記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

黄金のレガシー メインクリアしたので感想!ネタバレ!

黄金のレガシー メインクリア感想ネタバレ
…です!長い…!!体感めっちゃ長かった…!!
面白かった部分と、惜しいなぁ…という部分がめちゃくちゃはっきり分かれており、賛否別れるという意見もまぁわかるな…という印象。
個人的にはシナリオの骨子というか、ベース自体は好きです。

消えゆくものと遺されたもの。未来に進むものと過去に縛られるもの。ちょっと対比がくどいなぁ…というのもわからなくもない。
私自身はウクラマトが割かし好きなキャラなので、ウクラマト周りで嫌悪感とかはなかったです。
ヒカセンが後方支援で中心人物ではなかったのも別にそこまで気にならなかったです。
その辺はキャラ感想でつらつらと…


◆フィールド

トラル大陸のフィールド雰囲気はとっても好きです!
中南米をモチーフにしており、高地や熱帯、荒野と個人的にはとてもよかったです。
個人的に好きなのはオルコパチャの高地の部分ですね。ペルーっぽい。
逆にヘリテージファウンドとアンロストワールドは微妙…
ヘリテージファウンドは暗い…アンロストワールドはなんかもうちょっと名前どうにかならんかったんか感。
クリア後のリビングメモリーがもの寂しい…仕方ないけど。

ただヘリテージファウンドでアレクサンドリアの廃墟が見えた時はめっちゃテンション上がりました。あそこは本当に良い。
名前だけかと思ってたらマジのアレクサンドリア!?ってなった。


◆ID

メインのIDはどれも楽しかったです!
特に好きなのは95IDのヴァンガード。BGMもボス戦もめっちゃ楽しい。
ID装備も今回デザインがいいものが多くて良かったです。ゾーモー装備可愛すぎる…
エキルレは噂の遊園地、2ボスが難しすぎる…
コーヒーカップ回るやつ、メレーで見れねぇ…!

全体的に難易度も高く、コンサポで行くと普通に死ねるところも多かったですね…
何回…何回クルルさんに殺されたか…!!!


◆BGM

トライヨラは昼も夜もどっちも好きです。ボサやジャジーな雰囲気ではやくサントラで聴きたい。
通常戦闘BGMもめっちゃカッコいいですよね。通常戦闘BGMなら一番くらいに好きかもしれない。

IDのBGMはヴァンガードが良すぎた…クッサイエレキギターがたまりませんねデレッデー!デレッデッーデーン!
後、アルカディアのBGMもめっちゃ好きです!
まだ一層と二層までしかやってないですけど。

ボス戦はエターナルクイーン戦のBGMがほんっとうに良い。
久しぶりに演出のBGMで鳥肌がたった…
イントロがちょっとJENOVAっぽくておっ?となってしまった。


◆バトル

まだ極も零式も手出してないのでわかんないです。
NゾラージャのあみだくじはNの時点で脳が死んでいたのでやりたくないです。


◆ジョブ
(とりあえずレベル100になったやつとちょろっと気になったやつだけ
●モンク
…レベル100になり毎日感謝の木人を叩き続け、回しも慣れてきました。
疾風と絶空だけ非常に使いづらい…!絶空はアビで良かったのでは感だけどアビにすれば威力下がるからなぁ…
AFがチャイナでかわいい。

●リーパー
…ペルフェクティオオオオオオオオ!!!めちゃくちゃ楽しいリーパーさん。爽快感がすごい。
WSやアビの回数も多すぎず少なすぎずで完成度が…完成度が高い…!!
AFがアサシンでめっちゃかっちょいい。

●竜騎士
…やっぱコンボ数もアビ数も多すぎません問題。
絶対にミラージュダイブいらない。
ウィンググライド45Sにしません?
ランスチャージを自己バフに変えたドラゴンサイトにしません?
竜牙竜尾は実行可にしません?
けどやっぱ竜騎士はかっちょいいぜ…!!というズルいジョブ

