見出し画像

中国共産党、習近平政権3期目の折り返し地点、振り返ってみて思うこと

2025年、本年は習近平政権の3日目の折り返し地点となる。李前首相が亡くなり、青年団が幹部から排除された中共は習近平の権力集中が加速したと言える。そのため日本としては外相レベルよりも習近平と近い最高指導部の人と接点を持つことが大事と言えるようになった。

ただ今の中国は残念ながら我が国の要人がいくつか訪中しても、国家主席本人とは面会させていただけない。外務大臣もまた最高位だと国務院トップの李強首相だ。

過去2回、アメリカのブリンケン国務長官が習近平主席との面会を果たした。
ただ日本の外務大臣は習近平に会わせていただくことが出来ていない。中国とパイプのある公明党もまた党首や幹事長が訪中しても、最高指導部と会談したのみで習近平に会えない。

親中派の二階元幹事長が訪中しても、会談したのは最高指導部だ。つまりときの総理を除く幹部は習近平主席と面会するという意義を成し遂げられてはいない。

私は対中強行派であり、ウイグルの人権問題や香港、台湾地域の問題についても毅然とした対処が必要だと感じる。

しかし日中のパイプを疎かして訪中は反対だ。

①戦略的互恵関係の構築
②定期的な外相会談
③年一回の対面での日中首脳会談
3点は間違いなく今後も必要だろう。

本年、全人代が迫っている。外相は引き続き王毅外相が任期満了まで引き継ぎ、外交トップと兼任して重役をこなすか?また国防大臣の更迭はありえるか?

さらに4期目の人事に向けた素案も考えているかもしれない。いずれにせよ中国の要となる要人との会談は行なって欲しい。

いいなと思ったら応援しよう!