灼熱カバディのアニメ12話を見ました
こんにちは、雪乃です。アニメ灼熱カバディ、とうとう最終話を見ました。なんかもう、色々と胸がいっぱいです。
11話の感想はこちら↓から。
水澄くんが「スポーツマン」になるシーン、アニメで無事見届けられて感無量。あの守備が決まるシーンは、これぞカバディという迫力あるシーンで大好きです。水澄くんだけではなく、佐倉くんに、そして我らが主人公宵越に、スポーツマンの「意地」が詰まった最高に熱い最終回でした。王城さんの「もう君もなってるよ。」が聞けて良かった……!
これぞカバディといえば、やっぱり試合が終わった瞬間、宵越の帰陣です。たった指1本でも帰っていれば得点になる。ドラマを生むこのルールが存分にストーリーに生かされていて、改めて感動しました。
この試合は能京メンバーは制服で来てるので、王城さんはあの伝説の謎私服と名高いEBIのTシャツを着てないんですよね。制服姿もそれはそれで大変好きなんですけれども。いつかリアルにTシャツにして売ってくれ。買うから。
チラッと世界組の後ろ姿が映ったり、各校の練習風景で片桐さんとオガちゃんがいてくれたりして嬉しかったです。やっぱり片桐さんとオガちゃんに声がつくまで死ねません。
アニメ化にあたって削られてしまった部分もありましたが、原作がしっかりと隅々と張ってくれた根から、また少し違う形で花を咲かせたのがアニメだったんじゃないのかなと全12話を見て思いました。
アニメは何よりもまず音楽が最高でした、毎週言っている気がしますが、サントラを出してほしいです。12話で流れたボーカル入りの曲もちゃんと聴きたいですし。
12話の紅葉戦最終盤で流れた宵越のレイド中の劇伴、あれ1話で畦道くんが宵越を倒したときの劇伴と同じですよね。1話を先行上映で見たときにあの劇伴に泣かされたので、12話でめちゃくちゃ感動しました。原作でもリプライズというか、リフレイン的な演出が多いですが、それを劇伴という形でアニメでやっていただけたような気がします。
アニメ化して声がついて、「このセリフはこういうお芝居になるんだ……!」と驚きがあったのも、アニメ化してくれて良かったなあと思うポイントの一つです。以前に生配信を見たのですが、「畦道相馬」というお役が演者さんにすごく愛されていることが改めて分かって、嬉しくて堪りませんでした。
ここで、王城さんについても触れておきたいと思います。アニメで王城さんの解像度が私の中で爆上がりしました。
部長としての王城さんとレイダーとしての王城さんの演じ分けが、コントラストがはっきりしているように見えてグラデーションでもあって。穏やかな顔も魔王としての顔もすべてが王城正人という一人の人間が持っているものであって決して二面性の人ではないと感じました。
宵越の部屋を訪れて日本一になるという目標を話したシーンは、試合中でなくてもカバディへの情熱が静かに燃え続けている印象を受けました。奏和高校との練習試合で「カバディへの愛の違いだ。」と言うシーンは、カバディに対する独占欲のようなものを感じる声でした。そして初挑戦したバックが不完全だった宵越に声をかけるシーンは、ずっと悔しさが滲み出ているようでいて。「簡単に越せると思うなよ…」は何よりも意地と矜持を感じました。声に乗るすべての感情がすべてカバディへの愛へと収斂していく様が、すごく美しいと感じました。原作172話のネタバレになってしまうのですが、王城さんの「カバディで起こる全てのこと、嬉しいも悔しいも全部自分のものにしたい」という意思が全12話のお芝居のアプローチに軸として貫かれていたと勝手ながら思っています。
約3ヶ月、泣いて笑って、本当に楽しかったです。願わくばどうか2期を切実にやってほしいです。とりあえず私は明日4月に注文したグッズの支払いと引き取りに行こうと思います。
来週から灼熱カバディのアニメがないなんて信じられません。普通に13話の感想書いてそう。寂しいからこれからも週に1回くらいのペースで騒ごうかな。
原作も色んな意味で目が離せませんし、これからもずっと灼熱カバディを追いかけていきたいです。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。