●ヴァイパー
…いざ自分でやってみると押すボタン多すぎぃ!!こんなもんギミック処理しながら押せるかバカ!!蛇尾撃いる?これ。
メレーで一番火力高いらしい。

モンクが扱いやすいジョブになっているので個人的には満足です。零式とかまだなーんにも触ってないので火力どうなってるかは知らんけど。

それではここからは本番。キャラ感想に入ります。主要キャラメインで一部キャラは割愛。


◆キャラ感想

●ウクラマト
…割かしシナリオに振り回された人。ただ、根底にある願いは【笑顔】、皆が幸せに暮らせる国を作るという部分は変わっていないので個人的には好きです。
王としては甘すぎるところがあったり、個にフォーカスしすぎたりしますが、トライヨラ自体に善良な人が多いので何とかなってる気がする。

グルージャとお話する時に目線を合わせるところが好きです。でも国民の前でもグルージャジャをオヤジって呼ぶのはどうかと思う…ああいう場面はちゃんと父上とかで呼んだ方が印象は良いよラマチ。

●コーナ王子
…まさかの理王をコーナが担うという新たな連王制に。
すっごい好きなキャラなんですけど、王位継承戦以降は急激に存在感がなくなってしまう…

コーナもグルージャとお話する時に目線合わせるの好きです。コーナ叔父さん。

●バクージャジャ
…いいキャラなのによぉ!!!?呪われた双血が、呪縛を振り払って民の為に力を振るう…正直、成長後は一番王としての気質がありそうなんですが…やっぱりヴァリガルマンダの一件だけがどうしても…ここだけ本当にキャラと行動が合っていない…
トラル勇連隊の軍団長とかになってそう。
ヴァリガルマンダの一件さえなければ本当に良い成長のしかたをしたと思う。

●ゾラージャ兄さん
…まさか…まさかこんなにぶっ刺さるとは…
本質的には虚無。おそらく本来は理も武も兼ね備えているお人。
ただ本人はグルージャジャという偉大な王と、その奇跡の子という関係が、呪いとなって心を蝕み続けた。
奇跡の子でも、連王グルージャジャの息子でもなく、ただの親子として、息子として当たり前のように父に気にかけられたかった、もっと言えば贔屓されたかった。
でもグルージャジャは王として素晴らしすぎた故に、民と子を天秤にかけることをしなかった。できなかった。

正しい道を選べたにも関わらず、その道を呪い、袋小路に陥り、雁字搦めになり、自己矛盾を抱えながら、間違っているとわかっていながらそれからも目を逸らし続けた虚無。
掘り下げるほどのバックボーンすら持たないのがグルージャの虚無性を表していると思います。

小野大輔氏の演技が凄すぎて気圧されるけど、実際は光の中にいた家族の輪に入ることができず、独り影の中へとただ逃げ続けていただけ。
目を逸らしたとしても結局は切り捨てた幻影こそが彼の求めるものだったんですよね多分…
たった一度だけでももっと早くにラマチと呼んでいただけで家族になれたんだよ君は…

グルージャとの親子関係とか、母親は誰かみたいなのは正直どうでもいいとは思います。
あれはグルージャという子を設けたことにより、自分にも家族という絆が、愛があるのか確かめたかっただけだと思うので…
しかもちゃんと向き合えば多分気付くことができた絆…あの時点でもう引き返せないところまでは来ていましたが、おそらくそれからも逃げたので…

エバーキープでの30年という期間も今を生きるものとしては長すぎた。
原初世界で30年間を過ごせていたのであれば多分何かしら変われるところはあったかもしれない。
けれど30年という時間は、ゾラージャにとって超えられない幻影に苛まれ続ける時間としては十分すぎた。

その上、エバーキープ自体が停滞した世界。
先がなく滅びへと向かう世界で、焦燥と、力への渇望から魂喰らいという選択を選ぶのは、ゾラージャとしては当然の帰結なんですよね。
だって生きてないんですもん魂のエーテルなんて、ゾラージャにとっては。

多分、こいつめちゃくちゃ甘ちゃんなんですよね基本的に。
正直、めちゃくちゃ好きなキャラです。

●グルージャ
…マムージャ族のガキ。マムガキ。ゾラージャの息子、めっちゃかわいい。
巷ではゾラージャのクローンなのでは?とも言われてますが、実際どうなんですかね。
マムージャ族という結構クセあるトカゲデザインを可愛くデフォルメしてるのはすごいと思う。
ストーリー中、もうちょっとかわいいおべべ着せてあげて、とずっと思ってた。

