灼熱カバディのアニメ5話を見ました
こんにちは、雪乃です。灼熱カバディのアニメ、5話の感想です。4話の感想はこちら↓から。
5話、一言でいえば「最高!!!!」です。この回からライバル校である奏和高校との練習試合が始まるのですが、もうとにかく、最高でした。
アニメの5話は原作の11~13話に当たります。流れは再構成されていましたが、入れて欲しいシーンは概ね入ってました。
「なら俺も勝たせてくれよ。お前に誘われてもう6年だぞ?」「うん…」という井浦さんと王城さんのやり取り、原作でもヤバかったですが声がつくとよりヤバいですね(語彙力)。6年の重みを、改めて認識しましたよ。あとは王城さんからどちらが後輩の育成も含めて活躍できるか「勝負」だと言われたときのシーン。ここで井浦さんが「うぜー奴。」って言うんですよ。ここ、アニメだとすごく井浦さんの優しさを感じたんですよね。王城さんのすべてを受け止める感じが。そりゃもう王城正人と幼馴染をやっているんですから。原作だとわりと言葉の意味そのままの感情がのっている印象を受けたのですが、アニメだと言葉には現れないこの2人の強い精神的な繋がりを感じてしまってもうね、あらためて声が付くの最高~~~という感じです。
王城さんが宵越の部屋に肉じゃがを持って行くシーンもちゃんとありました。ですが王城さんが来る直前に宵越がミコミコ生放送を始めようとするシーンはカット。宵越のヨイゴシな一面が見られて、結構このシーン好きだったんですねどね。
部長が来てから「全国ってさ、どんな人が行ける世界なんだろう?」と切り出すまでに原作だとやりとりがあるのですが、アニメではカット。「急ぎで聞きたいこともあったからさ。」のあたりです。王城さんは宵越に、宵越にしかわからない世界のことを聞きに来たという必然性が生まれるやりとりなので、できれば削ってほしくなかったかなあ。
そして来ました、私がアニメで一番見たかったシーン!!!「…カバディでなろうよ。宵越くんもなりたかったんでしょ? 日本一。」のシーンです。もうここがアニメで拝めただけアニメ化された甲斐があったというもの。原作だと王城さんの表情はさわやかなのですが、アニメだと常に勝利への執念が、日本一への渇望が燃え続けているような描き方になっていました。
からの、宵越に「悔しかった?」と尋ねたうえで、相手には聞こえないように「悔しかったのはこっちの方だ…」と言うあのカットも健在。ありがとうございます最高です。
アニメの王城さん、いついかなるときでも常にカバディ愛が燃え続けてる感じが最高なんですよね。試合や練習が始まって、急にスイッチが入ったように火がつくのではなく、常に奥底で炎が燃え続けている印象を受けました。その炎が表に出てくるのが、例えば日常パートの中でも「悔しかったのはこっちの方だ…」と口にするシーンであったり。
宵越と練習しているときの「よく…見て学べよ?」もちゃんとありました。練習ですが魔王モードな王城さん。敵も味方もすべてを愛を燃やすための薪にするような、そんな王城さんが大好きです。
アニメが始まってさらに王城さんへの理解が深まるかと思っていたのですが、寧ろさらに王城さんが分からなくなりました。
さて、話は変わって奏和高校です。灼熱カバディに登場するライバル校はどれも魅力的ですが、その中でも真っ先に練習試合の相手として登場するのがこの奏和高校。中学時代に海外遠征に赴いた、「世界組」と呼ばれる選手の一人である六弦さんが部長を務めています。
そんな奏和高校が誇るエースレイダーが高谷煉。来ましたよとうとう。放送前、「ああ、とうとう高谷煉が世界に見つかるのか……」と何とも言えない感情を抱いてしまいました。原作でこの練習試合を読んでいるときはそこまで高谷にハマっておらず、そのあと色々あって高谷沼に落ちたので、アニメから入った方にも早く「こちら側」に来て欲しい気持ちでいっぱいです。
というわけで、完全に高谷に魅せられた人間が改めてアニメを見たわけですよ。高谷煉が喋っているという事実を受け止めきれずに失神しそうでした。PVでのたった一言の台詞で発狂しかけてたので、もうこの5話の時点で供給過多で死にそうです。
常に自信に溢れていて、自由で、何よりも自分が楽しむことを求めている高谷煉。どこか子どものようで自分の感情に素直で、しかし一方で自信と実力に裏打ちされたスポーツマンらしさを見せる。割と先輩からも怒られているのに、選手としては一流のエースレイダー。もうこいつ本当に何なんですか?あと余談ですが、原作16巻の描き下ろしを踏まえたうえでこのあたりを見返すとめちゃくちゃしんどいですね。六弦さんに首根っこ掴まれて引っ張られてる高谷煉、子虎って感じでアニメでも可愛かったです。
高谷は水泳からカバディに転向した選手ということもあり、よく水のイメージエフェクトがつくのですが、アニメだとカラーで見られるのでより画面に映えていて良かったです。
そういえば、今までの回で削られた説明はサッカー部の監督が代わりにやってくれましたね。監督が読んでるカバディ入門の本、実際に出してほしいです。
練習試合序盤、私が楽しみでもありそして実は少し不安でもあったロールキックの描写。ここは練習中のカットの挟み方が巧かったですね。予想以上で安心しましたし嬉しかったです。「ストラゴォ!」の音声も、通常時とは違っていて面白かったです。どこにバリエーション作ってんだこのアニメ。
試合が始まる前の王城さんの「気合い入れてくぞォ!!」は削られてしまっていて、そこが少し残念でした。ここ好きだから入れてほしかったな~。声が付いたときにどうなるか一番楽しみにしていたのがこの台詞だったのでやってほしかったですね。いつもの王城さんとも、魔王な王城さんともギャップがあって好きだったので、ぜひ原作ではいろんな方に見ていただきたいです。
それから、奏和のメンバーが喋ってて感動しました。キャントは六弦さんと高谷しか公開されていなかったのでそれ以外のメンバーは初めて声を聴いたのですが、栄ちゃんの声が可愛くてびっくり。木崎先輩もイメージぴったりで、やっぱり公式戦の奏和戦もアニメでやってほしいな~と思います。しっかし栄ちゃんの声良かったな……。
5話はもういろんな要素がありすぎて1回では処理しきれなかったので、後でもう一度見返そうと思います。観客席に、のちにカバディ部に入部する関くんと人見ちゃんと伴くんがいたのも嬉しかったですね~。
話は逸れますが、マンガワンの公式ショップを覗いたらどうやら能京のユニフォームが発売するそうで。買って部屋に飾りたいです。「王城正人のユニフォームが部屋にある」状態が実現する世界線に感謝。
来週も楽しみです。本日もお付き合いいただきありがとうございました。