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【著休】あの日から13年。福島第一原発について思うこと

今回は上記の本の感想です。
簡単に感想をまとめお伝えいたします。

官僚の危機管理能力

まず私が今回の一件で気になったのは
官僚の現場の危機管理能力と対応でした。
この点については原発の爆発、
つまりチェルノブイリ以上の二次災害といっても
過言ではない事件でもあったため、
危機に対処できなかった点もあるでしょう。

しかし現場の官僚が実は持ち場を離れていたり、
そのことによって福島の現場と東京の官邸の間に
情報のギャップが生じていたこと

挙げられます。

現場と避難先(福島県)→官邸(東京都)
において、官僚が持ち場を離れていたこともあり、
正確な情報が得られなくなった。

そのことは原子力安全・保安院
の責任であるとも思える。

政治家の責任とは?

では政治家の責任はどうだろうか?
まずあの事件に関わった人物のうち
政治家の名前を出しておきます。

・菅総理
・海江田経産大臣
・池田経産副大臣
・枝野官房長官
・寺田総理補佐官

この5名がメインのキーパーソンである。

ではそれぞれ何をおこなっていったのか?
順に簡単にまとめて、語っていきたい。

菅総理
→首相が翌日に被災地の現地訪問(指揮官)
海江田経産大臣
→会見にてベントの発言
池田経産副大臣
→被害状況の確認のため、被災当日に現地派遣
枝野官房長官
→総理が異例の翌日に被災地訪問の際に全権委任を要求
寺田総理補佐官
→総理の被災地の現地訪問の際に同行

特に総理の被災地入りに関しては賛否両論の
物議がありますが、
少なくとも今日、日本で私たちが何事もなく
過ごせるのは事実です。

しかし政府の東電に対する介入は正しかったか?
自衛隊の大規模導入は正しかったのか?
総理の現地訪問は正しかったか?

果たしてこの行動は正しかったか?
ただ一つ言えることは
現地で懸命に爆発事故を止めた吉田氏
に鞭を打つことは許されず、真摯に
一人の若者として尊敬したいと思う。


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