幸せになってね。

●スフェーン
…実は本人はそれそのものではなくて、ある程度指向性を持たせてチューニングされたシステムAIみたいな存在であることがリビングメモリーで明かされましたね。
ウクラマトの反転存在みたいなキャラ造形なのですが、正直あんまり魅力はない。というかどう見ても後から敵になるがバレバレすぎる…

本質的には善なはずなのですが、めちゃくちゃ悪ぶってるキャラが本当にやばいことをしでかしたらそれは単純にやべーやつなんですよ…

別に永久人のスフェーンじゃなくても良かった気はしないでもない。
嫌いではないけど、こっちの話をあまりにも聞かないので、交渉の余地ないままボコボコにして解決してしまった…

永久人をデータとして描くには生々しすぎるのも問題だと思う。
永久人も過去の記憶を集積して再現されるからただのデータなんです!って感情になりづらい。
もうちょいデータ感の描写があれば、プレイヤー側も「ああ、これは焼きついた過去の幻影なんだな…」ってなってたと思う。

アレクサンドリアを維持するエーテルがどこまで膨大だったかはわからないけど、キャラがガンガンリビングメモリーをシャットダウンしていくスピード感と、プレイヤーがああもうそれしか道はないんだな…と思わせるスピード感の同期がうまいことできなかった。

ちなみにスフェーンが魂をエーテル資源として運用すること自体は多分悪いことじゃないです。
原初世界にその文化の馴染みが薄いだけで、星界に還ったエーテルや、人が残したエーテルを利用すること自体はあるのですから。

問題は魂のエーテルを循環させずに今を維持する為に利用していることと、その魂エーテルが枯渇するから他の世界を侵略して奪い尽くそうという考え方がやべーから止めるぞ、ですからね。
前者は倫理の問題ですが、後者は明確な他世界からの侵略行為ですから…

●エレンヴィル
…いいキャラですねぇ…
王位継承戦中はあくまで案内役くらいの立ち位置なのですが、ヘリテージファウンド辺りから焦燥したり激昂したりクールに見えて感情を表に出すことが増えてめちゃくちゃ魅力的に感じました。

リビングメモリーでのカフキワのやり取りもすっごく良かった。
黄金のレガシーの序盤からしっかりエレンヴィルの目的や、師の存在は匂わせていたので、リビングメモリーのストーリーも唐突感がなくてめちゃくちゃ良かったです。

そんでもってカフキワが可愛すぎる…なんなんですかねあのママ…お姉ちゃんかと思っちゃったよアタイ。

●暁の面々
…結局出てくるのかよ!!感のある方々。
トライヨラ襲撃はかなり危ない状況だったはずが、ヴリトラまで出てきて完全に過剰戦力と化していた…
困ったら知のシュトラ、武のにゃんで解決すな!!
いつものメンバーで安心感はあるのですが、いつものメンバー過ぎて新鮮味は一気に薄れちゃった。

ただマムガキに絡まれるエスティニアンは最高。もう大好きこいつ。

●クルル
…モチモチしててかわいい。
なんと生まれがスフェーンの鏡像世界ということがわかりました。
というかクルルって厳密には何年前の人間なのですかね?20年ほど前にガラフに預けられたのはわかるんですけど、あの時点で原初世界と鏡像世界って時間のズレとかどれくらいあったんですかね?

リビングメモリーの本当の両親とのやり取りでだっばだばに泣いてしまった…
ストーリー自体は短めなんですけど、ずっとクルルさんが内に秘めていたものや、物分かりが良すぎて我儘を言えなかった彼女がようやく泣いて笑えた瞬間だったよ…

【味がしなくたって、あなたがいれば】
ってクエスト名が本当にいいんだ…

クルル・バルデシオンからマイアという本当の名前を受け継ぎ、クルル・マイア・バルデシオンになるところも良かったです。
まさかとは思ってたけど、その名前をここでこう使うのか。
FF5もやり直したいね…

