人生で「損しやすい人」と「得しやすい人」
去年からオンラインで日本語レッスンと英語コーチングを行っています。
日本語レッスンはフリーランスでやっているので、自分でキャンセルポリシーを作っています。直前のキャンセルでは基本的にレッスン代金をいただいています。とはいえ、事前に連絡くださった方には、日程変更を提案したり、フレキシブルに対応しています。
ちょっぴり厄介なのは英語コーチングの方。業務委託で行っているので、色々と規則があって生徒さんからの直前の日程変更などにも応じないといけないのですね。
生徒さんから
ユキノさん、いつもお世話になっています!直前で申し訳ないのですが、明日のレッスン、来週に変更していただくのは可能でしょうか?急ですみません!
とメッセージが来た場合、「あら、お仕事で忙しいのかな」なんて思いつつ、規則に沿って日程変更に応じています。
…が、生徒さんの中には「こんにちは」も何もなく
明日のレッスン変更したいんですけど
とだけ送って来る方もいらっしゃいました。
うーん。
内容としては、上の生徒さんと同じなのに「え…連絡が直前すぎて、今さら他の仕事も入れられないしこちらも予定狂っちゃうなぁ…」とちょっぴり釈然としない気持ちで日程を組みなおしていました。
そして日程変更のメッセージをお送りしても返信もなし。結局最後まで「すみません」や「ありがとう」の一言もありませんでした…。
お若い方でしたが、社会人なので、同僚や上司にメールを出す時は「すみません」とか「お疲れ様です」とか書くはずですよね。
今時の若い人は…などと言いたくないけれど、もしかしたら、物心ついたころからLINEなどでの連絡が当たり前の世代にとっては、そういう挨拶なども不要なのかしら…。
そうそう、よくアメブロでも
LINEでお友達登録していただいた方には「〇〇のPDF」をプレゼントしま~す!LINE登録後「特典」と書いて送ってください。
みたいなメッセージを見かけます。私もこういった特典が欲しくて、お友達登録したことあります!笑
そして、メッセージを送る際に迷うのですよね。
「こんにちは!アメブロを拝見して、〇〇のPDFぜひ読みたく、登録させていただきました!」
と書こうとして、もしかしたら
「特典」とか「プレゼント」という文字列に反応して、自動で返信するような仕組みがあるのかも?!
たくさんメッセージを受け取るだろうから、余計なことは書かず「特典」とだけ書いて送った方がいいのかな?
とか…。
企業のウェブサイトでもカスタマーサービスはAIやチャットでの対応で、「プラン変更」とか「解約」とか知りたい言葉を入れると、それに応じた返信が表示されたりしますよね。そういうのが当たり前だと思ってしまうと、画面の向こう側に生身の人がいることを忘れてしまうのかななんて感じたりもしました。
そして、たった数文字のメッセージでも大きな違いを生むとも感じています。人生において「得をする人」「損をする人」に分かれてしまうと思うのです。
数年前、通訳ガイドのご依頼が直前にあり、忙しかったので断ろうと思ったけれど、「体の不自由なお子さんの旅行を ぜひサポートしてほしい」とエージェントに言われお引き受けした話をブログに書きました。
その時に、
ハンディキャップがあるからという理由で引き受けたり、お客様を選んだり、ゆきのさんは差別的で上から目線ですね
というニュアンスのコメントをいただいたのですね。
私はえこひいきなどはしませんが、フリーランスですのでお客様は選びます。「差別的で上から目線」と言われようと、私のサポートをより必要としているお客様を選びたいですし、お互い楽しく、気持ちよく働けるお客様と良い関係を築きたいと思っています。
毎回ご友人に私のことを紹介してくださったり、いつも良くしてくださるお客様には、こちらもエクストラでサービスすることもあります。
普通の企業やお店でも「お得意様」ってありますよね。
逆に、事前にOKを出していたプランに、当日になって不満を言って何度も変更したり、振り回されてへとへとになった時は、
「ぜひ明日もお願いしたい!」、「このあと食事ごちそうさせて!」とお声がけいただいても「次の予定があるので…」とお断りしてました。
日本語レッスンでも、英語コーチングでも
いつもレッスンありがとうございます!すみませんが、仕事の面接が入ってしまったので、日程の変更をお願いできないでしょうか?毎回すごく役に立っているので、どうしてもレッスン受けたくて…お願いします!
と言う方には、プライベートの予定を多少ずらしてでもご希望に応えたくなりますし、
「ありがとう」も「すみません」の一言もなく、いつも直前に
日にち変更してほしいんですけど
とだけ送ってくる方には段々と「次はお断りしよう」など警戒するような気分になってきます…。
もちろん、メッセージやメールの文言やあいさつやお礼の言葉なんて全く気にしない方もいると思いますが、私のように感じる方もいらっしゃるとも思います。
なので、小さなことでも、それが続くと前者の方は
なんだか周りの人がいつも優しいんだよね。
なぜかみんな良くしてくれるんだよね♪
と感じることが多くなるでしょうし、後者の方は
なんだか私の要望って通りにくいな。
私の希望って、聞いてもらいにくいな。
ということが多くなると思うのですね。
「いいことが起きない」「いつもアンラッキー、ついてない」と言う場合、もしかしたら、自分の発したものがそのまま返ってきているのでは…?
と私はいつも思うのでした。
まさに、What goes around comes around.ですよね。
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