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【歯並び日記㉑痛みの種類について】


2022年1月に決意し37歳で始めた歯列矯正も1年半が経過。貴重な経験を記しておきたい。今回はとにかくつきまとう「痛み」について。
過去に悩まされた針金の痛みエピソードはこちら。

5月初旬。
盛大に悩んでいた。それは痛み。冷たい飲み物を飲むと前歯がキーン。。
これが知覚過敏というものなのか。
いやむしろ常温でも痛むではないか。飲み物は何でも少し温めてから飲まねばならなくなった。

5月の調整日にこの痛みについて聞いてみたところ、歯科衛生士さんからの返答はこんな風だった。
「歯が動く時、ワイヤーで無理やり引っ張って動かしているから急激に周囲の骨を壊しながら進んでいくんですよ。だから、壊れた骨の神経のところに冷たいものがしみるんですよね。あんまり早く動かしすぎると、歯の根っこが溶けちゃうこともあるので、動かすのが早ければいいというものでもないんです」
矯正につきものの痛みだけではなく、たくさんの時間がかかる(かけなくてはいけない)理由までも教えてくれるものだった。
納得。歯が順調に動いている証拠でもあるし、気長に付き合っていくしかないのですね。
このキーンとくる痛みのほかにも、歯列矯正を開始してからたくさんの痛みを経験しているので、オノマトペとともにお届け。

「ズキズキ」・・・ワイヤーやブラケットを装着するはるか以前に訪れた、抜歯(4本)した時の痛み。麻酔が切れると途端に顔を出す鈍痛。その半分以上が(健康な歯を大金払ってまで抜いてしまうという人間の本末転倒ぶりに直面する)間抜けさと悲しみで構成されているのが特徴。

「チクチク」・・・定番のワイヤーが粘膜に刺さる痛み。特に、歯が動いて余ったワイヤーが伸びてきて奥歯のさらに奥の粘膜を刺激するときはストレスMAXとなる。

「ドーン」もしくは「ズーン」・・・調整日の数時間後~数日間におよぶ重い痛み。歯が動いている証拠でもあるので、励まされるような謎の感覚も浮かんでくるので不思議。

「ヒリヒリ」・・・保定装置のあちこち出っ張った金具が頬の内側を容赦なく広く浅く削っていくときの痛み。舌の側面もよくヒリヒリする。たくさんおしゃべりしたあと、気がつけば口がヘロヘロになっている。

「ガジリ!」・・・ワイヤーやブラケットで誤って柔らかい口腔内の側面を噛んでしまったときの絶望的な痛み。一回のダメージが大きく、涙が出るのが特徴。

幸いにも、私の痛みリストにはまだ「口内炎による痛み」が出現していない。このまま出会いませんように。
今回はじめて直面した「キーン」が早く収まることを願いつつ。

まだまだつづく。

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