「書き手」として参加した水Pワークショップが実は「編集者」として学びが深かった話
昨日は、SNSブランディングのとみこさんにお誘いいただき、先日noteでも行きます!と宣言していた「水Pワークショップ」のテストワークショップに行ってきました!
「水Pワークショップ」とは、noteのディレクターである「水P」こと水野さんとワークショップデザイナーの臼井さんが、noteのネタを考えるまでの「壁打ち」メソッドを体験させてくれるもの。
ワークショップの概要(台本)はこちら。ワークショップについては、noteディレクターの平野さんが書いてくださっていたのがとてもわかりやすかったので、全体の様子を知りたい方はこれを読んでみてくださいね。
私は今回、noteの「書き手」としてヒントになることがあればいいな、と思って参加したのですが、水野さんの「壁打ち」メソッドを見聞きするうち、「これはむしろ一編集者として学びの深いワークショップだ!」という感想を抱きました。
そのあたりについて、ちょっと掘り下げて書き留めておこうと思います。
「褒める」というより「肯定する」
今複業をしていて、片方の仕事では「編集」をメインに活動している私。ライターさんとやりとりをするうえで、一番大切にしているのが「相手の良いところを見つけて褒める」ということです。
これは、私が編集をはじめて本格的に行った会社で徹底的に叩き込まれたもの。確かに「ちゃんと褒める」ことでそのあとの提案や修正依頼も受け入れてもらいやすくなるし、相手のモチベーションを上げることにもつながります。喜んでもらえることも多いので、私も積極的にこの方法を続けてきました。
でも、「褒める」ってちょっと上から目線なイメージがあって。そこですんなりと染み込んできたのが、水野さんが壁打ちでいつも行っている「肯定する」。甘美すぎなくて、対等で、おだやかで、やさしい。
相手のアイディアを別の言葉で言い換えてみたり、ポジティブな言葉で肯定したり。
水野さんの「肯定」語録もすごく勉強になります。
おおげさではなく、淡々としたトーンなんだけど、どこかあたたかくて、背中を押されて、「頑張ってみよう」という気持ちになる言葉たち。私も心に留めておこうと思います。
「肯定」から「引き出す」「新たな価値を生む」メソッドを言語化
私が個人的にすごいな〜と思ったメソッドがこれ!
「肯定」から「引き出す」「新たな価値を生む」、この流れがちゃんと言語化されているんです!
私はといえば、これまで相手のことを「褒める」と自分の中でルール化してはいたものの、そのやり方はまったく言語化されていなくて、客観と主観が混在している状態でした。
なんとなく「客観的事実」で肯定したほうが良いのかな、と思いつつも、「私もこれ買おうか迷っているので参考になりました!」「このコーデ好きなのでもっと読みたいです!」など素人みたいな感想を言ってしまいがち。
でも、これ、「アイメッセージ」として大切なことだったんですね。
ただ、実際に各々が用意してきた「10個のキーワード」で壁打ちをしてみて思ったんですけど、このメソッドの通りに進めて行くのはとても難しい。ただ普通に会話しちゃう…。
それでもなんとか壁打ちを行って、私が用意してきたぼんやりとしたキーワードにもコラボレーションや彩りが生まれて、なんだか更新頑張れそうです!
水P先生の「編集・ディレクション」ワークショップを受けてみたい!
この水Pワークショップを受けての感想を一言でまとめると、そんな感じです。
途中途中で挟まれる水野さんや臼井さんのフィードバックがとてもあたたかくて、書き手としても「note頑張ろう」「なんならもう今書きたい」という気持ちが高まったワークショップ。
実は仕事では編集やディレクションのほうが多い立場なので、これだけ書き手をやる気にさせる水野さんのノウハウをもっと深く知ってみたい!そして水野さんみたいなエディター・ディレクターを目指したい!と強く思いました。
いつかnoteにも書こうと思っているけれど、もともと、自分の才能を爆発させて何かをしたいというよりは、眠っている誰かの才能を目醒めさせたり、それを広く伝えていったりすることを長くやっていきたいと思っている私。
これからも水Pメソッドに触れる機会があるといいなと思います。たくさん学びたい、そして盗みたい…!