実るほど頭を垂れる稲穂かな
今年も竿灯まつりが始まった。
五穀豊穣を願い、豊作に恵まれるたびに豪華さ、盛大さが増し、さまざまな工夫がされていったという。
残念ながら昨年は猛暑の影響で白未熟粒が多く、等級が下がり、県内農家さんの収入が減ったところも多い。だからといって規模を縮小しては元気がない、今年もか・・・とがっくりする。やはり竿灯は夜の闇に提灯がゆらめき、その光の下では、頭、肩、手のひら、腰などさまざまな技で巨大な提灯を操る”差し手”の技をみて、五穀表情を願いたい。
せっかく竿灯の時期に秋田にいるのだから見に行きたい・・・という気持ちはあれど、長雨の影響で圃場が万全の体制でなく、朝から晩まで炎天下の中、作業したあとにいくには体力が足りない。
今年はそっと遠くから、竿灯の美しい”しなり”を想像して、実るほど頭が下がる稲穂かなを想像しようと思う。
今年はおいしいお米がとれますように・・・
ちなみに竿灯まつりにいくと盛り上がる囃子詞。
どっこいしょ~どっこいしょ~はご存じのように重いものをもつときにいう掛け声。
オエタサーオエタサーは、田んぼに植えた稲が育つ様子
根っこいた~根っこいた~は、稲が根付いて成長している様子を表現した掛け声だ。
竿灯を見に来る皆様、差し手と一緒にどっこいしょ~、オエタサ~、根っこいた~と一緒に声かけをして、秋田の五穀表情を願ってください。
ゆらゆらとゆれる美しい竿灯をご堪能あれ!
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