楽第や肥前名護屋城は白だったみたいですね…
ちゃんと知識をアップデートしないと、間違ったことを言ってしまう、気をつけなきゃ(。>_<。)
左の道具:仕上げごて
これで白漆喰を塗りますー
エ←この形を作れるようになったのは江戸時代になってかららしく、戦国時代は木で漆喰塗ってたんだそうな。
江戸時代にかしね という接続技術ができて中首のコテが作れるようになったとのことですー
右の道具:柳葉ごて 笹葉ごて
これで黒漆喰を塗りますー
柳の葉、笹の葉に似た形だから、こーいう名前になったそうな
こっちはL字型なので、普通に叩くことでこの形に出来ますー
写真にないけど:黒漆喰
あとで家紋作るために黒漆喰を使いますー
実際にやってみた感想
結構むずい!
思った以上にねばねばしてて、ノリみたいなんですよー
なので、力入れちゃうと、コテにめっちゃひっつきます。
エ型しのコテなわけですが、面でなく、傾けて端を使って線で塗っていく感じ。
もちろん、最初に全体に塗りたい時は面でいいのですが、キレイにするときはコテを傾けて上手く塗らないと、めっちゃ引っ付いて台無しになります。
きれいに塗ろうとすると、ボードを回転させてやらないと無理でした。
壁に塗ってる職人さんはすごいなーと思いました。
とりあえずひととおり塗ったら、一度ドライヤーで乾かしてもらって、それからもう1回塗って、さらにドライヤーで乾かしてもらいましたー
白く塗るのが終わったら、家紋と文字をいれていきますー
透明で家紋のとこが穴あいてるプレート敷いて、黒漆喰をガンガンのせていくかんじですー
でまぁ、これがまた結構難しい…
黒漆喰の方がやけに固まりやすいんですよねー
なんでなのか聞きそびれてしまいましたが、成分の違いなんでしょうね…
で、透明のプレートをちゃんとおさえておかないと、下に入り込んではみでちゃいそうで…
とりあえず塗り終わった図。
プレートをはずすと、結構キレイに出来てましたー!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
…いや、実はこれは修正後でしてw
修正前を取り忘れたのですが、黒漆喰が固まりすぎて、上のプレートとくっついちゃって、城という文字の成 の左側の「フ」っぽいところが白漆喰ごとベリベリと剥がれちゃってましたw
仕方ないから、コテ使って書き足しましたw
まぁでも最終的には結構キレイにできたよ、やったね!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
そんな感じでコテ体験楽しかったですー!
個人的には、以前、三木城に行ったことがあって、金物資料館にも行ったので、とても良い記念になりましたー
この体験した人で、三木城行ったことある人って、私くらいだったのかも?
ちなみに金物で作ってる鷲があって、大迫力でしたー
展示で気になったお城とか
白旗城
なんか兵庫の岡山近くのあたりのお城だそうで。
南北朝時代に、足利尊氏が九州に落ち延びた時に赤松円心がこもって、新田義貞を撃退したそうです。
「落ちない城・白旗城」
赤松といえば、嘉吉の乱の時に足利義教を暗殺して、その後に山名宗全に攻め込まれて滅びたはず…
その時はどうなったの?
という話をしたら「その時は落ちたけど、円心さんの時は落ちなかったということで」と言われましたー
で、その話を続けてたら、めっちゃ詳しい人が難しい本を出してきてくれて「いや、その時は戦場になっていないはず…」という話になりましたw
めんどくさいやつですいませんwww
「めっちゃ詳しいけど赤松の関係の方ですか?」とか言われりしたけど、暗殺されたくじ引き将軍が好きなだけで全然関係ない人ですww
あと、このへんは幕末で活躍した大鳥圭介の故郷なんだそうですー
大鳥圭介の先祖は、赤松復興の時に後南朝から三種の神器を奪った人たちの一員だったとか。
「大鳥圭介といえば薄桜鬼というアニメでみたんでそのイメージです」と話したら、その人いわく、一番イメージに近いのは薄桜鬼だったらしい…
なんか司馬遼太郎の小説だと、大鳥圭介のせいで負けた的な書かれ方してるけど違うよーみたいな話をしてくれました。
薄桜鬼しか見てないから、なんかえらい若いイケメンで、頼りになったイメージしか無いw
私の脳内では右側の人のイメージw
左の人は榎本武揚だったはず…
なんか町で作ったアニメがあるみたいなんで、あとで見てみますー
烏帽子場
なんか名前が気になったw
楠木正成が作ったという伝説があるそうな。
室町時代には畠山義就のお城だったそうですー
楠木正成に畠山義就って、それはなかなか落ちなさそうw
関ヶ原の裏切りサイダー
水色なのにいちご味だそうですw
面白いし買って帰ったら良かったかもw
戦利品
なんか色々もらってきたけど、とりあえずすぐ出てきたものだけ。
御朱印帳とトートバッグはガラガラで当たりましたヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
パンフレット山のようにもらって、持っていったトートバッグでは入り切らなかったので、トートバッグ当たったのはめちゃくちゃありがたかったですー
御朱印帳は、この前はじめて買ったけど、それ終わったらコレ使うことにしますー!
