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お笑い第7世代から学ぶ現代のファン作り

経営はファン作り

これは入社した会社で繰り返し使われる大切な言葉です。
お客様に感動を与えて、「もう一度会いたい!」と思わせ、お客様にとってNo.1であり続けるという考え方です。
ファンという言葉に非常になじみがありイメージしやすく、私は個人的に気に入っています。

さてこれからどのようにファンをつくっていけばいいのか悩んでいますが…
そこで、今をときめくお笑い第7世代の魅力を徹底分析して、ファン作りの極意を学ぼうではないか!と思いました。(単純に最近はまっているだけ)

第7世代ってどこからどこまで?

ここで言う第7世代は、20代を中心とする若手のお笑い芸人と想定します。

霜降り明星のせいやさんの発言から生まれた「第7世代」という言葉ですが、そもそも明確な定義はないそうです。
数字も適当なため、どこからどこが第1、第2ということもないそうです。ただ、Wikipediaによると、以下3つの定義が指摘されていました。

①平成生まれ(生年が1989年(昭和64年/平成元年)以降)。
②2020年(令和2年)現在20代から30代前半。
③1987年(昭和62年)以降に生まれたゆとり世代。

ざっくり言えば、20~30代のお笑い芸人ということになるのではないでしょうか。
現在よくテレビで注目される若手の芸人と考えてもよいと思います。
(定義自体がざっくりとしているので、私も大雑把に解釈します)

そんな、若くして活躍し続ける彼らにはどんな魅力があるのか。
ポイントは大きく2つあると考えます。

ポイント1 キャラが濃い

独特な個性をもつ芸人さんって、印象に残りやすいので活躍しやすいですよね。もしかしたら世代に限らず売れている芸人さんに共通することかもしれません。
それでも、今までの漫才スタイルを型破りしている芸人さんが多いのはこの第7世代なのではないでしょうか。
例えば、宮下草薙のネガティブ漫才や、EXITのネオ渋谷系漫才など、新しいジャンルを生み出してグループの代名詞となっています。

グループごとの特色だけではなく、グループ内でも個性がそれぞれ際立っているのもこの第7世代の特徴だと思います。
最近はどちらもキャラが濃いというコンビが増えています。昔は目立たない方がピンで出ている番組などは「誰?」って思う時があったんですが…
例えば、霜降り明星の二人はボケもツッコミも独特なのでどちらが出演していても識別できますよね。

面白いのが、この世代は周りの個性が強すぎて、「キャラがない」というキャラが存在しているということです。
四千頭身の石橋さんや、ハナコの菊田さんは、特に何も発信しないというキャラが逆に個性になっていますよね。こう言った存在が周りとの調和を図るのに重要なのかもしれません。

ポイント2 親近感がある

もう一つのポイントとして、なんとなく私たちが身近に感じやすいということが挙げられます。なんだか昔に比べて、歩いていたら偶然遭遇することがあり得そうだなと思いやすくなった気がします。実際、私は渋谷でロケ中のかが屋の二人に遭遇しました(笑)

この親近感には、さらに2つの要因があると考えます。

1つは共通点が多いこと。
まず、年齢が近いのでそれだけで身近に感じますよね。
年齢が近いということは、生きている時代の流れをほぼ同じくして過ごしています。そのため、不意に出てくるあるあるネタや昔話に対して自分も共感するという場面が増えてきています。こうして心を開いていくので、ファン作りとして欠かせない要素ですね。

もう1つはSNS等メディアの活用
ツイッターやインスタグラムをはじめとして、あらゆるメディアを芸人さん自身が活用しています。インスタグラムやツイッターは、番組や事務所の方がテレビ情報の活用のために利用することが多いですよね。
しかし、第7世代の芸人さんたちはそれだけじゃないんです!

ツイッターでは、一般の方のリプライに対しても返答している場面が多く見られます。インスタライブでもコメントに対して反応していたり、質問募集していたりと、だいぶ距離が縮まっています。
外出自粛期間が続く中、このように芸人さんが楽しませてくれるのは本当にありがたいですよね。

また、お笑い第7世代の芸人さんたちは、YouTubeで自身のチャンネルを作っている人も多いです。
今までとの違いは、漫才のレパートリーだけではなく、芸人さんが普通のYouTuberと変わらないような企画をやっていることです。人を笑わせるプロが新たな企画を生み出したらそれはそれは面白いですよね。(笑)
こうして、一般の人の感覚に寄り添うようになってきていることが要因として大きいと思います。

新しい時代をつくるためのファン作り

こうして、近頃人気を博する芸人さんたちを徹底解析していくと、世の中に求められる人物像が浮かび上がってきます。
こうした人物像から、ファン作りのためのポイントが見えてきますね。

まずは自分のキャラを作ることです。最近ではキャラがないこと自体がキャラになっていることも有ります。自分の良さと、周囲の環境との間でバランスをとって、自分のキャラを確立していくことが重要です。
そして、親近感を与えることです。親近感は、共通点を見出すことと、SNS等メディアを活用することで与えられます。

経営に共通すること、そうでないことはあるかもしれませんが、少なくとも今の時代に人々が求めるものがこういったことになります。
若い世代がテレビで活躍しているので、私も若い世代としては負けられないです。こういったニーズを抑えて、自分もファンを作っていきたいと思います!

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