ブータンのお菓子とミルクティーの相性
昨日までのブータン旅行記はこちら。
ブータンでは家にお邪魔したらタダでは帰さない。必ず、ミルクティーと茶菓子が出る。
ダイニングテーブルがあればテーブルの上に漆塗りの美しい器が置かれ、その中に茶菓子が入っていることが多い。
ゲレプでの最終日の朝、ミルクティーのあま~い香りの誘われ、起き出す。推しのニマが早速、朝のミルクティーづくりを始めたようだ。
まずはミルクを温める。
茶葉をたっぷり入れ、煮込む。この時点で砂糖をどっさり入れようとするので本日は、「入れないで!」とお願いしてみた。
茶こしでこして出来上がり。日本では朝からこんな甘くてもったりしたものを飲まないのだが、郷に入らば郷に従えということでブータンでは毎朝飲んでいた。毎朝どころか毎食後、おやつタイムなどなどミルクティーばかり飲んでいたような気がする。
出来立てほやほやのミルクティーを携えて、庭でほっと一息。するとニマが茶菓子を持ってきた。あと1~2時間くらいしたら朝ごはんを食べることを考えると、このお菓子を食べてはいけない気がする。
が、この小麦粉を練って油で揚げただけのブータン伝統菓子「カプセ」がミルクティーによくあうのだ。以前に、お茶にお菓子を浸して食べるのは好きではないと書いたが、これは別。そのまま食べるとただの味がしないカリカリなので、ミルクティーに試しに浸してみたところ、ちょうどいい柔らかさになり、ミルクティーの味がしみてうまいのだ。
しばし葛藤をしたが、やはりおひとつ。やっぱりミルクティーとの相性抜群。と、ついつい3個ほど食べてしまった。
ちなみに、米を炒った「ザウ」というお菓子もよくでる。
ブータン人たちはこのザウを、コーンフレークを食べるように、ミルクティーにがっぽり入れて飲む、いや食べる。コーンフレークを牛乳で浸して食べるのも苦手なのでこちらはノーサンキュ。そのまま食べてみたがこちらも味がしないので、ミルクティーでふやかして食べる用とみた。
そういえば、インドにいったときもただお店覗いているだけなのに「チャイ飲んでけ」とよく言われた記憶がある。
ゲレプにあるブータンの伝統衣装を作るための布屋についていったときも、布を眺めていたら、チャを飲めとすすめられた。
布を売っているところで茶をこぼしたらどうするんだよと清潔な日本人は思うが、そんなの関係ね~、おもてなしの茶のほうが大事だ!といったところだろうか。
ブータンにいる間中、ミルクティーと茶菓子をすすめられるままポリポリ食べて飲んでいたら1.5kg太ったのだった。