北海道ツーリング1日目
2021年6月30日、夜9時に横浜を出発した。
BMW1200GS adventureのくらさん、BMW1200GS rallyのゆきねー、CB1000Rの工場長、今回はこの3人で北海道を目指す。
陸路で目指す青森までは、およそ700km。給油や休憩を挟みながら、全長680km深夜の東北道を終点までひた走る。目標は朝10:00発のフェリーだ。
若干の睡魔に襲われながらも、目標より早く青森港フェリーターミナルに到着。
青森港から函館へ行く津軽海峡フェリー。運賃は大体ひとり7000円前後(バイク750cc以上含む)。お盆や連休ではない限りかなり空いているので、スタンダードな広い雑魚寝部屋を貸し切り状態。空いているからなのか、空調はかなり効いているので、貸し出し毛布は必須だ。ただし、出港してしまうと貸し出してもらえなくなる。凍えながら4時間過ごす羽目になるので要注意。
軽く仮眠を取り、いよいよ北の大地函館に上陸だ。
天候は晴れ。バイクに乗ってしまえば暑くもなく寒くもない、気持ちのいい青空で北海道は出迎えてくれた。
重い荷物を下ろし、函館の観光へ向かう。まずは北海道を味わおう。
ランチタイムが終わってしまったので開いている店は少ない。向かったのは「函館朝市どんぶり横丁市場」北海道といえば海鮮。朝市五色丼(うに・イクラ・ホタテ・エビ・サーモン)を頬張り胃袋で北海道を感じる
海鮮丼を食べながらしっかりビールで乾杯してしまったので、函館の街を歩いて散策。
函館といえば赤レンガ倉庫。横浜や神戸、長崎など港町の岸壁に建ち並ぶ赤レンガ倉庫はロマンチックで異国情緒がある。函館にある金森赤レンガ倉庫の歴史は1887(明治20)年。1907(明治40)年に発生した大火で倉庫6棟を焼失し、不燃質の倉庫として1909(明治42)年に再建されたのが現在の建物だ。その後、流通の多様化や北洋漁業の衰退などに伴い、倉庫としての役割を終え、現在はおしゃれな飲食店や土産店が入るショッピングモールになっている。今でも数棟は倉庫としての役割を果たしているようだ。
きれいな倉庫群を抜けると、ドラマや映画で有名な函館の坂道がある。坂を登る前に一休み。
見つけた可愛らしい店構えの「きんぎょ茶屋」。古民家を再利用した和風なカフェの中にはレトロな昭和の食器や小瓶などが飾られている。
一息ついたとことでいざ坂道へ。
いくつかある坂道の中から、今回は基坂(もといざか)をセレクト。(傾斜が緩やかだからという理由 笑)
基坂はかつて行政の拠点として、坂上に役所が置かれていたエリアだ。
松前藩時代の亀田番所、幕府直轄時の箱館奉行所、など坂上に役所があったことから、地元の人には「お役所坂」「御殿坂」と呼ばれていた。正式名は、里数を測る上で基点となる元標が坂下に建てられていたことから基坂という名称になったという。
左手には旧イギリス領事館、右手にはペリー提督来航記念碑。登り切ったところには元町公園がある。歴史的建造物の旧開拓使函館支庁書籍庫、旧北海道庁函館支庁庁舎を見ながらベンチで一休み。坂下には函館港。長旅の疲れも忘れ、素晴らしい景色に北海道を感じる。
基坂を下り、函館の観光スポットといえば五稜郭。
五稜郭とは、江戸時代末期に江戸幕府がここ函館(当時は箱館)の郊外に築造した城郭だ。星形の5角形になっていて、一の橋と二の橋と言う2つの橋を渡って五稜郭の中に入ることができる。
五稜郭の中では合成写真がスマホで撮れるサービスがあり、ちょっとしたタイムスリップ体験ができる。土方歳三と記念撮影をしてみてはどうか。
記念撮影の後は、函館駅近くにある土方歳三最後の地で思いを馳せる。
観光の後は、路面電車に乗って宿のある駅前へ向かう。神奈川に住んでいると、なかなか路面電車に乗る機会はない。道路の真ん中にある駅に行き、到着した路面電車に乗り込む。函館の路面電車は運賃後払いだ。乗り込んだら整理券を受け取る。降車する駅のアナウンスが流れたらボタンを押す。現金で払う場合、運賃箱からはお釣りが出ないので、ちょうどの金額を用意する必要がある。両替は前方の運賃箱備え付けの両替機で。降りる直前ではなく、停車中に両替しておくほうがスムーズ。交通系ICカードも使えるので、お財布に持っておくと便利だ。(JR系のKitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCAと、私鉄・公営各社のPASMO、manaca、PiTaPa、はやかけん、nimoca)
今夜の宿、ルートイングランディア函館につき、明日からの旅の予定を打ち合わせしながら早めに就寝。北海道の初日は毎回こんなものだ。さて明日からの北海道どんな旅になるのか。
それにしても工場長の荷物、少なすぎじゃないですかね。
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