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北海道ツーリング6日目

 名寄から網走へ向けて出発する。最初の目的地は巨大な蟹爪のオブジェがある場所。道の駅オホーツク紋別のすぐ近くにある。
 1983年に行われた「流氷アートフェスティバル」で作られた高さ12m幅6m重さ7tという巨大な蟹爪は彫刻家・長崎歳が制作したもので、紋別名産のズワイガニの爪だ。

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 カニ爪と記念撮影をし、サロマ湖へ向けてひた走る。サロマ湖は日本最大の汽水湖だ。琵琶湖、霞ヶ浦に次いで日本で3番目に大きい湖だ。
 まず向かったのは道の駅サロマ湖。去年の北海道ツーリングで立ち寄った際に、館内でかかっていたサロマ湖のテーマソングらしきものが気になり、出かける前に事前リサーチ。「サンバサロマ」というご当地ソングだということがわかった。
 残念ながら今回は館内で聞くことはできなかったが、販売していたCDを購入。サロマ湖でサンバサロマが聞きたいという夢は叶わなかった(笑)

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 道の駅サロマ湖でホタテ好きの工場長はホタテソフトクリームを食べる。
バニラソフトの横に乾燥ソフトホタテがポチッとくっついただけのものだ。ホタテ好きにはたまらない一品だろう。
 くらさんが食したのは北海道土産の定番「白い恋人」のドリンク。売店の男性に「氷あげましょうか?」と言われ、悩んでいると、「それ氷入れないと飲みづらいよ」とのこと。特別だよと氷をカップに入れてもらい試飲。
 飲みづらいの訳がわかった。濃厚なチョコレートドリンクは、暑い時期には冷たく冷やされていないと、のどにへばりつくのだ。ツーリングで疲れた体に糖分は大事。

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 サロマ湖で長めの休憩をとり、今日の目的サロマ湖のホタテを食べに常呂市に向かう。サロマ湖はホタテの養殖発祥の地と言われている。事前にカフェのお客様から情報をいただいていた「レストハウスところ」へ。

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 ホタテ以外にも色々なメニューがあるが、やはりここはホタテづくしをいただく。
 ホタテの刺身、ホタテフライ、ホタテ塩鍋、とまさにホタテづくしで2200円というから驚きだ。厚みのあるプリプリのホタテは甘くて、刺身もいいがいい塩梅の塩鍋が最高だった。ここも次回の旅でまた寄りたい場所となる。

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 お腹いっぱいになって、今日の目的地網走へ向かう。網走といえば網走監獄が有名だ。網走刑務所とは違う博物館の網走監獄へ投獄されに自ら向かった。
 明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を保存し公開している博物館で、120年も前の建物だ。機械を使わず手作業で製材していた頃のものなので、太い梁や柱には囚人が削った跡が残っている。
 重要文化財に指定されている舎房は、脱獄を見逃さないように中央の見張り所を中心に放射状になっている。舎房の中には蝋人形が置かれ、当時の囚人が生活する様子がわかるようになっている。
 施設内には現在の刑務所の舎房や、監獄食が食べられる食堂、監獄体験シアターなど体験型の施設もある。

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 最北端の刑務所に入るようなことがないように、辛い監獄を体感しながら、本日の宿「網走ロイヤルホテル」に到着。
 近くに夕食を食べに出ようと思ったが、宿のエレベーターに「網走モヨロ鍋」のポスターを発見。網走名物だというので、ホテルのレストランでいただくことにした。
 網走モヨロ鍋とは オホーツクサーモンをはじめとするオホーツクの魚介類と、網走発祥のすり身をオホーツク土器に見立てた特製の鍋でいただくご当地鍋のことだそう。約1,000年前に忽然と姿を消した北方の民「モヨロ人」をイメージした鍋だ。

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