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おパンツ奉納でアンダー祈願
いつの時代も女性の体の中心部のお悩みは尽きないもの。
先日、いつも入れている入浴剤がきれて、仕方なくノン入浴剤=ただの水道水でお風呂に入っていた時のこと。なにげな~く、湯舟を見つめていたら、きらりと光るもの発見!
普段見ることがない部分をしげしげと見つめていると・・・・
は!こ、これは、白髪ではござらぬか!!!
風呂から上がり、バスタオルでドライをして、再度しげしげとみてみると、まぎれもない白髪。美しく光り輝く白髪!
あ~、こんなところも白髪になるのか・・・とよくわからない絶望感がじわじわと押し寄せてくる。というのも、頭のほうは全く白髪がないので、下なんてノーマークだった。他にもないか、探していた時にはたと気づく。
あれ?こんなに薄毛でしたっけ?
もっとワッサワッサしてたはず・・・
は!そういえば、お母さんが年とともにこっちも薄くなるわ~って温泉でいってたっけ。
というわけで、過去から現在までのアンダー事情を振り返ってみた。
女の子が始まった10代はウィスパーに悩まされる
アンダーが気になりだしたのは女の子が始まった中学生のとき。
それまでは、別に自分のがどういう形かとか、毛があるとか全く興味がなかったのに、女の子が始まるや否や、月1回必ずナプキンを装着しないといけないことになり、必然的に見る機会が増えた。
いつから毛が生えたのかは定かではないけれども、そのときはもうあった。
当時の主流はウィスパー。
母「お母さんの時代よりも吸収力が素晴らしくよくなってるわ。これで問題なし!」
と太鼓判をおされたウィスパーだったが、何が問題ってめちゃくちゃむれること。普段はまったくかゆくないのに、ウィスパーを装着した瞬間のあのムズムズ。誰にも相談できなくて、もんのすごい我慢をしていた。
もしやむれてる?とあそこをドライヤーで乾かして、焦がしたり、毛がいらんのか?と剃ろうとしたり、あほなことを思っていた。やはり洗うのが一番と、ゴシゴシ洗ったことで炎症をおこし、さらにかゆくなる負のループ。
月一の地獄を味わっていた。
これが永遠に続くのかと思っていた矢先に出会ったタンポンに救われ、
その後は、かゆみに悩まされず、幸せな女子ライフを過ごしていたのもつかの間。今度は、ビキニ問題に突入する。
20代は自己処理でまたしてもかゆみアゲイン!
タンポンという蒸れとは無縁なものをゲットし、挿入もスムーズにこなしていたころ、東京に進出したあたしは、大いに東京ライフを満喫。
そして夏になり、みんなでプールに行こうとあいなった。
とすれば、やはり水着。今までスクール水着オンリーだったけれども、ここはやはりビキニっしょ!と早速、銀座に買いに行った。
かわいい水着を発見し、早速試着してみる。にんまりしながら鏡をみると、恐ろしいものが映っていた。な、なんと、今まで気にもしてなかったアンダーヘアーが無造作に飛び散っていたのだ。
「いかがですか?」
って店員にお伺いをたてられたものの、こんな飛び散らかした下半身をおっぴろげるわけにもいかず、
「ちょっときついです~」
と適当な返事をして、試着室をあとにした。
このままでは友達とプールにいけない、さてどうしたものか・・・
と思いついたのが、当時、脇の下でお世話になっていた除毛シール。
シールを張り付け、一気にはがすというなんともアナログな除毛方法。
当時は、エステサロンでの脱毛は芸能人クラスがいくものというくらいお高いものだったため、庶民は、ワックスぬって固めて一気にはがしたり、剃ってぬいたりという地道なことを繰り返していた。
早速、自宅で小さめのパンツをはき、脱毛シールをスタンバイ。
一気にはがすと・・・
いったーーーーーーーーーーーーーーーい
当たり前だ。ただせさえ、皮膚が薄いのに、なんとも無謀だ。ありえないくらい痛いし、真っ赤になるしで大変なことになってしまった。
が、美しくなるためには仕方ないことと、痛みを我慢しつつ毛抜きで丁寧にぬきぬきし、ようやっときれいになったはずだったが・・・
ぬいたために、ぶつぶつができて、余計に汚なくなった。寝ればなおるかと、適当にニベアをぬって眠るも、翌朝になってもぶつぶつはとれず。
これじゃ、余計プールいけねーぞと悩むこと1週間。今度は毛がちょろっとはえてきて、パンツやズボンとすれてかゆいのなんの。
結局最後は、かみそりでキレイにそって、無理やりプールにいったものの
下が気になってまったくもって楽しめなかった。今思えば、パレオとかまけばよかったんだろうけど、そんなセットもん、あの頃は売ってなかった。
は~下に神経を注ぎすぎて疲れた~と、プール後のシャワーをあびてたときに、ふと見ると友達のあそこに海苔のような形をしたものがぺたり。
「な、なぜ、そんな形???」
と聞いたら、エステサロンできれいにしてもらったんだそう。
う~ん、確かに周りは綺麗だけど、海苔の形はいただけない。
男子的に、彼女が海苔をまとっていたらどうなんだろか?
