髪の毛を寄付したはなし
先日、約2年ぶりに美容室に行ってきました!
2年以上行っていなかったかも??🤔
病気の症状で座る姿勢を保つのが辛いのと、美容室まで行くというのがなんとも私にはハードルが高くて。
しばらく行かないうちに髪がどんどん伸びていったので、途中からヘアードネーション(切った髪の毛を寄付する)をしよう!と心に決めていました。
私はヘアドネーションというものは知っていましたが、「自分でもしてみたいな」と思った経緯はいくつかあって
・子供の頃からの自己免疫疾患のため、献血や骨髄バンクのドナー登録ができない
・病気で服薬しているので、やっぱり献血を含めて何かを提供できない
・自己免疫疾患とよくわからない疾患とがある為、臓器移植も無理なんじゃないか(できる部分はあるのかもしれませんが不明です)
「献血」「骨髄のドナー」「臓器移植」という、登録をしていたら誰かのために役に立てるかもしれないものがことごとく却下されてしまう体の状態なんですが、そんな中で唯一病気を持っていても、薬を飲んでいても、体の状態が良くなくても、人の役に立てることの1つがヘアドネーションだったんです。
しかも都合がいいことに、美容室に行って髪を切ってもらう事が体に負担になるためそう頻繁にはいけず、年単位で放置していたことが幸いして、足りない長い髪を寄付することができる絶好のコンディション!…(≖ᴗ≖ )ニヤリ
頭を洗ってくださるヘルパーさんや母には負担をかけてしまいましたが、美容室にいけないから切れないんだもんしようがないよ、ということで長くなるまで放置できました。
ヘアードネーションに対応してくださる美容室も見つけて、ここに行って髪を切ると決めてから、もしかしたら1年以上経っていたかもしれません。
ここで改めて、
ヘアードネーションという言葉を初めて聞いた方もいると思うので、ちょっと説明しますね。
ヘアドネーションとは
ウィキペディア先生によると
ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
聞いた話では、人工のウィッグも良いものが増えてきたけれど、やっぱり人毛のほうが自然に見えるので、人毛のウィッグを希望される方が多い。ただ、人の髪が無いとできないものなので希望よりも商品が少ないということです。
ヘアードネーションの主な活動団体は4つ
ジャーダック(JHD&C:Japan Hair Donation & Charity)
今回は美容室が参加しているジャーダックに寄付をさせていただきました。
この中で私の記憶にとても鮮明にあったのが、Twitterで知った女子校生ヘアドネーション同好会-頭髪寄付。
多分このツイートを見たんだと思います。
高校生の同好会でこういう活動をしているんだ!ととても新鮮に感じました。
ヘアドネーションという言葉は知っていても、「どこで髪を切るのか」「どういう流れで寄付するのか」「寄付先は何処なのか」という具体的なことは、実際にヘアドネーションをするのにそろそろ切ってもらおうという段階になるまでは、そういうのがあるのは知っている、くらいの方がほとんどだと思います。実際に私が知っていた情報は「31cm以上で寄付できる」ことと、「50cm以上の長い髪が不足しているらしい」ということだけでした。
私は「ヘアドネーションに対応してくれている美容室を調べる」ことしかしていなくて、送付の取扱が変わったことや、送付先が何箇所かあることを髪を切りに行った美容室で教えてもらって初めて知りました。
私は美容室でカットして貰えれば全て対応してもらえるものだと頭から思い込んでいたのですが、2020年7月からカットした髪の送付についてサロンが送付代行していたところを各自個人からの送付に統一してください、ということに変更になったとのことでした。
サロン経由、グループによるまとめ送付はなさらず、ドナーご自身でご送付ください
もとより、ヘアドネーションの髪の毛はドナーご自身によるご送付が原則ですが、理美容師の皆さまのボランティアとして「送付代行」を行ってくださるサロンさまも数多くございました。
(中略)
今後は、ドナーの皆さまにはドネーションカットした髪の毛はサロン等にお預けにならず、ドナーさまご自身で事務局に送っていただきますようお願いいたします。
(サロンに行かれる際には髪の毛を入れて持ち帰れる袋をご持参ください)
私はこれを知らずに美容室に突撃していったのですが、美容師さんが丁寧に説明してくださって、切った髪を入れる袋はもとより、余っているからと仰ってレターパックと返信用の封筒も用意してくださいました。ありがたく使わせていただきました。
本当にありがとうございます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾
美容師さんのお話だとサロンでまとめて発送していると「自分の髪がちゃんと届いているか」が分からず、問い合わせが多く対応しきれないということで本人に発送してもらい受領証を受け取ることで確認できるようにしたということでした。
レターパックで発送すれば確認番号で追跡できるので自分でも届いたかどうか確認できますので安心ですね。
ウィッグにするには31cm以上の長さが必要ですが、パーマやカラーリングの有無は問わないようです。
つな髪®プロジェクトでは15㎝から髪の毛の寄付を受け付けているようです。31㎝以上はハードルが高いけど15㎝なら挑戦したいという方にはいいかもしれません。
※参照 ヘアドネーション15cm~30cmで生まれ変わるウィッグ肌優®(はだやさ)
髪を切る様子
では、実際の様子を写真に撮ってもらったのでご覧ください。
髪はシャンプーは前に切ります。シャンプー後はどんなに髪を乾かしても髪に水分が残ってしまうそうなので気を付けてくださいね。
私は週に1階ヘルパーさんに来てもらって頭を洗ってもらっている以外に洗えていなかったので大丈夫かな?と心配で予約の時にお伝えしていましたが、大丈夫とのことでした!
ではカット前!これが
こうなって
こうじゃ!
収穫物はこうなりました!
30㎝定規と比較してもらうと長さが分かりやすいと思います。
50cmあるかな?
50cm以上の長さで寄付したいなと思っていたのでいい感じで収穫できたと思います^^
これを袋に入れて、レターパック(赤いほうの、ライトではない方)に入れて、ドナーレター(美容室においてあったものを使用させていただきました。寄付先の団体のHPにダウンロードできる場所があると思います。)、自分の名前を書いて切手を貼った返信用の封筒を入れて送付して完了です☆彡
今回お世話になった美容室は初めて行ったところだったのですが、体調のことも気にしてくださりとっても素敵な美容師さんでした。
お店もとても素敵でした🍀 シャンプー気持ちよかった^^
美容室は旭川市にある『Solana Hair』さんです。
ご興味のある方はアメブロでブログをされているので見てみてくださいませ⇒ 旭川 貸切美容室 Solana Hair
ヘアドネーションは
①髪を伸ばして
②美容室で「ヘアドネーション用にカットしてください」と伝えて予約して
③カットしてもらったものを送付する
この3ステップで簡単困っている方の役に立てます。
髪を伸ばすのに時間はかかりますが、髪を伸ばしてもいいよ~という方がいましたら、ぜひチャレンジしてみてください^^
老若男女問わずできますよ。