僻地旅 パプアニューギニア編

誰も聞いちゃくれないが面白い経験をしたことを残そうという趣旨で旅先のことを記す。

仕事とプライベート含めかなりの国、地域に足を運んだが、ダントツでド肝を抜かれた国はパプアニューギニアだ。これは今から20年程前の話なので今ではもう変化しているかもしれないが、当時のアンビリーバボーな国民ショーを奮ってお送りしたい。

【ドン引き其の一 国民全員ラリってる】
これには参った。現地ではブアイというヤシの実
の一種でクチャクチャ噛むとハイになるいわば合法麻薬が国民のソウルフードになっている。街の至るところにブアイの取引現場があり、ここではブアイ禁止という標識を一時停止よりも頻繁に見かける。何故ならブアイを噛むと口の中が真っ赤になり、皆が皆その汁をタンのようにかぁ〜っ、ぺっ!!とし、道端が血だらけのようになるからだ。一言で非常に民度が低い。小生も試しにやってみたが、翌日から3日程原因不明の高熱が続き体温だけハイになった。思えば確かに国民みんなアホみたいに楽しそうかアホみたいに怒鳴り散らしてるかばかりなので、国民性というよりはもはや麻薬の常習犯の行動に合致するのではないかと踏んでいる。コロナ禍の今、彼らは未だに道端にかぁ〜っぺっ!!と赤い唾を吐いているのだろうか。

【ドン引き其のニ 貝が小銭と同じように貨幣として流通してる】

さすがに今はないんじゃないかと思うが当時はマジであったのだからそれはもはや感動の域である。大昔、貝が貨幣に使われてたって習ったよね?と心が躍る。その貝が、日本で生産されおそらく中国やベトナムなどあらゆる場所をセカンドハンド、サードハンドとして回り回って流れ着いたパプアニューギニアの古びた商店のレジの1番右側の日本で言うところの1円玉が入ってるところにある。貝といっても一般的なフォルムの貝ではなく、どちらかというと屋根の上とか軒の下に投げていた抜けた乳歯のようなもの。だいたいこの乳歯(貝)何十個位かで1番小さな貨幣と兌換出来るらしく、だからかこの乳歯(貝)のコーナーは常に満杯で故にレジを閉める時に引っ掛かって店のおばちゃんがイライラとガチャガチャレジを開け閉めする。レジに貝なんてこれ以上ロックな光景は見たことがない。ちなみにパプアニューギニアでは旅人を歓迎する際にこの乳歯(貝)を繋ぎ合わせたネックレスをハワイのレイのようにかけてくれるが、勿論これは現役の貨幣なのでそれをつけたまま外を歩くともれなく強盗に襲われる。旅人に襲われろついでに財布の中の外貨よこせと言うのだろうか。実に練られたマッチポンプだ。

【ドン引き其の三 挨拶代わりにレイプ】
これはたまんねえし本気で笑えない。パプアニューギニアに着いた瞬間に現地の人に決して1人で歩かないよう言われた。そりゃまあ途上国では大概どこでもそうだろうと思っていたがこの国では女が1人で歩く=やっちゃって下さいという意思表明らしい。そこまで曲解する?!イスラム原理主義者やタリバンだってそこまで思い切った思想はしまい。なんともまあ。ただこれに関しては検証のしようがないし、検証してマジだったら本気で笑えないので確かめたくもないが、それだけ性犯罪が多いということだろう。改めて思うこの国の民度よ。

このほかにも、活火山の影響で近くの海が温泉並みに熱かったり、クラブに繰り出せばクラブなのに踊ってる人はおらずたちまち外国人を取り囲んでタバコをよこせと大半の人間がおひねりしてきたり、なんともシブくてイキな国だった。おすすめではあるが、犯罪に巻き込まれても小生は一切の責任を取らない。





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