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自民党都連会長に井上元大臣が就任。自民都連が抱える課題とは?


新会長は井上氏に

本日、自民党都連の新会長に
井上信治氏が就任すると発表されました。

前任者の萩生田前政調会長が都議補選で
大敗の責任を取り辞任され、
その後任として都連総務会長を務める
井上氏を都連会長するとともに、
以下の人事となりました。


都連の新役員発表

【自民党都連役員】
会長:井上信治(衆院7期・元万博担当大臣)
会長代行:小倉將信(衆院4期・前少子化対策担当大臣)
幹事長:菅野弘一(都議3期・港区選出)
総務会長:木原誠二(衆院5期・前官房副長官)
政調会長:平将明(衆院6期・元内閣府副大臣)

特に安倍派で不記載のあった萩生田氏・丸川氏と
両氏の交代で、自民党都連は
人事の変更を余儀なくされました。

なぜこの人事か?

この人事に関していったいなぜなのか?と
思われる方もいるでしょう。

ここからは推測ですが、
お伝えしたいと思います。

まず昔のNoteにて都連会長について
お話しされました。

【次期都連会長の予想】
平将明[東京4区]衆議院議員
→当選6回で都連の政策トップ。
木原誠二[東京20区]前官房副長官
→当選5回で岸田総理の側近。
伊藤達也[東京22区]元内閣府特命担当大臣
→当選9回で閣僚経験あり
小倉將信[東京23区] 前少子化対策担当大臣
→当選4回で閣僚経験あり
井上信治[東京25区]
→当選7回で都連の総務会長

出典:【箸休】 自民 萩生田都連会長、辞任の意向

この中で結果的に井上氏が
都連会長に選出されましたが、
実は当選回数や役職で言うと
当選7回で元万博大臣、さらに
都連の総務会長を担った
井上氏が最有力に近い候補であったのです。

木原氏と平氏は閣僚の経験がなく、
小倉氏は閣僚の経験はあっても
当選回数が十分でないといった形です。

伊藤達也氏は閣僚経験はあるものの、
今回は井上氏が選ばれる結果となりました。

しかし井上氏が勤めていた
都連の総務会長の後任が前官房長官で
岸田総理の側近の木原氏が
就任され、会長代行に40代で
大臣を担った小倉氏が就任するなど
人事が一新された形でしょう。

都連の世代交代がより進んだ形ですね。
石原伸晃元幹事長や鴨下一郎氏も
いない都連は果たしてどうなるか?

重要選挙でどう戦う。

さてここからが課題です。

都連の新体制が真っ先に向き合うのは
衆議院選挙であり、
その次に都議選と参院選が
待っています。

都連と選挙

特に衆院選はすでに支部長は決定済みも
30選挙区の中で当選に近い議員は僅かであり、
無党派層の多い都連では自民と立憲は
ほぼ互角に近い戦いとなるでしょう。

まず増えた5選挙区では以下のような形です。

【新設の選挙区】括弧は現状出馬予定の対抗馬
東京26区:今岡植(無所属:松原仁)
東京27区:黒崎祐一(立憲:長妻昭、参政候補)
東京28区:安藤高夫(立憲:髙松智之、他にも共産、維新、参政、国民)
東京29区:公明党候補
東京30区:長島昭久(共産:早川寛)

この増えた選挙区で自民党は
勝たなければなりません。

しかし無党派層の多い都連で
選挙に強い人がどれほどいるかも課題です。

また都議選でも第1党を守り切れるか?
参院選では丸川珠代氏の鞍替えにより、
安定して2名当選をできるかも課題でしょう。

都連は厳しい船出の中で、
無事に目的地に辿り着けるか?
私たちには想像できない努力が
必須だろう。


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