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【旅行記】北海道① 釧路湿原とノロッコ号を楽しむ
暑い。
とにもかくにも暑い。
都内の四畳半でくたばり・・・ではなく六畳1Kの部屋で冷房を効かせ遮光カーテンも閉めて徹底的に暑さを排除した環境にいながら尚「暑い」と声に出したくなる、それが夏。
せっかくの休みも混雑を避けたくて引きこもりがち。せめて心は大空に羽ばたきたいので昨年の旅行記を書き起こしてみようと思います。
2023年8月14日から19日まで、友人と2人で北海道旅行に行ってきました。
行程は羽田→釧路空港→釧路→川湯近辺→知床→網走→羽田、といった具合。
8月14日
6:00に羽田空港集合。AIRDOにて7:40離陸。
機内ではドリンクサービスで、職場へのお土産候補であるオリジナルオニオンスープを試飲するという大切なミッションがありました。何度飛行機に乗っても機内サービスの待ち時間というのは緊張するものです。5列ほど前から「オニオンスープください・・・オニオンスープください・・・」と口の中で繰り返し予行練習する姿は傍から見ると完全な不審者ですが、仕方がありません。ここでオニオンスープを逃したら味見なしでお土産を購入するか、旅行中にそのほかの「軽くて・かさばらず・安価」という条件に見合ったお土産探しに翻弄されることになるのです。
9:20無事にオニオンスープを頼み、おいしさを実感し、着陸。さぁ今日は忙しいですよ。
9:45リムジンバスに乗り10:30に釧路駅前着。本日のお宿は「天然温泉 白鳥の湯 スーパーホテル釧路駅前」。荷物だけ先に預かってもらいすぐに出発です。行き先は釧路湿原!今回の旅のお供は20年来の気の置けない友人。彼女とは世界各国様々な国や土地を巡ってきました。そんな彼女の今回の旅の大きな目的は「くしろ湿原ノロッコ号」に乗ること。そう、彼女は乗り鉄です。
11:06くしろ湿原ノロッコ号で釧路駅を出発。11:32釧路湿原駅下車。ここから徒歩10分ほど先にある細岡展望台を目指します。帰り便まで約1時間。さすがに方向音痴の私たちでも大丈夫でしょう。はい、大丈夫でした。そういえばノロッコ号に乗る前に車内で食べようとJR釧路駅構内にあった「ばんばん」というおにぎり屋さんで、おにぎりを買いました。これがとても美味しかった。美味しいおにぎりにお茶、涼やかな風、眼下に広がる薄緑の湿原。最高です。
12:38帰りのくしろ湿原ノロッコ号に乗り込みます。13:05あっという間に釧路駅着。さぁぼーっとしていられません。そのまま13:25発の鴨居線阿寒バスに乗るために駅前バスターミナルへ向かいます。14:00釧路市湿原展望台着。この2つの展望台に車を借りず1日で行きたいがための早朝からの詰め詰めスケジュールだったわけです。
釧路市湿原展望台では散策路を約1時間かけて楽しみます。ゆるゆると歩いていたところ、突然木道が途切れ原っぱに。そして周りに人が誰もいません。思い描いた「湿原」というよりは、これは草原・・・?原っぱ?なんか草木の背が高いし・・・。平日、世界一利用人数が多いとされる新宿駅を使って通勤している身としては嬉しいような心細いような。「熊出ないよね」「分からんよ、最近は町中にも出るらしいから」「怖いこと言わないでよ」「歌でも歌うか」「どうするこのまま歩いてたらいきなり沼地だったら」など無駄口を叩くことで心細さを吹き飛ばしながらも大自然を楽しむ。これが大人の夏休み。当初の予定通りの順路だったかは定かではありませんが、ともかく無事に展望台へ到着。ここまで来てようやく地理の資料集でみたザ・湿原を拝めました。
15:57バスで出発17:15釧路駅着。ホテルにチェックイン。夕食はお魚を食べたい、と炉端焼きの居酒屋さんに行きました。朝からばたばたと動き回ったので今日は良く眠れそうです。
つづく。