三木城も小倉城も一度行ったので、御城印もらえたのは嬉しい!
復習用の動画
全部は見てないですー
見たら感想や要約足すかもです。
赤松円心
・幕府に対抗しての挙兵
・東に向かっていった戦い
・新田義貞を迎え撃った戦い
この辺を紹介してますー
白旗城は気になるけど、体力的に登るの無理そうw
赤松家
完全に自分用のメモですー
赤松氏、最終的には浦上とか宇喜多とか関わってくるから、ややこしすぎんのよ…
赤松円心:足利方で大活躍
赤松義則:明徳の乱で山名両国の美作をゲット
赤松満祐:嘉吉の乱で将軍義教を暗殺後、山名に攻められて滅亡
赤松政則:後南朝から三種の神器奪って復興、応仁の乱の時に領地を取り戻す、明応の政変の2日前に細川政元の姉の洞松院と婚姻
赤松義村:洞松院に実験握られたり、浦上村宗と対立して暗殺される
赤松晴政:大物崩れで浦上村宗倒して父の仇を討つ、尼子にボコボコにされる、黒田官兵衛の主君の小寺政職によって当主挿げ替え
赤松義祐:小寺政職によって擁立、晴政は親戚を頼って赤松が分裂
赤松則房:秀吉に降伏して配下になる
赤松則英:関ヶ原に西軍について切腹、赤松氏滅亡
最終的に関ヶ原に西軍についてアウトになったのは意外…
それまでは残ってたんですね…
(復活後の赤松家)
赤松家当主:政則→義村→晴政→義祐→則房→則英(断絶)
浦上家当主:則宗→村宗→政宗→宗景(宇喜多直家とグダグダ)
最高権力者:赤松政則→浦上則宗→洞松院→浦上村宗→赤松晴政→分裂
浦上と宇喜多のあたりは、なんかふわっとしかわかってないので、ちゃんと整理しておきたいなぁ…
大鳥圭介
まだ未見なので後で見ますー
町が作ったやつなので、そこそこ出来いいはず…
烏帽子形城
幕府軍5万 VS 楠木正成1000
90日間戦った上で「死んだら元も子もないから」ということで逃げてしまったそうな。
戦闘力がおかしい上に、いざとなったら逃げて再起するとか強すぎる…
逃げ若で時行の師匠的なポジションだったけど、さすがですねww
こんな最強武将を無駄死にさせちゃうの、ほんとなんなん…
漆喰と海藻
ようするに保水性
海藻を混ぜてないのは気になるけど、塗るための保水性の話なんで、時間や説明の都合でカットしてるのかも?
石灰岩を焼く→出来た生石灰に水をかける→消石灰
水に弱い消石灰が二酸化炭素と反応することで、炭酸カルシウムになって水に強くなるそうな。
上記の現象を化学式で深堀り+石膏についても学べる
CaCO₃→CaO+CO₂ :石灰岩を焼いて生石灰が出来る
CaO+H₂O→Ca(OH)₂ :生石灰に水をかけると消石灰が出来る
Ca(OH)₂+CO₂→CaCO₃+H₂O :消石灰が二酸化炭素と反応し石灰岩に戻る
漆喰は海藻を混ぜてるけど、塗りやすくするためなので、やってることは同じはず…
塗ってる時は Ca(OH)₂ で、しばらく置いておくと CaCO₃ になってるわけですねー
◆石膏(今回は関係ないけどついでなので)
CaSO₄・2H₂O :セッコウ
CaSO₄・1/2H₂O :焼きセッコウ
焼き石膏は粉末で、水加えると35~45℃に発熱しながら固まるそうな
石膏像はたぶんそうやって作ってる
ゆるキャラと写真撮ってきた
最後にゆるキャラと撮った写真はっておきますー
この子は松阪のキャラで、松阪牛とお茶のイメージなんだそうな
この子は岐阜のキャラで水のイメージ
羽衣伝説の天女をイメージ、高石市
以上、お城フェス2024に行った感想でしたー