第16回東日本カバディ選手権大会に行きました(2日目)

 こんにちは、雪乃です。昨日に引き続き、今日はカバディの東日本大会を現地観戦してきました。というわけでざっくり感想です。

1日目の感想はこちらから。↓

観た試合①ジャガーノートカバディクラブ vs かみ・とち

 ジャガーノートカバディクラブは序盤の守備から攻めまくり、一気に点差を広げました。しかし攻守ともに着実に得点して差を縮めるかみ・とち。接戦に持ち込みましたが1番・宮本選手のローナから点差が開き、しかしそこをかみ・とちが追い上げ……とまさしく一進一退の状況に。かみ・とちの7番・唐松選手はリーチを生かしたレイドで活躍。ジャガーノートカバディクラブは指先の数センチまで諦めない帰陣で得点を重ねました。
 残り25秒でかみ・とちがローナを取って追いつき、試合はファイブレイドへ。
 最終的に1点差でジャガーノートカバディクラブがファイブレイドを制し、準決勝へ駒を進めました。

観た試合②Lapis Lazuli vs 赤スパッツ軍団

 序盤こそあまり差がついていませんでしたが、3rdレイドを今井選手が成功させたあたりからLapis Lazuliが流れを掴んだ印象。ローナ手前で攻撃で得点して粘る赤スパッツ軍団も凄かったのですが、Lapisがリードを保ったまま後半へ。
 後半の赤スパッツ軍団はレイドで巻き返しを図りLapis Lazuliの人数を削りましたが、ローナ手前で守備で粘るLapis Lazuli。スーパータックルが決まりまくってて凄かったです。
 赤スパッツ軍団の2番・倉嶋選手の終盤の追撃の鮮やかさなど、最後まで見応えのある試合でした。

観た試合③ジャガーノートカバディクラブ vs AKS

 驚異の新星・ジャガーノートカバディクラブと強豪AKSの対戦。AKS、やはり強い……!序盤から点を重ねてジャガーノートカバディクラブを大きく引き離して後半へ。ジャガーノートカバディクラブはまとまりとある守備と1番・宮本選手を始めとした攻撃で相手の人数を削っていきます。しかしここでスーパータックルをきっちり決めるのがAKS。「この人に捕まったら終わる」みたいな選手がいるチームの守備はやはり堅い。
 ジャガーノートカバディクラブはローナを取れない展開が続きましたが、最後まで喰らいつくプレーを見ることができました。全日本も楽しみです。

観た試合④Buddha vs Lapis Lazuli

 言わずと知れたトップチーム同士の一戦。そういえば初めて生観戦した全日本大会の決勝もこの組み合わせだったな〜と懐かしくなりました。
 開始直後から、とにかくBuddhaが速い。最初はあまり差がついていなかったものの、じわじわとBuddaがLapis Lazuliを引き離し始めました。
 後半Lapis Lazuliが確実にボーナスを積み重ねるなどして猛追するもBuddhaが逃げ切ることに成功。決勝進出チームが決まりました。
 この2チーム、全員上手いのは大前提として、やはりBuddhaの下川選手・畠山選手、Lapis Lazuliの高野選手・今井選手のレイドは見応えがあり、1秒たりとも見逃したくない!と毎回思います。

観た試合⑤摩耶 vs Lapis Lazuli L

 自由の森学園OGで結成された摩耶とLapis Lazuliの女子チームであるLapis Lazuli Lによる女子決勝戦です。摩耶はかつてコイワイ613を牽引した主力選手が所属しており大注目のチーム。
 摩耶、観たかったプレーを試合中常にやってくれて楽しいです!コイワイ613で活躍した塩野選手の守備や赤津選手の攻撃、そしてコイワイ時代1番を担っていた木藤選手の活躍が光りました。
 両チームともにボーナスで得点しまくっていたこの試合。Lapis Lazuli Lは17番・緑川選手が多くのレイドをこなしながらボーナスを確実に取り、摩耶はボーナスだけでなくタッチでも赤津選手がやはり強かったです。
 最後は摩耶がLapis Lazuli Lに追われながらもリードを守りきり優勝を果たしました。

観た試合⑥AKS vs Buddha

 いよいよ男子決勝戦。AKSの強烈なタックルでいきなり畠山選手を追い出すも、すぐに下川選手がレイドで得点するスピード感のある序盤。差を広げられそうだったAKSですが、前半残り1分の段階でローナを取って同点に追いつき、Buddhaがわずか1点リードした状態で後半へ持ち込みます。
 AKSは11番・ガヤーン タミーラ選手の力強いタックルが決まり、力が全方位から押し寄せてくる守備は見ているだけで怖かったです。
 Buddhaは狩りというより漁。チーム全体が相手を捕らえることに徹する1つの巨大な網と化した守備は視線も捕えて離しません。何度見ても圧倒されます。  
 大量得点には大量得点で返すというレイドの応酬を見られ、後半は最後の最後まですべてがハイライト。最後までどちらが勝つか分からない緊張感のある決勝戦でした。
 優勝したのはBuddha!おめでとうございます!

 今大会は勝ち進みそうだったチームが1日目に敗退したりと波乱のある2日間でした。個人的に注目したいのはやはり公式戦出場2回目にしてベスト4に残ったジャガーノートカバディクラブ。全日本大会にも期待したいです。
 閉会式ではアジア大会に向けて代表選手の紹介もあり、チームの枠を超えた「日本のカバディ界」としての一体感を感じることができました。

 2日間楽しかったです!選手・スタッフの皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました!

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