裸足の生活と寒風摩擦(乾布摩擦)
先日、秋田県で行われた種苗交換会で出会ってしまった秋田の聖農 石川理紀之助翁。いろいろ気になるお方だったので、無料の冊子をもらってかえり今更ながら読んでいた。
すると当時の翁の様子を語っている一文に目が留まる
「朝早く起きて、乾布摩擦をしている姿を覚えています。とてもまじめな人です」
うん?乾布摩擦?!
は!寒風摩擦のことでは?!
いや、何か勘違いしている気がする・・・と慌てて、グーグル先生に聞いてみると、
寒風摩擦は乾布摩擦を勘違いした誤用
な、なんと!今の今まで寒風摩擦だと思っていた。使う機会がなかったとはいえ、恥ずかしい限り。
というのも、わたしが通っていた小学校は健康オタクの先生が揃い、健康にいいことをなんでも取り入れる学校だった。
とりわけ地獄だったのが裸足の生活と乾布摩擦(←もう間違えない)
東北の凍てつくような寒さの中、夏ならまだしも冬も裸足の生活をさせるなんて尋常じゃない。今だったら訴えられるレベルだ。
ただ、裸足の生活をするために、毎朝、学校のグラウンドのゴミや石拾いなんかをしたのはよい行いだし、土の上を裸足で走る気持ちよさをおしえてくれたというよい面も忘れてはいない。
が、真冬は寒くて寒くて、しもやけ族が続出。それでも裸足の生活を継続させたんだから、先生たちの執念たるものおそろしあ。
まあ、それも最初のうちだけでそのうち、しもやけもおさまり、冷たさも感じなくなると、雪の上を裸足でかけていた野生児と化したわれら。慣れとは恐ろしいものである。
さらに追い打ちをかけたのが、吹雪の中の乾布摩擦。
上半身裸になり、乾いた布で背中をごしごし。何のためにやっているのかわからず、もはや拷問。夏にやった記憶がないから冬だけ無理やりやらされていたと思う。
小学校4年生くらいまでが対象で乾布摩擦をやっていたが、発達が早い女子はぷっくりしている人もいて、ついまじまじとみてしまったものだ。
寒い風がビュービューふくなか、摩擦していたため「寒風摩擦」と記憶されていたとみた。
乾布摩擦と裸足の生活をしていたからかどうかは定かではないが、風邪をひいている子はめったにみかけず、いや、いなかったかも。インフルエンザで学校閉鎖もなかった。猛吹雪でも学校が休みになることはなく、全身雪男状態で学校に到着した日もしばしば。
そういえば、聞く限り、あの裸足小学校に通っていた友達でコロナにり患した人もいなかった。サンプル数は少ないのであしからず。
今の健康は乾布摩擦と裸足の生活のおかげかもしれない。
明日から裸足の生活やってみようか。
今日も読んでくれてクスヌム(ハンガリー語)