ボウボウより燃えるの???
あたしみたいに、赤いぶつぶつよりはマシ?
と男子にいろいろ問いかけてみたかった海苔事件。
卵巣にチョコレート?!が見えた30代
吸収性のすぐれたナプキンが続々登場し、ビキニなんて着る機会もなくなった30代。ようやっと、あそこに気を遣う日々もなくなったかと思いきや、今度は別のお悩み発覚!
婦人科に足を踏み入れる必要性を感じなかったものの、30歳になりそろそろ婦人科系の病気の検査を記念にしておこうかと思い立った。
が、出産をした友達から、カエルのような恰好をしてあそこを覗かれるとか
カーテン越しの向こうは素っ裸とか、いらん情報を入れられたおかげでなかなか勇気が出ない。女医さんであれば恥ずかしくないだろうと、初体験は女医さんの婦人科に行ってみた。
子宮頸がんの検査はあそこの細胞をちょろっと取るだけよと気軽に言われたものの、無防備なカエルの恰好をしているせいか、ちょこっとあそこを触られただけで、イタイーーーーーとなってしまった。痛くないんだけれども痛い気がしてしまうのだ。恐ろし屋カエルポーズ。
数秒の出来事だったにも関わらず、冷や汗たらり。
さらに、超音波しますね~ってあそこをまさぐられるもんだから当然足に力が入るというもの
「リラックスしてね~」
って言われても、この状態でできるか!と思いつつも、羊を数えて、手をクロスしてクリスチャンでもないのに、イエスキリストにお祈りしてみた。
超音波をぐりぐりしながら、ここが子宮、ここが卵巣とかいってるけど
もうどこでもいいから早く終わってくれ~と思っていたら突然
「あら、これは・・・何かしらね、黒いわね」
とカーテン越しにごにょごにょ。
黒いって影がある?!てことは、がん????
ノーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
一瞬にして、恥ずかしいなんて気持ちは通り過ぎ、あ、あたし、がん?
と、がんの文字が頭の中でぐるんぐるん飛び交い、もう生きてる心地がしなかった。
おパンツを装着して、がん告知を待つこと数分。
診察室で女医さんに
「ちゃんと調べてみないといけないけれども、卵巣にチョコレート嚢腫があるわね。でも、小さいから経過観察しましょ」
とにこにこ言われた。
がんでなかったのはいいとして、チョコレートって何よ?
と質問してみると、
子宮内膜の組織や血液が固まってチョコレート色になっているからチョコレート嚢腫というそう。ややこしいから、そんな、あまったるい名前つけんなよ!と突っ込みつつも、2cmしかないからそのままほっときましょうとあいなった。
結局、大きくならないかみるために、1年に一度は婦人科でカエルになっている。何度かカエルになっていたら、慣れてきて、今ではリラックスしすぎて寝ちゃってたりする。
なれとは恐ろしいものよ。
介護脱毛
実家に帰省すると必ず温泉に行く。
数年前、温泉につかりながら
「あんたは、真っ黒ね~。お母さん、上も下も薄くなってきちゃったわよ。
女もはげるのね~」
なんて、娘のあそこをマジマジを見ながら、感慨深げな母。
あんまり興味もなかったけど、母のそれをみると確かにパヤパヤ。
色もうす~く、申し訳ない程度にしかない。全盛期の母のそれを知らないけれども、血がつながっているんだから、わたしと同じくらいはあったんだろう。
私「別にそこはパヤパヤでもいいんじゃないの?ないほうがすっきりしてていいじゃん」
母「まあね、でも、なんか恥ずかしいじゃない?スッカスッカで」
ボウボウでもあるほうが、ガードしてくれているから安心できて、うすいと丸見えだから恥ずかしいってそんなところ?
恥ずかしいの境界線がよくわからん。
と鼻で笑っていた。そんな恥ずかしがり屋さんだった母。
先日、温泉にいったときに衝撃的な姿に様変わりしていた。
な、なんとツルンツルン。
え?パヤパヤしてて、スッカスッカなのが恥ずかしかったんじゃないの?
ツルンツルンのほうがおっぴろげで恥ずかしいんじゃ?
やっぱり、母の恥ずかしいの境界線がわからない。
まじまじと見ていると
母「あ、気づいた?実は脱毛しちゃったのよ。ノリで。」
うふふふふと嬉しそう。
なんでも、おばあちゃんのおむつ交換や体をふいていたりしたときに、
ムダ毛が邪魔だなと思っていたそう。特にデリケートゾーンはやっぱり、毛とかにいろいろ残っちゃって、感染症になることもあると聞かされたのだとか。
と友達としゃべっているときに、剃っちゃえ!ってなったんだって。
母「あんたくらいの人たちもデリケートゾーン全剃りしちゃう人多いんだって。やりなよ~」
と提案されたものの、ツルンツルンにする勇気がまだない・・・
母「清潔だし、なにより下着とすれたりしないからまったくかゆみもなし!
