「電車のつり革は便器の何十倍も汚い。」
という、会社の同僚の言葉に衝撃を受けた。
なぜこんな話になったかというと、私がその日経験した朝の出来事を、彼に話したからだ。
------
月、火と会社を休み、病み上がりの水曜日の朝。けだるさと戦いながら、私はいつもの電車に乗る。
その電車は特急で、都内に出社する人々が乗る電車。
私が毎朝乗る時間帯は、満員でもなく、かといって空いているわけでもない。
最小限のパーソナルスペースが守れるくらいの、人と人との距離が取れる混み具合だ。
私はいつものように、座席前のつり革に掴まり、携帯を弄る。
そして、電車が発車してしばらくのことだった。
「ハァックショイ!」
私の右隣に立っていた若い男性が、くしゃみをした。
ついつい目がいってしまったのだが、彼はくしゃみで唾液が飛び散らないよう、左手でおさえたようだった。
そんな、ごく日常的な光景から携帯に目を戻そうと思った。
だが、私の目は、彼から離れなかった。
正確には、彼の"左手"から。
なんと彼は、くしゃみの唾液がびっちょりついた左手で、つり革に掴まったのだ。
私は、しばらく理解ができなかった。今この瞬間、私は何をみたのか?
いや、今この瞬間、私は私の目で、世間の"真実"を目の当たりにしたのだ。
私はくしゃみを手でおさえたとき、必ずティッシュかタオルで拭き取るようにしている。
それは、私的には当たり前のことなのだ。しかし、彼は違った。
くしゃみの彼が普通の表情で、普通につり革を掴んだものだから。
彼以外にも、「くしゃみをしたあとにつり革を掴む」人は、何人も、何十人もいるのだと、そう思ってしまった。
------
という話を、昼休憩のとき同僚に話したのだ。
そうすると彼は、「そんなの当たり前にいるよ」といったあと、タイトルどおりの言葉を発した。
つり革を掴んだあと、一応オフィスに着いたときに手を洗うようにはしていたが、まさかそこまで汚いとは思わなかった。
そして私たちは、つり革を掴んだ手で、色んなものを触っている。
代表的なのがスマホだろう。スマホもつり革と同じように、「便器」なのだと理解した。
これからはスマホもしっかり拭かなきゃいけないなぁ。と。
そんなことを思いながら、私は今日もつり革に掴まり、文章を連ねている。
あとがき
下書きに保存したまま、公開するのを忘れてたぁぁぁーーーー(^( ゜∀゜)^)!!!これ、先週の体験談になります。
今回は書き方を少し変えて、思うとおりに言葉を並べてみました。やばい、楽しい。
「今日こそnoteで好きなように書こう!」
と意気込んでも、日頃のクセからか、記事みたいになってしまうのが小さな悩みだったんですよね実はw
雑談にはなりますが、私は約2ヶ月前、「ゲーム攻略ライター」から、違う企業の「ゲーム攻略ライター」に転職をしました。
前の職場では「ですます」調での執筆だったのですが、今の職場では「だ。である」調での執筆が統一化されています。
そのため今回は、「だ。である」調に慣れるためにも、いつもとは違う雰囲気で執筆してみました。
ですますとはまた違う、言葉のリズムが楽しいですね✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。!
ではでは!ゆきンこでした。
#ライター #webライター #コラム #あるある #電車 #電車あるある #通勤 #衝撃 #実話 #体験談 #cakesコンテスト #日記 #学び #脱5月病