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就活中の大学生が千葉の森に連行された話 vol.1

初めに

みなさんこんにちは。悶々大学生です。怠惰なあまりブログの更新が1年半ぶりになっていました。今回は大学の授業で千葉の演習林で山修行をしてきた話をまとめてみました。

今回記事を書くことになった経緯

 なんでこんな記事をふと書くことになったのか。一言で言えば現実逃避なのですが、これ以降書くときのモチベになるよう書き留めておきます。

ESに嫌気がさした

 最近就活のESシートを書くにあたって偽りの自分を描くのに嫌気を感じたというのが一つ目の理由です。(←結論から述べるスタイル。採用担当者に好印象らしいね。)普段自分を卑下することしか書かないひねくれ者の私には「サークルでリーダーをやってチームを一つにまとめ上げました!」「私の強みは論理的な思考力があることです」なんて虚栄を張っているようで、自分が嫌になってしまう気がするんです。その中、ありのままの自分でいられるのが大学の授業な気がします。

貴重な体験を忘れずにいたい

 大学のうちに講義で森林なんて行くことは滅多にないです。ましてや自分の大学が森を持ってることなんて国公立大学でしかあり得ません。そんな森に先生たちにお膳立てしてもらいながら行くなんて、こんなチャンス滅多にない!と思い、この体験を忘れずに留めておきたいというのが二つ目の理由です。
そんな特筆すべきでもなかった理由から執筆を始めたわけですが、ここまで書くのに総時間15分、期間は3ヶ月ほどかかりました。(三日坊主にも程がある)全部描き終わるのはいつなんでしょう。心配しかないですが、本編スタートです。

0日目 準備

 横浜生まれ、横浜育ちの浜っ子には山なぞ無縁で、どちらかというと海派の私にとっての戦いは準備から始まった。
 実習の説明時点で言われた先生の一言は今でも忘れられない。

「千葉にはダニとヒルがよく出るからねぇ」

 虫唾が走った。なんとしても防御しなければならない。そう思った私はワークマンに直行した。なんてことはせず、実習一週間前ほどに急いで買いに行った。
 買った一覧が以下である。

長ズボン 2本
長袖ポロシャツ 2枚
薄手パーカー 2枚
防寒パーカー 1着
つなぎ 1着
背抜き手袋 3セットくらい
丈夫なハイソックス 4足
レインウェア

新規購入品がかなり多かった。山はお金がかかるものだ。しかも面倒なのが色指定である。ハチに寄られないように濃い色の衣服は禁止されていた。これは汗かきの私にとっては大問題である。というのも、黒は汗が目立たないが、白や水色といった明るい色は汗がとにかく目立つ。中高時代、「シャワー浴びてきたみたいだね」「髪の毛が雑巾みたいに絞れるよ」なんて一年中言われるほど汗かきの私にとっては絶望であった。
蜂に刺されても汗染みを隠したほうが良いのか、それとも汗染みを曝け出しても蜂から身を守ったほうが良いのか、、、圧倒的に後者である。背に腹はかえられない。蜂に刺されるよりは汗が目立ったほうが良い。5秒の葛藤ののち、腹を括って白系統の衣服を購入した。
 これに加え、叔父に山に連行された時に購入したスパイク付き地下足袋と下着を加えて衣服はバッチリである。この衣服たちと洗面用具等のトラベルグッズに加え、新聞紙数百枚、実習数週間に渡されたとにかく嵩張るさく葉板を持っていざ出発だ。
 そうして大学の林間学校が幕を開けるのであった。

次回

不安しかない中千葉の演習林に連れて行かれる森林学科の学生たち。そんな彼らを待ち受けるのはあまりにも広大な演習林と忍者の如く山を駆け巡る教授であった。彼らは一体どうなってしまうのか、忍者教授についていけるのだろうか、、、





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