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育休中のリスキリング⁈

一年ほど前に岸田総理の育休リスキリング発言が話題になりましたね。

そりゃ私も第一子産休前は、色々やろうと思っていました。子どもがお昼寝する側で微笑ましく、趣味や勉強の時間ができるとと思っていましたよ、はい。。。

「現実は180°違いました」

赤ちゃんのペースで生活をすることがどれほど大変なのか、睡眠時間が削られるのは既知の通り、だけど私はそういう体力的な部分よりも、精神的に今やりたいことがそのときできない、しかもそれが食べる、寝る、トイレに行く、座る、手を伸ばす、といった当たり前のことすらできない、という状況が辛かった。

自分のことを優先したくてもできないこの状況はなんなのか…
これに1つの答えをくれたのがこの動画でした。
教えてくださった方には感謝。そしてこの気持ちを説明するために広めたいと思った内容でした。


“マトレセンス=母への移行期”という表現のいいなと思ったポイントは特に2つ

  • 産後うつではなく、思春期のような誰でも通る移行期だと認識できること。
    産後うつだと私はならないぞ!みたいな対抗心が働くのですが、移行期と言われると受け入れられる。

  • 産後の心理状態を、綱引きの状態と分かりやすく納得できること。
    えも言われず子どものことを優先させてしまう自分の心理状態を的確に表してくれている。


そんな中でリスキリング⁈
何か資格を⁇と言われると発狂しそうな気持ちもよく分かります。育児だけで手一杯なのにその上にまだ何か勉強しろと⁇ と言われたら反発の声が起こるのも頷けます。岸田総理もそのような意図で発言されたのではないと思うので、話題になった背景には文化的背景や社会問題が見え隠れしていると感じました。

個人的な考えとしては、育児は「母親主体でやらなくてはいけない」というマインドセットをいかにして手放せるかが鍵なのではと思っています。
第一子の育休中にはこの考えに知らず知らずのうちに縛られていました。約2年の産育休から復職して目が覚めた気がします。
そしてその壁を越えているからか、第二子育休では周りを頼る術を知り、行動したことで自分の学びの時間も多少なり取れた感覚があります。


ただ…なによりも言いたいのは、
「子育てをすること自体がリスキリングだ」
ということ。


子どもを育てるということが、こんなにも責任感を伴い、理不尽な思いと闘いながら愛する我が子と向き合い、そして夫をはじめとする家族や他者と協力してチームワークを作ることだとは、出産前には認識していませんでした。

だからこそ、これから出産するパパママにはそれを知ってほしいですし、パパには仕事で絶対的な時間が取れない方もいると思うので家庭それぞれの出来うる限りのスタイルで子育てに関わってほしい。そして子育て世代の状況を上の世代の方にも知ってもらえたら、社会的にも理解が得られて世の中は少しずつでも変わっていくのかな、などと少し大きなことも考えてしまいました。


マトレセンスについてはこちらの記事もぜひ
教えてくださったYokoさんのものです

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