第17回東日本カバディ選手権大会を観ました(1日目)

 こんにちは、雪乃です。今日はカバディ東日本大会1日目!ということで現地で観戦してきました。

 以下、観た試合の感想です。

観た試合①東洋大学カバディサークル vs 帝京リアライズ

 今年創設された東洋大学カバディサークルと、伝統あるチーム・帝京リアライズの試合。東洋大学カバディサークルは百足の志村選手や中山選手が所属していることもあり注目していました。
 ベテランから若手まで層の厚い帝京リアライズは、伝統チームの矜持を感じさせる鉄壁の守備で次々と相手レイダーを捕え点差をつけていきます。対する東洋大学も積極的にチャンスを掴みに行くプレーで、試合の中で守備を仕上げていきます。
 ボーナスを逃さずスーパータックルも迷わず決めるなど攻守両面で安定感のある試合だった帝京リアライズ。東洋大学は今回が公式戦初出場でしたが今後が楽しみ。植田選手のパワー溢れる攻撃は圧巻の一言!ジモディ時代から名攻撃手としてチームを牽引していた志村選手は新チームでも変わらず強いプレーに魅了されました。

観た試合②茨城シーイーグルス vs ジモディ

 前半は接戦。両チームに決定力に長けたレイダーがいるので大きく差がつかず、16対15とジモディが1点リードした状態で後半で突入します。
 後半開始から勢いに乗るジモディが7点差にまで引き離しますが、ここから茨城シーイーグルスの反撃が始まります。島選手が8得点、石井選手が2得点と大量得点が続けて試合の流れを掴み一気に逆転。一転して追いかける立場となったジモディでしたが点差が縮まらず茨城シーイーグルスの勝利となりました。

観た試合③JimO’b vs ジャガーノートB

 Lapis Lazuliとの合同チームを組み関東カバディリーグでも活躍するJimO’bと、ジャガーノートの若手・初心者中心で構成されたジャガーノートBの試合。若手中心ではありますが渡辺次郎選手が選手として出場しており、渡辺選手がレイドに出た瞬間は客席がざわつきました。熟練のプレーが観られて嬉しいです。
 前半の序盤はお互いに攻撃で点を取り合う展開が続きます。
 関東リーグに引き続き、姫野選手や真仁田選手といった得点力に長けたレイダーが活躍するJimO’bが得点を重ね、対するジャガーノートBは攻撃で点を取り返しつつ少人数で粘りますが10点差をつけられる形で前半を終えます。
 後半のジャガーノートBはボーナスを重ねますがJimO’bが強い!掴んだ点を絶対に離さず自陣まで持って帰る姫野選手のレイドは生で見ると一層引き込まれました。
 しかし試合終盤で押し返しを振り切って攻撃に来た相手を2人守備で止めてスーパータックルを決めるなど、最後まで粘り強く戦った試合だったと思います。

観た試合④栃木ガーナレンズ vs ManGaNus

 序盤から勢い良く試合を盛り上げるManGaNus。村井選手の精密な攻撃で前半は得点を重ねます。一方栃木ガーナレンズは山本選手のコートを広く駆ける攻撃に加え榎園選手のパワフルな攻撃を展開し接戦となります。その後ローナを取り、また山本選手の攻撃で4点差をつけて後半へ。
 前半最後の攻撃で山本選手が離脱した栃木ガーナレンズですが何とかリードを守ります。しかしManGaNus・村井選手の攻撃の精密さは崩れることなく、守備の強さもあって同点、そして逆転される栃木ガーナレンズ。コートに復帰した山本選手も村井選手が攻撃で追い出すなど緊迫感のある展開が続きます。
 ManGaNusのペースになっていた試合の流れを取り戻したのが橋爪選手の2得点の攻撃でした。コート内が残り1人のいう局面で自陣の人数を3人に戻し、畳み掛けるようにスーパータックルを決めます。最後までどちらが勝つかわからない僅差ではありましたがManGaNusの最後の攻撃も止め、栃木ガーナレンズが勝利を掴みました。

