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クリスマスイブまで国会は休みなし! 異例の国会運営へ
国会議員にクリスマスイブはなくなりました。
24日まで会期が延長されるということであり、今年は少数与党となった自公が苦しみながら、法案成立を模索している状態となっています。
残念ながら維新が自民に寄ってきており、立憲もまた補正予算に能登の部分の案を通らせたため、実際は誰もキャスティングボードを担っていない国会が本年なのです。
さて3日間の延長の背景には下記の3つの法案があります。
一つは政治改革法案、もう一つはデジタルファースト法案及び地方公務員育休拡充法案です。
政治改革法案はすでにメディア等で知られていると思いますので省きますが、デジタルファースト法案は国が主体となってガバメントクラウド、つまり政府クラウドの整備を行い、国や自治体、地方公共団体が利用できるようにするデジタル化です。
国以外は利用料金をデジタル庁に支払う仕組みとなっており、その金を含めデジ庁がクラウドサービスに支払う仕組みとなっています。
今後は地方公共団体が利用料は自ら負担するシステムとなり、今回の法改正はそういった問題の解消です。もう一つは地方公務員の育休拡充です。
これまで地方公務員が部分休業制度は一日につき2時間まででしたが、拡充され1年につき最大10日相当の範囲内で勤務しないことが選べる。
こうした2法案の審議があり、今国会は延長されました。
しかし私個人としては公選法の改正が結局今回も出来ておらず、非選挙権の年齢引き下げもまた叶わなかった。政府提出法案は基本的に通さなければならず、審議には多くの時間がかかる。その前の予算編成も含め、議会のプロセスが慎重であることは、良くも悪くも評価があるだろう。
いずれにせよ国会議員の皆様のご健闘をお祈りいたします。