2020年のふり返り〜長め〜
今年はひっそりといろいろやってみた年だった。
自分に行き詰まっていたので、いろいろやってみる中に変化のきっかけになるものがあれば、と思って一年のテーマを「実験」にした。
変化したいとは思っていたけれど、自分から離れた変化は難しいと今まで生きてきて分かってきたので、自分をとことん知ることも兼ねた「実験」をした。
自分を知っていくことはとてもしんどかったけれど、見つめて潜ってとどまってジタバタもがいたら、その後はフッと力が抜けて楽になれた。
いろんな小さな「実験」をして、自分の頑固さ、気難しさ、生真面目さ、融通のきかなさを、もう嫌だと思いながらじっくりじっくりと見つめて味わってみた。( 他にも、時間がかかる、腰が重い、考えも重いなどいろいろたくさん笑 )
そうしていたら、もう自分を諦めて受け入れるしかないことばかりだったので、だんだんそこまで抵抗なく降参するようになってきた。
軽く降参できることだけでなく、頑なに死守したくなるような認めたくなさすぎて認め方がわからないようなことを、だんだん降参できるようになった。
そこを降参せずに先送りにすると、今までの繰り返しになるし、自分を本当にダメな人間だと思うことになるんだと、グッタリしながら何回も思ったから。
そしてそんな自分に飽きたから。
この、飽きたという気持ちに気づいたときに、何だか変化していけるような感じがした。
そして、今まで怖いものから目をそらしながら自分と向き合ってきたときには見えなかった、自分の暗さの中のポジティブさが見えるようになった。
暗さの奥にあるので暗さを否定しているうちは見えなかったけど。
そういえば昔から、逆境では切り抜けてきたなぁと思う。
そんなこんなで、重く暗い自分でも良いと受け入れられたので、次はその自分をくっきりさせて、私と接した人に雰囲気で伝わるようにできれば、楽に生きていけそうだと思った。
雰囲気はにじみ出るものなので、自分の内側を満たしたら滲み出るようになるかもしれない。
重く暗いけどポジティブな自分。
その方法として、表現をしていこうと思った。
自分を表現していくことで佇まいに表れるのではないだろうか。
どことなくくっきりとした輪郭が出来るのではないだろうか。
ふとした瞬間に、それが人に伝わったらとても嬉しい。
ということで、noteを始めた。
noteをしていることは、ほとんど誰にも言っていない。
大きな往来の、だけどほとんど人が気づかない場所にそっと置くような今のやり方で、慣れていきたい。
そしてもうひとつ。
ずっとやりたかったことをやり始めた。
そのやりたかったことはテキスタイルで、自分の中にあるものを模様にして布にプリントをしている。
自分から出てきた模様は本当に自分そのもので、暗さもポジティブさも同時にある。
noteの文章と模様、どちらも自分の中にあるものを出していくうちに少しずつ変化して、ちょっと意外な姿を見せてくれるところがとても好きだ。
ほぅ私ってこうなんだ、とふむふむ思うのが楽しい。
という流れの一年を過ごして、大晦日の今に至っている。
いろいろあったけど、大切な一年だったなぁ。
ありがとう。
来年も良い世界、良い一年になりますように。