いいわよ~。あんた昔、かゆいって悩んでなかった?」
あれ?相談したことあったけ?と思って聞いてみると、モジモジしてたからそうなんだろうなと遠目に見てたとか。だったら、娘が話しやすい環境作りなよ!遠目にみて、納得するなよ!と突っ込む前に
母「これで、あんたに迷惑かけないですむわ~」
って脱毛しただけで、そうはならんと思うが・・・
脱毛って美しく見せるためなだけじゃなく、介護でも必要になるとは!
海苔よりはツルンツルンのほうがいい気もするし、何より清潔ってのがいいな・・・やるべきかやらざるべきか悩み、統計をとるために、温泉やスーパー銭湯で、女性のあそこチェックをしてみる。海苔はまあまあいても、ツルンツルンにはあったことがない。
やはり、ツルンツルンにしたら、目立っちゃうんじゃ?と思っていたとある日。友達と温泉に行ったら、初のツルンツルン発見!
そう、同い年の友達が見事なまでの仕上がりになっていた。
「えええ?介護脱毛したん?いついつ?」
と食らいついたら、どうやら、母親に親子脱毛割引キャンペーンをやってるからと誘われて脱毛したのだそう。お母さんと同じく、かゆくないし清潔だしいいよ~とご満悦。
そもそも、このお友達。
昔から、脱毛が趣味のようなところがあった。毎日、脱毛やらエステやらそんなんに通って体中をメンテナンスしていた
「つか、もう脱毛するところなくて、やったんじゃないの?」
っていったら、人を脱毛オタクみたいにいうな!とどつかれた。
アンダー祈願できる淡嶋神社
介護脱毛をするかしないかで、風呂の中でしげしげとアンダーを眺めて気づいた白髪事件。うぎゃーーー、こんなところも白髪か!
とびびったものの、これ、全部白くなったらどうなるんだろ?とか、違う興味が出てきた。となると、剃れないし、どうしたもんか・・・と無駄な悩みを持ちつつ、ひな流しで有名な和歌山県淡嶋神社へ取材に出かけた。
淡嶋神社の祭神は「女性のための神様」として信仰されており、恋愛はもとより、安産、子宝、良縁、そして婦人病祈願ができるとあって女性の参拝者が多い神社。また、境内にずらっと並べられている人形でも有名。
ひな人形のほか、招き猫、狸、侍、カエル、お面まで、カテゴリーごとに並べられている。夜来たら怖いな~と思いながら、目的地に向かって奥へと進む。
絵馬がずらりと並ぶ真ん中に
「下着奉納は木の扉を開けて中に入れてください」の木の札!お目当て発見!
実は、淡嶋神社はひな流しのほか、下着奉納というちょっと風変わりな祈願がある。婦人病祈願のため、普段自分が使っている下着を袋にいれて奉納するのだ。
チョコレートを所持しているわたくし。これは、やらねばと、お気に入りのおパンツを袋にいれて持参してきた。
チョコレートなくなりますように~とお祈りしながら、ぽいっと奉納。
取材も祈願も終わったし、あとはお守りでも買うかと、かわいらしいお守りを吟味していると一番はじっこにおパンツ発見!
社務所でおパンツをうっているのは全国でも淡嶋神社だけではなかろうか?
このおパンツは一体?と質問してみたらば、祈祷済みのおパンツなのだそう。おパンツ売っているからといって、脱ぎたてほやほやを奉納するのはNGなようなので、ちゃんと袋にいれて持ってくるように。
水玉とか黒とか普通にはけるのもあったけど、ほんのちょっぴり高かったので、ババ色900円を買い求めた。
せっかくついていた淡嶋神社のシールのようなものは、最初の洗濯であっけなく流れていき、どこかにいってしまったものの祈祷がまだ続いていると信じてはくことにする。
そういえば、北欧のお友達の家にお泊りにいったときに
「こっちは、ボディーソープ、こっちはデリケートゾーンソープ」
と言われたとき、え?ここ専用のソープまであるのか!とびっくりした。
今では、日本でも売っていて、実は今、使っている。
デリケートなんですもの、体のソープと一緒じゃだめなのだ。
デリケート専用を使い始めてから、なんとなく爽やかな気分になっているのは思い込みだろうか・・・
結局、介護脱毛をするか、はたまた白髪が増えて真っ白になるのを待ってみるか迷い中。温泉につかるおばあちゃんたちを観察して、真っ白になっているかどうか見極めたいところだけれども、おばあちゃんたち腰が曲がってて、見えづらいんだな。
やっぱり、自分の体で実験するしかないのかもしれない。
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