お盆休みの記録、ぼんやり考えたこと
先週のお盆休みは、地元の福島へ3泊4日で帰省をしていた。
毎年地元に帰れるのは、お正月とゴールデンウィーク、お盆休みくらい。ここ数年はずっと忙しなく、1泊か2泊やっと過ごせるくらいだったので、久しぶりのゆったりとした帰省だった。
ゆったりと言いつつも、祖母の80歳のお祝いにはじまり、夫の両親を迎えての食事会、お墓参りなどなど、予定はたくさん。
今回の帰省の目的は、家族とたくさん時間を過ごすことだった。
今年は妹の旦那さんも増えて(しかもとっても明るくて面白い、ムードメーカーな人)、より賑やかになった我が家。
およそ10年ぶりくらいに、実家の庭でバーベキューをした。久しぶりすぎて道具がほとんど何もなかったので、ホームセンターでコンロやらキャンプチェアーやらを揃え、スーパーで食材を買ってきた。
父と夫たちが外で火を起こし、その間に母と妹と私で食材の下準備をする。野菜を切りながら、私たちが子どもの頃の裏話を聞いたり、お互いの夫の話をしたり。和気藹々、という感じで少しくすぐったかった。
お腹がいっぱいになった後に、家の前で手持ち花火もした。たぶん花火だけは毎年必ずしている。父も母もずっと楽しそうで、それを見ている私もずっと嬉しかった。
地元の幼馴染たちとも、久しぶりに会うことができた。
一学年が二十数名しかいないので、小学校から中学校までずっと一緒に過ごしてきた。少子化のため、今ではどちらも廃校になってしまっている。
数年ぶりに集まって、お決まりのファミレス(デニーズ)でご飯を食べながら積もりに積もった話をした。それぞれ仕事をし、結婚して子どもが産まれていたり、家を建てていたり。
その場にいなかった人たちも含めて、確かに各々の人生を生きていて、「みんな大人になったな、もうすぐ30だもんな。」と、時の流れをしみじみ感じて不思議な気持ちになる。
もし上京せずに福島にいたら、今どんな私になっていたのだろう。何の仕事をして、どこで暮らし、違う人と結婚して家庭を築いていたのだろうか。今世では叶わないその世界線も生きてみたかったな、と ぼんやり思ったりした。
今回の帰省で改めて感じたのは、やっぱり食べものが美味しいこと。お米、野菜、水、全部違う。
特に野菜は、東京のスーパーで買うものと比べて鮮度も味も全然違う。最近自炊をすることが多くなったので、より違いを感じるようになったのかもしれない。
10年暮らして東京にも随分慣れたとは思うけれど、やはり生まれ育った土地というのは特別で、心身のHPが回復していくような感覚があった。
正直、「生涯ずっと東京で暮らそう」とは考えていなかったりする。
自然豊かな場所が自分にとって心地良いことは明白なので、将来暮らす場所についてはじっくりと考えていきたいと思っている。
・・・
「あっという間だったね」と、帰りの新幹線で夫が言う。
あちこち知らない場所に連れられ、お腹が空く暇がないほど飲んで食べて、気も遣わないわけがないだろうし、とても疲れただろうと思う。いつも一緒に楽しんでくれるので、感謝している。
次に帰るのは年末。寒いのは苦手だけど、雪が降る会津も大好きだ。
冬を楽しみに、残りの夏と秋を駆け抜けたい。
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