Yukinori Hasumi

写真撮ってます。 yukinori-hasumi.tokyo

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最近の記事

貧乏コンプレックス と 東京への憧れ

カメラを使い始めてなんだかんだ今年で15年。 今では無趣味だった人生を大きく変えてくれた大切なツール。 ストレージの中には主な被写体である東京の街を撮影してきた膨大なデータが。写真を撮っているというよりも東京を撮っていると言った方がしっくりきます。 飽きもせず、こんなに続いたのは醜いほどの執着心だったり、嫉妬心や欲求が自身の中で渦巻いていたからではないかと今となっては思ったり。 多少なりとも誰もが何かしらのコンプレックスを抱えながら生きていると感じますが、私の場合は貧乏コン

    • 渋谷スカイから眺める夜の東京は想像を超える

      誰よりも夜の東京が好き。 そんな思いから煌々と輝くこの街を日々撮り続けています。 先日、高さ約230mの渋谷で最も高いビル、渋谷スクランブルスクエアがオープンしました。この渋谷スクランブルスクエアにはオープンエアの展望台『渋谷スカイ』が設けられているので早速オープン初日に行ってきました。 ただ、最初はそんなに期待していなかったのが正直なところ。 展望台に期待するのはそこから何がどんな風に見えるのか、特に主要なランドマークの見え方は重要だと思っていて事前にGoogleマップ

      • 春の津軽を魅了する『弘前公園』という名の桃源郷

        先日、4/25〜4/28にかけて青森は弘前に桜の写真を撮りに行ってきました。 普段、ツイッターには東京の人工物の写真しかアップしていないので桜の写真はそんなに反応はないだろうと思っていたのですが、予想に反して多くの反響をいただいてありがたい限りです。 たった4日間でしたけど、確実に弘前が好きになりました。 ツイッターにあげた4枚の写真では弘前の魅力は7%くらいしか伝えられないので、これはnoteに書くしかない!と思い、弘前公園ひいては弘前の魅力を全力で伝えるべく記事にした

        • 来たる2020年の東京五輪に向けて伝えたい「東京ベイエリア」の魅力

          いよいよ来年は東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。 その東京オリンピックでは全43会場のうち、13会場が東京のベイエリアに集まっている上、オリンピック選手村も中央区の晴海に建設されています。 そんな「東京ベイエリア」(以下、湾岸エリア)という場所がどのくらい知られているのか。まだ知らない方にその場所の魅力を伝えるべくこの記事を書いています。 東京都心のすぐそばにゆったりした静かな時間が流れている場所があることがどのくらい知られているでしょう。東京だけど、東京を感

          “日本一”を誇りに... 衰退していく故郷で生きぬく老舗足袋屋と職人の魂

           − 生まれ育った土地に誇りをもっている人が世の中にどのくらいいるだろう 初めてこんなことを考えている。 長い間、"何もないただの田舎" と思い込んでいた故郷、埼玉・行田という場所に生まれ、社会人になるまで20年ちょっとをそこで過ごしてきた。 小学生の頃から東京に行く機会がわりと多かったこともあり、常々田舎にうんざりしていた自分は、学生にもなると東京に就職して東京に住むことを漠然と夢に見ていた。 そんな思考だったから地元がアイデンティティーになることはなく、友人が地元に

          “日本一”を誇りに... 衰退していく故郷で生きぬく老舗足袋屋と職人の魂

          ただひたすらに"丸の内の夜"を愛でる

          最近、感じ始めているnoteのあたたかさ。好きなことに対して思いの丈をぶつけるには最適の場所だと思ったので、書きたい欲が湧きつつあります。 写真だけでは伝えられない根底にある想いをここでうまく言語化していけたらいいなぁと。 さて、夜の東京・丸の内が好きな人はたくさんいらっしゃると思うのですが、丸の内の写真と言えば、よく目にするのは雨の日の東京駅のリフレクションですかね? 自分も丸の内は大好きな場所でけっこう前から撮っていてたまたまですけど、少し前のツイートが思いのほか伸び

          ただひたすらに"丸の内の夜"を愛でる

          ニューヨークで夜景空撮をしたらもう死んでもいい・・・と思った話

          これまでの人生で、「もういつ死んでもいいかも・・」と思ったことはありますか? 私は2年前にニューヨークで初めて夜景空撮をした際、ヘリポートから宿泊していたゲストハウスに帰る地下鉄の中で生まれて初めてそんなことを思いました。 もしかしたら、これは老後にここまでガンバってきたご褒美的に見るべき光景だったのでは?などと、どうでもいい自問自答をしたり。はい、それくらいの衝撃だったんです。 ドアのないヘリから眼下に見えたのは、とてもこの世の光景とは思えないほどの"夢"でした。大都市

          ニューヨークで夜景空撮をしたらもう死んでもいい・・・と思った話

          東京に疲れたら一度でいいから湾岸エリアを歩いてみて、という提案

          たまたまnoteの記事で東京に疲れていると思われる方をお見かけしたので、ちょっと書いてみたくなった。 渋谷に行ったら、ひどく消耗した。 たった午後の数時間だったのに、やっぱりだめだった。 スクランブル交差点を行き交う人の多さとか、ところどころにあるパチンコ屋からドアが開く度に聞こえてくる大音量の音楽とか・・・ これ、すごく共感できる。 東京、人多すぎですよね。騒がしいですよね。 僕は埼玉生まれで子供の頃から電車に乗って1時間で行ける大都会・東京という街が大好きだった。け

          東京に疲れたら一度でいいから湾岸エリアを歩いてみて、という提案

          限りなく濃密な時を過ごせるニューヨークへの旅

          ニューヨークでの夜。 クタクタに疲れながら宿泊するゲストハウスに戻ってカメラからメモリーカードを抜き、その日撮れた写真をPCで確認しながらすするカップヌードルが最高に美味しい。 ニューヨークにはお金を貯めてヘリでの空撮など、年に1回程度ただ写真だけを撮りに渡航している。数ある大都市の中でも圧倒的に凄まじい引力を持つこの街が好きになったのは、幼少期に観た映画に起因する。 ニューヨークに憧れる原体験幼稚園年長時、父に連れられて初めて映画館で観た映画は「BATMAN」。 (カタ

          限りなく濃密な時を過ごせるニューヨークへの旅