…ただ!クルルさんはコンサポで連れて行った時に近接の位置でギミック処理しようとするのやめろ!キャスなんだから外で処理をしなさい外で。

●冒険者
…我らが冒険者、光の戦士。結局世界を救う運命にあるんだなぁ…という感想。俺の夏休み…どこいった…?
今回は主役ではなく、ウクラマトを導く役割なので存在感は薄め。なのでそんなに語ることはない。主人公なのに。
ただなんか結局アゼムに振り回されてる気はする。

●ケテンラム
…誰なの?怖いよおッ!ほんとにお前は誰なんだよ!!!もうこいつが一番謎。重要な役割かと思ったら、なんかそうでもない、のかと思ったらやっぱり重要な役割…なのかと思ったら存在が消えた。
絶対死んだだろそれみたいな展開でも生きてるし、何の説明もなく登場するし、お前は本当に誰なんだよ!!なんでこんなわけわからんムーブするキャラのCVが玄田哲章さんなんだよ!!
巷ではアシエン転生組とか言われてて笑っちゃった。や、笑えないんだよ!作中のムーブ的に!!

みたいな感じですね。
リビングメモリーの人間の頃のオーティスとのやり取りも良かったです。


◆総評

蒼天>漆黒>暁月>黄金>新生>紅蓮かなぁ?個人的には。(蒼天大好きマンですまん
割とテーマとしてはくどい部類だと思いますが、くどい割にはうまく描写しきれていない印象。テーマ自体は個人的には面白かったです!
ただわくわく感がイマイチだったのもたしか。一番は冒険している感じが薄かったなぁ、と。

FF9というテーマもうまく使い切れていなかった感はあるかなぁ?
FF9って基本はすごく優しい物語なんですけど、裏や土台はわりかし暗いんですよね。
でもジタンがいつでも明るく前向きなの、でプレイヤーは安心してストーリーを進められる。ああ、ジタンが言うならきっと大丈夫なんだと思わせてくれる。
そういった役割をウクラマトが担いきれていたかと言うと…彼女自身が成長する枠なのでそりゃ同じにはならんが。
…や、ジタンみたいなキャラ早々作れてたまるか!って感じですけど。

後、上でも書いたのですが、見せたい描写が先行しすぎてて重要な場面での感情移入がし辛い。
ヘリテージファウンド突入直前の列車も、あのBGMはいらんかったやろ…

ただその分、エレンヴィルやクルルさんのところでも書きましたが、ちゃんと序盤から目的を匂わせてたり、キャラの行動原理を描いてる部分に関しては、見せたい場面をフォーカスするストーリー組み立てにしっかり合ってると思うんですよねぇ。

個人的に気になるところはところではトラル大陸ってアラグ文明侵攻してなかったんですかね?
アラグの遺物が影も形もなくて逆にこえーよ!!

後、【鍵】がまさかのアゼム式…?
めっちゃ厄種というか…完全に古代人絡みで笑ってしまった。
そして鏡像世界のラミミ族が過去の霊災の際に鍵を使って次元跳躍?か部分的な次元圧壊かで飛ばされたアロアロ島のララフェルとかいうのも衝撃的すぎて笑ってしまった。

エメおじが言ってた豊穣海の海底神殿には第十三世界に繋がるヴォイドゲートがあったしよぉ。
南洋諸島のアロアロ島は次元跳躍してるしよぉ。
新大陸にもアゼム絡みの変なアーティファクトあるしよぉ。
お前これ全部古代人絡みだろこれなぁエメおじよぉ!!メラシディアなんてアラグとドラゴンの遺恨残りまくりだし絶対やべー鏡像世界に繋がってんだろこれよぉ!!!

最後に黄金のレガシーとは?と個人的な解釈を。
レガシー、遺産、遺されたもの。
●意志、想い…無形のもの。受け継がれたもの。
●アーティファクト【鍵】…有形のもの。ララフェルがラミミとなっても引き継がれてきたもの。

今回は一つ目がテーマとなっていたと思う。
7.1以降はこのアーティファクト【鍵】が遺され引き継がれてきたレガシーとして物語のキーとなってくるのかな?と。

というわけで、黄金のレガシーの感想でごぜーました。
またなんか気づいたことがあったら記事にしたいと思います!

いいなと思ったら応援しよう!