観た試合⑤脳筋陣闘部 vs WASEDA MONSTERS

 初戦で赤スパッツ軍団に勝利したWASEDA MONSTERSは攻守両面で盤石の試合を作り着実に点数を重ねていきます。対する脳筋陣闘部は、前半からこと守備についてチームの創設時期を疑いたくなる完成度の高さ。島原選手を中心に一瞬で勝負を決める守備の組み立て方に注目したくなるチームです。
 WASEDA MONSTERSが少人数で粘る中、試合を動かしたのは脳筋陣闘部のジャック  ランドール選手の攻撃。ここで2人守備を突き崩してローナを取り後半開始5分足らずで4点差にまで詰めるなど怒涛の反撃を開始します。しかし今福選手と片川選手の2人でスーパータックルを成功させるなど、簡単には逆転を許さないWASEDA MONSTERS。攻守ともに勢いに乗り点差を詰める脳筋陣闘部でしたが最後は2点差という僅かな差でWASEDA MONSTERSが勝利しました。

観た試合⑥Lapis Lazuli vs 茨城シーイーグルス

 無駄のない守備や今井選手の得点力の高い攻撃を武器に序盤から点を積み上げ、10点差を維持するLapis Lazuli。茨城シーイーグルスは宮田選手の攻撃を中心に追う展開となりますが、人数を削っても少人数で粘り切りローナによらずして人数を戻すのがLapis Lazuliの強さ。ダブルスコアをつけ前半を終えます。
 後半で茨城シーイーグルス側の猛追を受けながらも試合の流れは掴ませないLapis Lazuli。最後まで大きな点差を維持し勝利を掴みました。

観た試合⑦JimO’b vs Babylon Breakers

 Babylon Breakersの千葉選手が攻撃で3得点を上げるという劇的なシーンが序盤はありましたが、互いに主導権を掴ませない展開が続いたためか低い得点のまま推移していたこの試合。しかし大きなうねりとなって相手を飲み込む守備と確実な攻撃を持ち味とするBabylon Breakersが点を重ね12点差をつけて前半を終えます。
 後半はダイナミックな攻撃を見せるJimO’bですがBabylon Breakersが点差を広げBabylon Breakersが勝利を掴みました。

観た試合⑧AKS vs WASEDA MONSTERS

 AKSは鈴木選手が攻撃で無類の強さを見せ、序盤から点差をつけていきます。特にAKSが2人守備を落としてローナを取るか、WASEDA MONSTERSが2人守備を守り切ってスーパータックルを取るかという攻防の果てに鈴木選手が帰陣したシーンは見応えがありました。WASEDA MONSTERSは大きく引き離された状態でのプレーとなりましたが最後の守備ではスーパータックル、続く攻撃も成功させ、最後まで諦めない、力強く進み続ける試合を見せてくれました。

 今日観た試合は以上!最終試合を除けば2試合同時進行なので半分ほどしか観られていないのが悔やまれますが、どの試合も熱戦でした。

 ジモディとJimO’bは自由の森学園カバディ部の現役生徒とそのOBチームということもあり、フォローの速い守備には部の伝統と、そしてメンバーの結束力の高さが見え胸が熱くなりました。また西日本カバディ界に現れた彗星こと脳筋陣闘部、すごいとは聞いていましたが本当に完成度が高く、目標に掲げているチャレンジカップ優勝、そしてその先もぜひ見届けたいチームです。

 また栃木ガーナレンズの試合で栃木ガーナレンズを中心に観客席がひとつになったのが本当に楽しかったです。ひとつのチームが軸になって熱が渦巻くあの感覚はやはりスポーツならでは。これが私が求めている「祝祭」です。最高でした。人が心の底から喜びを噛み締めている、そういう表情を見ると「スポーツ見始めて良かったなぁ」と思います。
 栃木ガーナレンズは練習試合を観させていただいたこともあって(その節はお世話になりました)すごく皆さん爽やかだったのが印象的で。試合で着実に経験値を積み重ねていく過程を見ているので感慨深いものがありました。

 そして今日は王子神社がお祭りだったようで、行く途中で山車とすれ違いました。こういうのも夏ならではで良いですね〜。十条の雰囲気好きです。

 そして明日は決勝戦!楽しみです!

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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